第17章
第17章 手つなぎ夫婦?
スズメの声がする
朝?
ん……
目を開けて脇を見れば ローニーとアズミ
なんだろか?
なんと!2人はしっかりと 手を握りあっていた
「わ……るかったな……」
「ん……」
僕は大きく息を吸い込む
「おおっと……お邪魔かな?」
「あ!セレス」
2人が同時に振り返った
「手なんかつないじゃっておりますな!」
「あ!!あの別にねこれはね!」
「いいんだよー!あっち向いてるからァ!チューしちゃいなさい」
「ふざ!」
立ち上がろうとするローニー
「いいのよいいのよー僕結構大人よー」
バカかお前
これはだな!
いいからぁ!
「あ……のね!ご飯運んでもらおうか?」
アズミが 言う
え!
大丈夫だよ!下行こう
起きようとするも ベットにくくられたみたい
「ほらね」
アズミは立ち上がると こっちに来た
そして 手で僕の額を さわる
「熱はないわね」
「ん……」
「あ……ローニー大丈夫だって!そんな顔しなくても取らないよ!愛妻だもんねー!」
ごち!
額にゲンコツ
「バカねセレス」
「手配してくる」
ローニーが たち上がった
とりあえず寝とけ
いいおいて!
2人きりだからって妙な気おこすなよ!
なんだか
拗ねたみたいなローニー君
気づいたらアズミの 手を 僕が しっかり握りしめていたのだった
役得!役得
朝はかぼちゃの ポタージュに 白パン
そしてチキンのソテーだった
結構豪華だ
はい……
アズミが僕に食べさせようとする
はい……あーんしなさい!
「…………!」
ローニー!目が笑ってないよ!にらむなって
「ローニー!アズミにあーんして欲しいんでしょ!」
「ぶ」
大きくふくローニー
「ほら!はいアーン」
アズミは ひきつけられるように ローニーに
パンを 差し出す
「お……おう……」
おおっと!両者 真っ赤っかだぁ!
口だけげんきなんだから!
言いながらら
ローニーのお口にきちんとパンを入れてやる
「お……おまえもくうか?たくさんくえよ!」
ローニーがあーん
ちょっと甘ったるくて見てらんないんですけど
ぼくは目をはずした
アズミは 「ねぇ」 ふと 息をおとした
「ん……」
その変化に僕らは顔を上げた
「あいつどうして私たちがここに居るってわかったの?」
ぞく……
背中を悪寒がかけた
確かに
「アイツらおってきてるのか?」
可能性が たかいわ!
「僕が……」
おい!へんなことかんがえるなよ!
「僕が抜ければ……俺らは無事とか考えただろ!そんなことさせねーからな!」
はなれんなよ!
ローニーが 手で僕の頭をこしょぐった
全く2人ともアホなんだから
なんだよ!ひとくくりか!
ふふ
アズミがわらった
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