つづき
そういってくださったものの
もし追っ手がかかったら?
窓を打つ雨音 そんなやけに冷えるそんな気がした
「おねがいが?」
アーチーが 進み出た
「どうか敬語はおやめください……イオと」
「左様ですか?」
村長が 私をみる
「はい私もアニーと」
「では案内しよう……君たちの家だ」
なんか なんか慣れませんな
くすくす
村長が笑った
明日なら服屋も開くでしょう
と私を見た
「ありがとうございます村長さん」
村長の家をでると
日時計が あった
ようやく雨も上がり
白々と 月が 顔を出す
満月が近い
「近くまつりがありますよ」
まぁ……
「村長さん敬語」
月がキラリと 私に差し込む
「これはまた美しい!月精のようだ」
私を見つめて腰をおった
「そんな……」
さ……
こちらへ
川を渡る石橋を渡ると
1件の家があった
「さあ……」
村長が 私達を ひきいれた
「………… 」
私には慕わしい簡素な部屋
イオはビックリしていた
「こんなにも……僕らはなんて贅沢だったんだ」
イオは 蝋燭をつけるとテーブルにおいた
「殿下?覚えておられますかな?王と 狩りの時村の少女をお助けいただいた」
足をくじいておりまして
大きくなりましたよ
あなたと同じくらいだ
ああ……このへんだったか……イオが微笑んだ
私をみて
少しよろしいですかな
私の髪をポンポンとした
失礼を
私の娘は病でなくなったのです
あなたとおなじくらいで
ふわ……私は村長さんの頭をだいた
どうか父と1回だけ
私は嬉しくなった
「お父様……どうかお休みになってお疲れでしょう」
「ああ……アニーありがとう!」
さぁさ……いい夢を
にっこり笑って
扉をとじる
今日は月が綺麗です
アルテミス様にいのられては?
そう言いおいて 帰っていった
私は再びイオに抱きついた
「もう……だれにも……止められない」
イオの唇を吸い そして軽く噛みまた吸った
そして再びベッドへイオは私の全てと 溶け合って
愛を放つ
……お前だけだ
うん……
そして何度も何度も朝の鶏がなくまで私達は愛し合った
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