第10話夢と夢の狭間
サンはこの屋敷に来てから退屈で仕方がない
お母さんとお父さんはのんびりなんて言うけどサンはのんびりなどしたくない。仕方なく屋敷を観て周る。赤いビロードのカーテン、大きな書庫、羊皮の難しそうな本ばかりだ。
それに薄気味悪い剥製…煙草でも持ってくるんだった。ウォークインクローゼットを開けると古くさいドレスが沢山…サンはドレスを掻き分け奥を覗いた。すると更に扉があり鍵が掛かっている。サンは鍵をガチャガチャいわせたが開きそうにない。サンは机の引き出しをひっくり返しクローゼット奥の扉の鍵を探した。ペン、書類束、何かのメモ、そんな物しかない。その時机の裏に付けてある鍵に指が触れた。「あった!」サンは鍵を取りクローゼットの奥の扉を開ける。ピタリと鍵は合い回った。扉の奥から眩しい光がはっせられている。目が慣れると、そこは一面の向日葵畑だった。「噓!」びっくりしたサンは後退りしたが畑を進んだ。突然虎が現れる。そして喋りだした。「これは向日葵の姫様、ずっとお待ちしておりました」…
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