【短歌】 四十一 〜 五十

君は言うさよならだけが人生だ僕は答えるさっきまではと





コンソメを固形で食べるもそもそと香味野菜が広がる口内





まあなんかあなたのことはーすきなだけだからぜんぜんきらいでもある





真昼間の洗いざらいのおしゃれ着のコースを選ぶ指は口元





ブラシ歯やぎさぎさ刻む波もよう白浜笑う文月のハロウ





涼風が弾む草根の穴奥に巨群犇(ひし)めく嗚呼蟻の様(さま)





八月に再現性はないくせに何度も同じ真夏がめぐる





大声の大会でただ優勝をしただけの馬鹿フィクサーの面





この恋にもし得点がつくのなら九兆とんで二十三点





君は言うさよならだけが人生だ僕は答えるさっきまではと





おい工藤せやかて工藤ほな工藤ほんとの工藤はもういないのに






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