番外編 ルナ・ステラside
「あの子達行っちゃったわね」
「あぁ、そうだな」
私達神は長く生きているためある意味退屈なのだ。
そのため愛し子や加護を与えた者たちを神界から覗いてどんな事をしてくれるか見たりする。もちろん神にだって仕事はあるけどね。心配だし私達の初めての愛し子は盛大に祝福をしてあげなきゃね!
「ステラ、あの子達には盛大に祝福を与えて、楽しく過ごしてもらうのよ。なんたって初めての子達なのだから、フフフ……」
「あぁ、そうだな姉さん。俺達の初めての愛し子達だ……。しっかり生きていけるように誰にも邪魔されることがないようにしなくてはだな……」
「じゃあ、まずは深月にも武術や剣術を使えるようにしてもらって晴樹にも魔法を使えるようにするわ。
あとは神眼と無限倉庫インベトリと隠蔽と完全無詠唱も足して――――」
◇
「よし!これでいいでしょ!」
「だな、こんだけスキルがあればいいだろう」
「外見も好みのになったし、お気に入りの家に今から産まれるよ〜って神託したし、私達頑張ったわ!あの子達気に入ってくれるといいな〜」
「でも努力しないとスキルは育たないようにしているからな深月達には頑張ってもらいたい……」
「あとは、産まれた時から前世の記憶があっても困るわよね?五歳になる年に私たちに挨拶があるでしょうからその時に思い出せるようにしようかな?」
「それがいいだろう。生まれた時から前世の記憶があったら何かやらかしそうだし……」
神達は自重という言葉を知らなかったがためにチートスキルを持って産まれてしまう深月達……
自分らがチートだと気づくのはいつになることやら……
そして普通はそんなに多くのスキルを持って産まれないと神達はいつ気づくのやら――
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