第2話
バスに乗る時、運転手さんが挨拶してくれたり感じがいいと1日が爽やかに始まるが、無愛想だと少し気分が落ちる。
私が座る席はだいたい決まっていて、始発なので絶対に座ることが出来る。
私が座るのはこの2つのどちらか。
1人席の1番後ろか2人席の前から4番目。
部活の時は楽器があるので1人席の1番前に座るけど。
結構こだわりは強い方。
そんなことを考えているともう4つ目のバス停に着いた。
映画を見ていたが、顔をふっと上にあげると、いかにもイケメンと言われるような顔でどこかミステリアスな雰囲気を纏う男子高校生が乗ってきた。
身長は180cm位だろうか。かなり高い。
多分年齢も私より上だろう。
私はその人から目が離せなかった。
その人は、1人席の前の方の顔を見ることが出来る丁度の位置に立った。
こちらを見た時、心臓が鳴った。
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