げんだいじんに警鐘~ガチャガチャの有用性について~
一筆書き推敲無し太郎
第1話
「「「「僕私俺某、ガチャガチャが好きなんです!」」」」
これが異性と会話するときにキーワードとして設けている人間がいる。
これは悪手だ。なぜなら浪費癖があると自己開示しているのとなんら変わりないのだ。
新商品をチェックしているんです!更新頻度高いのでうれしいんです!
あほだろう。私はあきれている。小銭ジャラジャラ携えて、両替機にもこんにちは。
そんな風景が見える。かわいいのか?合理的な趣味とは言えない。断言する。
かわいくはない。その行為は数秒で数百円を溶かし、当たるまで引くのならば、おおばかだ。
1/5で当たりとして事例を出す。この場合、4/5×3/4×2/3×1/2=1/5だ。20%を引くためにいくら追課金するのだろうか。その需要分の環境汚染は進むし、ガチャガチャのカプセルだって環境に良くない。開けたら捨てるのだろう?廃棄場が設けられているのでポイ捨ての危険性は薄まるが、それがなにか。大元の環境破壊は進んでいるのだ。サステナビリティのないアクティビティが好きだとして、その分のフェアトレード商品を購入しているとか、節電に取り組んでいるとか。行動を起こしているのだろうか。そんなことはないな。
だからこそ、あきれているのだ。あほだろうと。
さきを見据えていない人間だと自称しているのだと。浪費癖があり、地球環境を無視して自分の行動を省みず、自分の欲望を満たす行為。それがガチャガチャだ。
さて、カプセルの中身に移ろうか。金を出してほしい物を手に入れたのであれば、さぞかし喜ばしいのでは?その行動がいかに愚かなことかを端に置いておいて、まずは開封の儀。
プラスチックで固められた版権ものだろうか。好きな物が象られて作られたリーズナブルな品物。飾るため?見せるため?バッグにつける?手に届く範囲でカプセルの中から小さな商品を見つめる瞬間。
ほほえましいのではないかな。アレッ、かわいいかもしれない。
げんだいじんに警鐘~ガチャガチャの有用性について~ 一筆書き推敲無し太郎 @botw_totk
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます