ひかりのくに
@Machino-Aki
ひかりのくに
先頭を見ないで列に並んだらもう天国についてしまった
釣り向きの川かのように雨の日の歩道橋から下を見る人
セブンティーンアイスとろとろ羽化しないあかるさで浮く謎肉がすき
まぼろしのパン屋をひらきますからねコーヒーは100円ですからね
お爺さんとお婆さんは働きものでひかりのくにの絵本まぶしい
きみの住む街はやさしい人がいてバファリンみたい(うちとけてくる)
いくらかは僕のせいかも ちぎれたらあとは空気になっていく雲
天井をはずされていて虫かごは少し忘れるかごであること
太陽を欲しがるようにビー玉をいつもからだに響かせている
まぶしさは勇気みたいなものかもしれず/一番あわい雲を目で追う
ひかりのくに @Machino-Aki
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。ひかりのくにの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
参加中のコンテスト・自主企画
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます