第4話
※
突然のお手紙すみません。わたしは、Kの妹です。
こんな手紙、きっと
もちろん、この手紙を、稀代さん方が、読んでくれるとは思っていません。もしかしたら、封を開けないまま捨てるかもしれないし、初めの何行かを読んだ時点で、やっぱり捨てるかもしれない。わたしが稀代さんの立場だとしたら、多分そうするような気がします。されて当然なのだとも思っています。でもだからと言って、それが、わたしがこの手紙を書かないでいいという理由にはなりません。ですからわたしは、そのことも恐れずに、この手紙を、最後まで書き上げたあと、投函しようと考えています。
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