第7話 黒緑竜



城下町へ侵入した俺は町にいた殆どのゴブリンを殺す事に成功。最初の門番ら以外特に強い奴はなく、ポイントもそれほど増えなかった。

逃した奴らは追って殺ってもおいしくないので見逃す。俺はそのまま城へ向かった。


入口に数十の武装したゴブリン。弓を持つ者が大半。俺は『魔弾』を唱えた。

数百の弾丸がゴブリンを一層。扉も吹き飛ばすことに成功し、そのまま場内へ突入。


城へ入った瞬間、待ち伏せしていたゴブリンが大槌を振り落としてきた。だが殺気のせいでまるわかりだった。難なく躱し隙だらけの首へ手刀を落とし骨ごと首を折る。

矢継ぎ早に三匹のゴブリンが上から降ってきた。彼らが持っていた武器は、爆弾だった。


――ドゴオオオオオンン!!!!


凄まじい衝撃音。その衝撃で小綺麗だった城の一階は一瞬で廃墟のように変わってしまう。

もくもくと煙が充満する。

その様子を二階から見ている二匹のゴブリン。


「グゲゲアアア?(死んだか?)」「グギャアガグ(あの至近距離では躱せんだろう)」


立ち込める煙が晴れた。


「……すげえ爆発だったな。もしかして、火薬に魔力練り込んでた?」


二階のゴブリンを俺は見上げる。あいつらが下級兵に自爆特攻させたのかな。


「グゲゲ、ガガギギ……(直撃して、なんで生きて……)」「グギャアガガゲ(あの爆発で死なねえのかよ)」


あの二体。ここまでみた奴らとは違う鎧をまとったゴブリン。魔力量もそこそこ。幹部的な奴なのかな?

見ると上へ通じる大階段が先ほどの爆発で吹き飛んでいた。これも狙いの一つか。俺が上へ上がれないようにするための。


(意味ねえけど)


脚に魔力を溜め、俺は二体のゴブリンへ向かって跳躍した。彼らが反応する間もなく、到達。一体は拳で顔を殴り飛ばし、もう片方は蹴りで首を折った。


【蓄積 《level.3》】魔力を消費し、衝撃や魔力を30秒間蓄積させることができます。また、任意のタイミングで解放することができます。


蓄積。これを使い跳躍力を高めた。この程度の高さなら余裕で届く。


そこでふと気が付く。城内にゴブリンの気配が無い事に。……いや、多分奥の王の間。魔力を感じる。おそらく中にまだ数体のゴブリンがいるはず。結界でも張って籠城でもしたのか?ま、意味ないけど。


王の間へ向かって進んでいる時、突如黒い渦が現れた。


「!」


その中から飛び出してきたのは、黒緑の体を持つ大きなドラゴンだった。大きな咢が横からくらいついてくる。瞬時に出した『外套』と、両腕に魔力を集中させガード。

しかし足が浮き、そのまま後方の壁へ突っ込む。轟音をたて吹き飛ぶ岸壁。ドラゴンはまだ噛みついたまま離さない。まるで万力のように顎の力が増していく。


……黒緑竜。ドラゴンは魔力の塊。中級シーカーも複数人じゃなければ狩れない怪物。

オーソドックスなこの種でも、レートはC。かなりの強さを誇る。


(……外套と魔力ガードが一歩遅かったら、この顎で圧殺されていたな!)


「――『魔弾』」


ドラゴンの腹部へ魔弾を三発射出。が、しかし。


「嘘だろ、マジで!?鱗硬すぎるだろ!!」


物理的な硬さもあるだろうが、もっと厄介なのは鱗一枚一枚に宿る高濃度の魔力。それにより魔力を使用した攻撃が効きにくい。


(俺の魔弾の威力なら殺すまではいかずとも、吹っ飛ばすくらいはできると思ってたのに……びくともしない!!)


ドラゴンと戦うのはこれが初めて。だが、これまでこの地で何度か目にしたことはある。勝てないと判断して戦う事を避けていた。


……今の俺なら、と思ったが。これは、なかなか。


「おもしれえ!!」


空いてる口の中へ魔弾を数発射出。ドラゴンの噛む力が僅かに緩んだ。


――『フラッシュ』


【光魔法 《level.3》】魔力を消費し、強い光を1秒間出すことができます。


背後に一瞬光を出現させた。これは目くらまし、そして――


トプン……


【影潜伏 《level.3》】魔力を消費し、30秒間自身の影へ潜り込むことができます。


影の中へ潜り込む。そのまま光源により伸びた自身の影を伝い移動し影から出た。ドラゴンから距離をとることに成功。


が、しかし――


「な!!?」


――ドゴオオオオッ!!


長い尾でぶっ飛ばされた。またもや横の壁へ激突。凄まじい威力。

スキルにより強化されている俺はゴブリンを遥かに凌駕するパワーを持っている。しかし、その数十倍もありそうな膂力。流石はドラゴン、やはり強い!!


(今のも俺のフラッシュで目が見えなかったのにも関わらず、尾をあててきた。あれはまぐれじゃない。多分、こっちの魔力を感知して的確に俺の居る場所へ攻撃したんだ)


……さて、どうする。魔弾は通じない。口の中にぶちこんでもダメージは無さそうだし。魔力系のスキルが効かないとなると短剣も……いや、そもそもあの鱗が堅そう。斬れ無さそう。


と、考えている間にドラゴンはこちらへと突っ込んでくる。今度は噛みつきではなく、鋭い爪で斬り裂こうと前脚を振り抜いてくる。

俺はそれを短剣でパリィし続けた。凄まじいスピードで繰り出される攻撃。levelを5まであげた『眼力』『俊敏』『直感』スキルの恩恵もあって、その攻撃になんとか対応できている。


だが、このまま魔力を消費し続ければ枯渇し、いずれスキルが使えなくなる。

対してドラゴンは首元にある逆鱗により莫大な魔力が生み出され続け、ほぼ魔力切れがない。


(……ドラゴンの倒し方、それはその逆鱗を破壊することだが)


「――ぐっ、う、おおっ!!?」


ドゴオオオオオンン!!!!


爪での攻撃に体当たりを混ぜてきた。虚を突かれた俺は、再び岩壁に押し付けられ、身動きが取れなくなってしまう。


「……ッ、なんつー力だよ……くっ!!」


凄まじいパワー。だがもっと厄介なのはそのスピードだ。唯一の弱点である逆鱗は小さな一枚の鱗。俊敏に動き回るドラゴン相手にそこを突くのは至難の業だ。


(俊敏、もっと上げた方がいいなこりゃ……!)


***


「――佐藤 歩がダンジョンで遭難してもう三日ですか」

「……はい」


応接室。佐藤 歩の担当だった俺は教頭に呼ばれていた。何の話かは大方予想はついている。


「樋口先生。ダンジョンでいなくなったシーカーの生存率、勿論あなたもご存じでしょう?」

「……ええ、それはまあ」

「年間十数人の人間が遭難し、帰ってくる者は良くて二人程度。それもダンジョンや魔物の知識がある上級シーカーのみです。……私の言いたいこと、わかりますか」

「わかっています。……ですが」

「で、あれば彼の捜索隊に参加するのはやめなさい。佐藤 歩は死んだんです」


俺の言葉を遮るように言った。一瞬思わず反論したくなったが、教頭の言ってることの方が世間一般の常識であり認識だ。だが、簡単に割り切れる程俺があいつに持つ感情は単純ではない。


「ですが、彼は俺の大切な生徒です。悲しむ家族だっている。できる事をやりつくす、それが俺の役割じゃないんでしょうか」

「違います。あなたの役割は生徒を導くこと。今、生きているシーカー候補生を、ああいいう風にならないように教育、訓練するのがあなたの役割です。死んだシーカーにかまけている場合じゃないんですよ」


……思わず手が出そうになる。


「それにもしその捜索で大江先生にもなにかあったら、学校の損失は計り知れないです。そういう意味でもやめてください。あなたにはまだまだ多くの候補生を立派に育ててもらわないと……ねえ、元『王剣ギルド』のB級シーカー殿」

「……」


教頭がソファから腰を上げる。


「さて、話は以上です。捜索はあと四日続くそうですが、もう参加しないでくださいね」

「……わかりました」


はあ、とため息を吐く教頭。首を振り鼻で笑った。


「なぜ彼に固執するのです?彼はスキルのないただの魔力持ち……一般人にちょっと毛が生えた程度の候補生ですよ?いくら金を掛け、手塩に掛け育てても無駄、無価値。ゼロにいくつかけてもゼロにしかならないように。で、あれば、むしろいなくなって良かったんじゃないですか――……ッ!!」


俺は教頭の喉元に手刀の切っ先を突き付けていた。


「彼は……佐藤は、あなたが言うような無価値な人間じゃない!俺の大切な生徒だ!」


教頭はズレた眼鏡を整え頷く。


「そうですか。……しかしこのままではあなた教師ではなくなってしまいますよ?彼が万一戻ってきても、ね?この手を下げなさい」



教頭との話が終わり、応接室から出た。斜陽の射す廊下を歩きながらぼんやりと思い出す。


『……上手いな、魔力操作』

『ホントですか!?』

『ああ。佐藤、お前才能あるよ』

『ありがとうございます!すごい嬉しいです、俺!』


素直な性格が魅力的で愛嬌があった。おそらくあの性格がそうさせたんだろうな。あの魔力操作技術はウチのクラスではトップクラスだった。

教えれば教える程、雑味がなくなるしキレも増した。まるでウチの隊長……『王剣』のギルマスを見ているかのようだった。

学ぶ事に貪欲で成長が早く、応用力までもある。佐藤の武器はそれだった。


あいつが遭難してからずっと考えている。その才能を使えば、もしかしたら生き延びていてくれるんじゃないかって。


(……ダンジョン内で、大きな揺れと魔力反応があったすぐあと。俺は彼らのパーティの元に駆け付けすぐ崩れた崖下へ向かった。しかし下には佐藤の姿は無かった)


その後、協会の人間が来て調査をして出た結論は、軽度のダンジョンブレイクによる地形転移だった。

ごくごく稀に、ダンジョン内で大きな変動……例えば下層で大きな魔力を持つ魔物同士が戦う等、高密度で莫大な魔力のぶつかり合いによりおこる現象。


おそらく佐藤はそれに巻き込まれ、どこかへ転移されたのではと結論つけられた。


(まだ佐藤は死んだと決まったわけじゃない。だから、どうにか)


唯一の救いは転移先がそのダンジョン内に限られている事。上層にいてくれればまだ望みがある。だが、中層や下層では上層の比にならない多くの魔物が存在し、その強さは多岐にわたる。

Fランクの低レベルダンジョンである『小鬼の地下洞』でも、最深部の下層になればSレート以上がゴロゴロいると言われている。


(……だが、運よく上層にいてくれれば。上層なら、俺一人でもまだ探せる)


広大なダンジョン。上層だけでも日本の数倍の土地面積があるとされている。中層、下層を含めれば地球上の面積を遥かにこえてくる。

宇宙の星を掴みに行くような話だ。けど、諦めるわけにはいかない。


(……しかし、佐藤が魔物の生息するあの環境で生き延びるには……)


魔力を増やし、魔物から武器を手に入れる。そして、自力で食料や水を手に入れて……俺は考えれば考える程、宝くじ一等レベルの運が必要だと思い気分が落ち込んでくる。

魔力を増やすには消費する必要がある。限界まで使用すると体内にある魔力回路が傷つき、筋肉の超回復のように強化される。魔力量は基本そうやって増やしていくんだ。


あいつが生き残るにはそれが必須。戦うにしても、魔素の多いダンジョンで長い間過ごすにしても。基本となる魔力が無ければあっという間に……。


俺は嫌な想像をかき消すように頭を振った。


だが、もし……何らかの方法で上手くいけば、あいつの力なら。誰よりも訓練していたあいつの体術はかなりの物だった。座学もそう。魔物の知識が豊富で、ダンジョン内部の事だって知識の上でだがかなり詳しい。


(……だから、生きていればアレを使ってこちらへ戻ろうと動いているはず。ダンジョンで遭難した奴が戻ってこられる唯一の方法)



――Eランクダンジョン『牙の檻』


「――『矢雷』!!」


放った雷の矢を放つ。が、鱗を纏う体には傷の一つもつけられない。


「……!? 俺の、雷撃が――嘘だろ!!」


「おい!嘘だろじゃねえよ、死にたいのか!!さがれ!!!」


俺を押し退け前に入ってきたシーカー。巨大な盾で奴の攻撃を防ぐ。


「――ぐ、おおお……高坂補助スキル!!伊藤攻撃!!頼む!!」


ギルドマスターである兄のコネを使い参加したEダンジョン攻略。つい三日前にあった学校のダンジョン試験が思いの他ぬる過ぎたので、一つ上のランクのダンジョンで力を試していた。


上層での魔物狩り。Fレートの様々な魔物を複数倒した俺はあまりに簡単すぎてつまらなくなった。なので少し下の層へ進むことを提案。


今回のパーティメンバーは下級F二人、Eランクが六人。中級DとCが一人ずつ。

そして俺の計十人。


下級の奴らは俺が戦力となることを理解したようで、提案に賛成した。だが、中級の二人は難色を示し遠回しに却下しようとしていた。しかし、兄の名前をだすとしぶしぶ賛成した。


そして降りる事十五層。ここらでやっとEレートの魔物が出現し始めた。下級三人と共にその魔物たちを倒した。簡単だった。これならソロでもやれるなと、そう思った。

Eの魔物をソロで討伐できればシーカーランクはDクラス相当。この感じ、俺はきっとD……いや、もしかするとCもあるんじゃないかと予感した。なぜなら、一緒に戦っていた三人は目に見えて疲労していたのに、俺は魔力に余裕があったから。


(……だから、突然現れたこいつにも、俺の雷撃魔法スキルが通用すると思っていた)


ダンジョン内にある天然のトラップ。俺の踏んだ転移陣により突然出現した大きなドラゴン。黒緑竜、レートC。


そいつは出現してすぐに下級シーカーの殆どを尾の一振りで戦闘不能にしてしまった。


凄まじい力だった。ドラゴン種は強力な筋力と膨大な魔力を有する。さらに俊敏で賢い。こいつをパーティで倒せれば一人前の強いシーカーと言われるくらいだ。


倒れている下級シーカーたち。あるものは口から血を吐き白目を剥いている。あるものは脚や腕が変な方向へ曲がっていた。一番重症そうなのは、もろに尾の攻撃が直撃したFランクの女。肩から先が吹き飛ばされ消失していた。ヒーラー二人がかりで必死にスキルで治療していた。


おそらくあいつはトラップに気が付いて俺を突き飛ばしたから、防御することもままならなったんだろう。だから、俺はあいつを助けてやろうと思った。

残った中級の二人と協力して、あのドラゴンを倒してやろうと。


だが、俺のスキルは全く歯が立たなかった。


「おい邪魔だ!!もう盾が持たねえから早くさがれ!!」


へたり込む俺に怒鳴りつけるCランク。兄のギルドの下っ端が何を偉そうに……と一瞬頭に血が上りかけるが、冷静になりその指示に応じ立ち上がる。こいつらがドラゴンを何とかしなければ俺も死ぬ。できるだけ、此処から離れなければ。


こいつらは死んでも変わりは利く。だが、俺といういずれ最強のシーカーとなる才能が、ここで消えてしまったらシーカー界の大きな損失だ。


ドゴオオオオオンン!!


「!!」


盾で防いでいたCランクが吹き飛ばされた。尾の薙ぎ払い。まるで爆弾でも爆発したのかと思うほどの衝突音で、Cランクは岩壁に突っ込んだ。


「……う、お……」


目の前のドラゴンが俺を見た。凄まじい威圧感に全身が震えだした。もう俺を護る盾は無い。くそ、さっさと逃げればよかった。あのCランク、もう少し時間稼げよ。


ドラゴンが俺へと突進してくる。大きな口を開いて、迫ってくる。


「う、うわ、わああああああーーーー!!!!」


頭を抱え叫ぶ。その時。


「うおおおあああ!!!」


ドラゴンの横腹に盾で体当たりをするCランク。寸での所で俺は助かった。横に転がるドラゴン。


「――今だああーー!!伊藤、撃てえええーーー!!」


Dランクのスキルで強化された矢がドラゴンの喉元へあたる。矢はガキィン!!と弾かれた。どこ狙ってんだよへたくそと一瞬思った。が、当たった次の瞬間、凄まじい悲鳴をあげるドラゴン。


(!!? もしかして喉が弱点なのか!!)


俺もスキルで喉を狙い撃つ。当たったが、あまり効いている様子はない。だが、さっきの矢がヒットした時のドラゴンの絶叫はそこが弱点であることを示している。


「馬鹿野郎!!!さっさとさがれ!!!!」


鬼の形相で怒鳴りつけてくるCランク。さっきまで特に何も言わなかったDランクも遠くで急にわめきだした。

だが、俺はそれを無視。ドラゴンが起き上がった後もふたりの戦いの隙をみて『矢雷』を撃ち込んだ。

そのたび二人がうるさかったが、俺は次第に気が付く。もしかしてドラゴンをやった手柄を俺にとられるのが嫌なんじゃないのかと。戦利品である鱗は高く取引される。その分け前が減ることが嫌なのか、それとも兄への報告で俺を守ってやったと言えなくなるのが嫌なのか。

だが、この全滅しかかった状況でそんなこと考えてる余裕なんてないだろ。無視だ。今はこのドラゴンを協力して倒すことが重要だろ。中級シーカーなのにそんな事も忘れるだなんて……このことは兄貴に報告だな。


そうして約一時間の死闘を経てなんとかドラゴン一体を倒した。


負傷者多数、ヒーラー二人は魔力の枯渇で失神。Dランクもまた重症を負いCランクも疲労がピークに達し倒れた。だが、俺だけは立っていた。ただ一人、ドラゴンの骸を見下ろし、拳を突き上げる。


「……俺の勝ちだ!!!」


ふらつく脚で立ち、俺は微笑む。これが最強の血筋。二回目のダンジョンでドラゴンを倒した俺、須田翔太の――伝説の幕開けだ。


***


「……『スキルリスト』」


――ドラゴンに押しつぶされたまま俺はスキルリストをコール。


目の前にリストが出現。俺は貯まっているポイントを身体強化、『俊敏』へと振る。



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