第6話 ものの怪の正体とスマホ通話

今、城は幽霊が出ると騒がしいらしい。

子供時代から、夜中に何か見たり、夢に出てくる少女だった、今はおばさんの佳代は、まあ気にしないでいた。


5月の終わりに、ルカが珍しく、改めて話がしたいとやってきた。

毎晩寝る前に話してるし、日中もほぼ一緒にいるのに、どうしたんだろう。

パンツを洗濯しながら、ルカを待った。


ルカはエヴァと揃って、恐る恐る入って来た。

「どうしましたか?」かなり慣れたこっちの言葉で、話しかけてみた。

ルカはなかなか話そうとしない。

「何か問題でも?」

ルカは、ベッドの上で、向き直って話し出した。

「最近城には幽霊、ものの怪がいると噂になっておるのは、知ってるか?」

「あー知ってますよ。噂は。私は見たことは無いけど」

「噂では、この部屋に住み付いているとか」

「まさか、いるなら、2人は気がつくでしょうよ」と佳代はカラカラと笑った。


「もしや、そなたがものの怪では?」

ルカは、剣を手にした。

「私がルカに何か悪さでもしましたか?」

「それは無いけど、夜だけでなく、時折り昼間も声がするらしいし、何か祈祷のような、聞いたことの無い言葉が聞こえてくるとか」


あーやっぱり、声が噂の元かと、

仕方ない、とにかく落ち着いたから、ルカには本当の話をするしか無い。

「皆はこの部屋から聞こえると言うから、私を除けばカーヨーした居らぬから、お前があやかしかと、噂になっておる」

皆んな、私をラッパーみたいに「カーヨー」と呼ぶ。


カーヨーは仕方なく、ルカに事情を説明し出した。

隠していた物も全て見せて。

ソーラーパネルは、まあまあな大きさだし、窓際にしっかり付けるしか無いから、もう見られている。

太陽のパワーを集める機械とは、話してある。

ルカは「だから、カーヨーはあんなに、強いんだな」と、トンチンカンな答えをしていたが。パワーは腕相撲の強さは上げてくれない。

柔道や空手を真面目に練習し、多分才能はそこそこあったから強い。

太陽光が、強さの秘密じゃない。


太陽の力は集めているが、それは自分の力を、 強くするためでは無い。

実は、これらの機械を動かすために、必要な物だと、スマホやタブレットを出した。

ルカとエヴァはポカンとしている。

平たい薄い、大小の箱?板を見せられても、訳はわかるはずが無い。


その前に、私は煙突から来たとは言ったが、国も違うけど、どうやら来た時代もかなり後らしい、文明と言う便利な道具がある世界から来た。

変わらず、ポカンとしているが、そりゃ私らでも、ドラえもんが変な機械をお腹から出したら、とりあえずはこんな風にになる。


その世界は、今より便利なことを、説明した。

機械だけでなく、野菜や鉄まで、殆どの品目は、お金と言う物で買うことが出来る。

今、皆んなが交換に使っている札や、紙のような物や色々な種類がある。

あああの、飾りみたいな金額と、同じような物だ。見た目は全く違うけど。


人は働いたら、俺金が貰えるから、代わりににんじんを手に入れたり、出来上がった、にんじん入りのシチューも作らなくても、手に入ったりする。

で、かなり高価なこの2つは、離れた人と話が出来なり、離れた場所に収蔵された本の中身や、細かい作り方まで、全部知れるよな、魔法のような道具で、佳代が子供のころには全くなくて、この数十年で進歩進化した物。

今は何でもこうした機械が、組み込まれているから、機械に慣れてない高齢者は、必死で習得しようとしている。


さておき、目に見えないけど、働く電気電波は、この世界では繋がらない、

が、何故か私が来た煙突は関係があるのか、あの付近だけは、電波が繋がり、機械が使えるようだ。

だから、煙突の下は煤だらけにならないように、物を燃やさないように、頼んだのだ。


スマホの電源を入れてみる。

待ち受けは、数年来は由美とのツーショット写真。

「カーヨー?何故、ここにも、画面にもいるのだ?」と、まず驚いている。

この調子だと、朝まで話しても、無理な予感がしたから、テキトーに色々端折って、自分もわからない仕組みは、誤魔化しながら、説明した。

こっちもわからないなら、どうせ向こうもわからない。


繋がるかはわからないけど、3人で煙突の下へ行き電源を入れた。

様々に通知音がして、2人はビックリしている。

電話をタップして、由美に電話をした。

電話料金がどうなってるか、請求が来るのかすら、わからないのに、ケチなおばさんは、笑うことに、ついいつもLINE電話でかけた。


由美は私から、連絡かいつあるかわからないから、最近特に、出かけないようにして、スタンバイ体勢で、待っていてくれてるらしい。

「久しぶり〜元気?鉄は難航してる?といきなり本題に入る」

「今、このスマホについて説明してる最中。だいたい訛ってて、ちょい変化球な英語やけど、わりとわかると思うから、話ししてみて」


「佳代の友達の由美です」と話して、映像が映って、2人はビックリ仰天。

この箱を見て、話したら、ルカの顔も由美に見えるよ、と話すと恐る恐る、顔に画面を向けた。

なんか、向こうで手を振ってるから、振り返している。

これで伝えて。欲しいことを調べて貰って、文字でわかるのは、こうして文字で、送って貰う。

由美があちこちから、コピペしてPDFの文章作って、佳代をダウンロードしている。

容量が少ない間は、スマホのゲームや花の写真は削除して、容量を空けてある。

タブレットには、図解や設計図を貯めるようにしてある。

由美は、写真などから、高射炉のサイズわ割り出してくれたり、単なる資料じゃなく、実際に使える資料を送ってくれて、本当に助かる。


ルカとエヴァが、「何を作るにも、作り方や材料に詳しいのは、こんなアシストがあったせいだったねか」とか言ってる。

佳代は「私は魔法使いでも無いし、由美は仕事が無いから、私の調べ物を優先にして、色々調べてくれる、優秀な人がいるから」と。

彼女は世界から何人かずつしか派遣されない、世界のための組織にいた人だから、国が危機になった時に、必要な物はよくわかっている人だから。とにかく食べられること、戦争しないで、また攻められ無いこと、教育が必要なこととか。

そのためには、国が富むことも大切。お金になり、輸出品や知識があれば、優位に立てる可能性は高いから。


佳代は暗い部屋、狭い暖炉で胸を張った。「私たちは、3人だけど、ここに国の中枢がある。団結して同じ方向へ向かっている。だからどの国より強いはず、

強くなって、知恵のある国として、近隣から尊敬される国、住みたい国になりたい。私たち3人なら出来る」と言って、3人はギュっと抱き合った。


エヴァは泣いているようだった。

「カーヨーが来るまで、泣いてるだけだったルカ様が、変わったのが、嬉しいくて」と目をこすっている。

「確かに泣いてたけど、覚悟はしてたから、カーヨーだけのおかげじゃ無くて、私も頑張ったから」と笑っている。

佳代は、この年で新たな同志、友達が出来たようで、目標があって嬉しくなった。


子供もダンナも、自分勝手。今まで何これとサポートし、やりたいことのために、自分は後回しにして節約しと、やりたいことが出来る環境が出来たのは、誰のおかげ?

私が頑張っても、誰も佳代のおかげとは、言ってくれない。

道場の小さい子と、同年代の師範たちぐらいか?

努力は認められなくて良いから、いてくれて良かったの気持ちぐらいは、伝えて欲しいけど。

その夜は、由美を交えて話した。

今後、佳代が話す時は、出来るだけ声を小さくする。エヴァが扉の前に立った。


「古代の言葉で、神聖な対話をされているので、心配はない」と追い払うこと。

品物は鍵付きの棚を作り、隠し金庫のような形で、佳代以外には開けられないよう、数字も使った鍵を考案し、密かに注文して、目立たないようにすることなども、話し合われた。

ルカの部屋への出入りめ、鍵を変えて、ゆり複雑にし、エヴァと数名が交代で、ドアの番をすることにした。


その夜は、他の物も見せた。

輪ゴムに、割り箸もあったから、ゴム鉄砲を作り、皆んなで打ち合った。

久々だったけど、楽しかった。

アロンアルファは、量が少ないから実演は無し。

でま、説明だけで、ビックリしていた。

アーミーナイフは、侍女たちが隠し持つのには、最適と盛り上がった。

困った時には、役に立つから、元々は兵隊用だと聞いて、うなづくていた。

鉄は錆びるから、鉄の加工技術が出来たら、簡単な物が作りたいと言う話になった。

鉛筆は、書いてみて使いやすさな驚いていた。

もう少しで、芯が出来そうだから、鉛筆が輸出品としても、子供たちにも良い品になりそうだ。

紙がまずは問題だ。

量産すれば、食費の交換の札や、労働した日を記入したり、帳簿付けも楽になる。

インクと、3点セットで、至急開発、完成させたい物だ。

3人の話は尽きなかった。



夏になると、暑いから真っ昼間は作業が捗らないから、警護隊と子供たちに、水泳を教えることに。


まずは基本的な泳ぎ方から。

この付近では川の近くに住む人以外、川に入ることも無いらしく。

川を使って、近隣へ攻める必要や、守る必要もあるだろうから、体力作りを兼ねて教えた。

まずは浮かぶところから。


佳代は祖父のおかげで、夏場ずっと古式英法の水練に通わされ、イギリス時代には、水球チームにも入ったから、とにかく浮かんでいるのは得意だし、顔や頭を出したまま泳げるのは、戦では有利ではある。


武器を濡らさずに、船に乗り込んだり出来る。

船は3艘だけはある。漁師用だけ。

船も増やさないといけない。

作る技術も、稚拙だから、由美に手伝って貰い、キチンとした船を作りたい、


子供たちの上達の早さに兵隊たちは、おののいている。笑えるけど。

子供たちと警護隊で、水球まがいのゲームをした。

大人を上流の有利なほうにしても、子供からボールが奪えず惨敗しと、子供たちとのチームワークも良くなった。


子供は大人に習い、子供からも大人が学ぶこと、得意不得意を特技に変えて行くことは、チームプレイでは大切なことを、肌で理解したようだ。

塀作りの現場も、和やかになった。


夏の前に、中村倫也似のイケメンに会いに行った。もちろんルカも一緒に。

彼らのところには、羊や豚、牛に馬も飼われている。

戦で馬の数が減ったから、増やすための方法を話し合い、近隣から違う種類の馬を導入することにし、遠征隊が何頭か連れ帰ってきた。

戦だけでなく、普段は農耕にも使える馬も必要だった。


夏までの繁殖期に、何とか間に合わせて、来年春以降どんな馬が誕生するか、楽しみではある。

農耕を兼ねた品種を買ったから、戦争の備えとは取られずに、かなり分けて貰えた。


豚に付いては、街中で買うことも考えている。豚は雑食だから、人間の余りや、近くの草でもミミズでも食べるから、1軒で、1頭とか、4軒で4頭とか相談をしてみた。


子豚のうちは、ここで預かって貰う。

交配も任せて、余分な豚は街で育ててみる案に決まった。

学校では生徒が面倒をみて、自分たちの分は自分たちで育てれば、かなり放牧地も空く。

代わりに羊、それも羊毛が取れる品種も、増やした。

羊は食べるだけでなく、羊毛が取れるし、ミルクからチーズも出来る。


ルカと話したが、羊毛で織り物まで作れれば、かなりの儲けになる。もちろん、村の生活も向上する。

とりあえず間に合わせたが、病院の毛布などは、清潔な新しい物を使いたい。


チーズの話になり。

牛を増やしたら、搾乳に人手が必要になる。

ならば、広い集会所や、城あたりで、何頭かずつ飼って、そのまま生乳を飲むシステムはどうかとなった。

それなら、牛10頭ぐらいなら、1人で世話が出来るし、昼間は用が無いから、他の手伝いが出来る。

夕方もう1度絞れば、夕飯に使える。


牛のフンは燃料になるから、堆肥作りのそばで、乾かしたりすれば、燃料も供給出来る。

第一候補は城。上手く行くようなら、集会所にあると便利だろう。


実は、どちらも、建物を建てる前に、5メートル以上、人の背丈の3倍近い穴を掘った。

大きな大きな四角い穴。回りを煉瓦用の粘土で固めて、欠けたり割れた煉瓦を上下左右に敷き詰めた。

上には、まず丸太を並べて、漆喰で埋めて、煉瓦を敷いて、また漆喰で固めて土を被せた。

中は木材で補強して、煉瓦と漆喰で固めて、10度前後がキープ出来る。


学校の下も同じようになっていて、隣り合う場所には、壁はあるが、扉で行き来が出来る。

いわゆる貯蔵庫であり、冬の終わりには、上から雪が入れられる扉も作り、氷室として使えるようになっている。


巨大な地下の冷蔵庫のような物。

粉から、生鮮食品、牛乳やワインも入れて置ける。

食べ物を全て集積しようと言う考えだ。

領主の考え方によるが、ジャガー家以外は、統一で管理して、木札や髪の札と交換する。

人々は必要な分だけ交換すれば良いから、腐らせたり無駄が少なくなる。


国ごと、丸っと生協にするようなイメージ。

作った物を持ち込む農民には、にんじん100本の札が貰える。

それは、牛乳100杯と、小麦粉10キロと、にんじん10本と交換出来るとか。

交換量を決める、出納係が要だが、出納係には優秀なメンバーを揃えたから、上手く知恵を絞ってくれるだろう。

交換の対照表を、せっせと作ってくれている。


今回は、ここでしか作っていない物の、交換価値を話し合うのと、今後の予定を考えるために来た。

チーズは、どの種類をメインにするのか?今年は飢える可能性が高いから、出来るだけ早く出来て、保存しやすい種類に絞る。


輸出用に、一部高価な品は作る。

山羊の乳ひとまず、全部チーズにする。

解体は大変だから、秋に家畜を連れて来て、貯蔵庫近くで解体して、保存する。


家畜からの製品の札は、不足した場合の藁や野菜クズとも交換可能とする、などのルールを話し合った。

札が余った場合は、国に7割は返還するなども。


この地区は、病気などが発生しない限りは、1番資産家だし、貨幣価値の高い物を作る地区だ。

ジャガー家だろうと、チーズを食べたいなら、ここで分けて貰うしかない。


ルカは夜遅くまで、倫也似の彼と、クスクスと楽しそうに、焚き火を囲んでいた。

微笑ましいが、彼に本当のことを話して、ルカが幸せに、女性として幸せになれる日が果たしてくるのか、少し佳代は、胸が痛くなった。


夏の野菜の収穫が始まった。

1度に食べきれない、貯蔵庫でも傷みが出る野菜は、乾燥させて、粉にしていった。

食感は無くなったても、冬のシチューに、ほうれん草の団子が入っていれば、栄養不足も補える。


佳代のいた世界のようにな、スムージー的な物を作るのは難しい。

腐らせないように、乾燥して粉砕するのが、保存には良い。


桃は乾燥が難しいから、砂糖漬けが多め、いちじくは乾燥しやすいから、乾燥にと分けたりもする。 

夏にトマトが欲しいから、スペインあたりで手に入れて来るように言ってある。

苗が種でも。

味付けの調味料にもなるし、夏バテにも良い。


とうもろこしは品種改良前だから、そのままでは食べても、あまり美味しくない。スープに入れたり、乾燥して粉にして、トルティーヤのようなパンを焼くことを、勧めた。


最初は皆は尻込みしてたけど、学校の子供たちが美味しいと言うので、食べ始めたら、人気になった。

長く焼かなくて良いから、暑い日には何よりだ。 

トルティーヤには、トマトが欲しい。


ピーマンわパプリカも夏場だけ、短い期間だけど出来た。

肉詰めやら、バーベキューなんかみたいにして、味付け肉と振る舞ったら、人気になった。

パプリカもピーマンも、保存出来るほどば作れなかった。

種がまた来年、無事に育ってくれたら良いけど。


夏野菜のためにも、ガラスが欲しい。温室が欲しいから。

流石に知識だけでは、ビニールは作れない。

ガラスのほうが早そうだった。


成分は珪砂。国には花崗岩があり、風化した天然珪砂はある。

が、石英はあるから、作れる。

石英を自然粉砕し、ふるいにかけたら出来る。

珪砂(二酸化ケイ素)と呼ばれる砂、ソーダ灰(無水炭酸ナトリウム)、石灰石(炭酸カルシウム)が、ガラスの原料を。混ぜ合わせ、高温の炉で1500~1700℃以上に加熱してドロドロに溶かしたら、ガラスの素が出来る。

が、添加物を混ぜることが多い。


炭酸ナトリウムの作り方も、由美から説明が送られてきた。

翻訳して、見せてみたら、あのインディ・ジョーンズが、うなづいている。

私は、イマイチわからないんだけど。

昔から知られた方法より、上手く出来るなら、炭酸ナトリウムで作り、整形には、錫を溶かした上に流し込むと聞いて、「浮かぶのか?」と聞くから、多分浮かんで均一に広がると言うと、錫探しに出かけて行き、やがてあったと連絡が来た。

かなりの分量が必要そうだけど。

錫を入れる容器は、大丈夫なのか?とか心配したが、何とかなったようで、出来上がりを見に来いと、また文な来た。


行くと、確かに縦1メートル、横3メートルぐらいのガラスがあった。

割れやすいから、上から石を貼ったフタをして、じんわり冷やしたらしい。

大きな保冷用の施設は、また別に作らないといけないようだ。

急いで、石窯作りの職人に平たく大きな、じわじわ冷やす千度以上の鎌のような物を作っと貰った。

1度に5枚しか入らないけど、それでも画期的に早くガラスが出来る。


温室にはたくさん必要だけど、学校やらは、少ない枚数で済む。

ここからは、インディの弟子の弟子が、ガラス作りに、弟子が材料探しに出るようだ。

インディは、錫を再び大量に探したいと言う。

鉄の材料が先だと言うと、わかったとの答え。

こうした古くから使われている金属などは、文献にも詳しく書かれているから、彼らも物があれば探せるが、他の材料はない物もある。

実は、ゴムが欲しかった。

が、寒いこの辺りには、生えてるはずは無い。


南方との交易をするしか無いが、南で欲しいような物が、この国にあるのか?

ゴムが欲しい理由は、荷車でお尻が痛いから。

ちょっと瓶の蓋を密着させたり、武器にも使えるから。

ゴム鉄砲の大きなのを作れば、矢を遠くへ飛ばせるから、力がないおかみさんにも、戦力になって貰わないと、多分次に戦があると、厳しいからだ。


子供はすぐには大きくはならない。

男の人数が少ない今は、防御力もかなり落ちてるとしか言えない。

力のない、女子供でも、甚大な被害を与えられる武器が、今必要だった。

ゴムはそんな意味では、安価で加工しやすい武器になりそうだが。

































































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