沙汰

何度見ても狂っているとしか思えない文章だったなぁ・・・奴隷にするって何だよ!!過去の俺ェ!!

頭の中でアニメ化したら気持ち悪くて仕方ないわ!!

深夜テンションってすっごい怖いね。皆さんも気を付けましょう。

(余談:結構前に創作仲間(友達)に見せたら「・・・これお前、嘘だよな!?」って言われました)

実は、この奴隷云々を再度確認→悶絶→結果更新が止まってい・・・・

はい。推敲します。




「アナトリアは殺すことになった」

「ちょっと待ってください。急展開過ぎて訳が分かりません」

「順を追って説明するだな・・・・その前に、君は彼女のことについてどれくらい知っている?」


「暴力の化身でガキ大将みたいなイイ性格をしているということくらいですね」

「そうか・・・・・彼女はアマゾネスの二大勢力の両トップの娘でね、その二大勢力から処刑していいお達しが来たから彼女を処刑することになった」

「家庭と過程がおろそかです。学院長」


超理論過ぎて訳わかめ。

どれだけ急いでいるんだい学院長。

後ろの人たちも殺気づいているし、どんだけアナトリアが邪魔なんだ。


「君も感じただろう。彼女の異常さに」

「まぁ、体がボロボロになりましたからね」

「そうじゃない。あの魔力量だ」

「はい?」


あの魔力量って結構やばいの?俺の比較対象があの魔法だからだろうか?

あの魔法に比べればこいつの魔力量って少ないと思うんだが・・・・


「端的に言って彼女が暴れたときに対処ができないんだよ」

「俺とこいつの決闘に割って入ってこなかったことからも分かります」


学院長の後ろに突っ立っていた男が舌打ちする。

事実なんだもん。仕方ないじゃん。

あれで俺がどんだけ死にかけたか・・・自業自得なんだけどね。


「だから殺すことにした」

「・・・・・」


学院長の言っていることも理解できる。


コイツが暴れたら大変だ。

あの時俺と決闘していて、俺が間一髪でどうにかできたからこの状況が生まれただけだ。


他の奴だったらどうなっていたことか・・・・クソ厚顔女狐ことマーキュリーは別枠としても想像するのは容易い。

最悪、死んでいた。


俺はアナトリアの方を向く。

俺をボッコボコのフルボッコにした姿とはかけ離れている。

まる猟師に怯える小鹿だ。


俺のローブを掴んで、必死に訴えかけている。


あの時俺が決闘を挑まなければどうなっていただろうなぁ。

そう考えてみれば、俺のすることって結構簡単なんじゃないだろうか。


「・・・・・・」

「アルデバラン君、アナトリアをこっちに渡してくれないだろうか」

「嫌です」

「そうか、嫌か。では・・・・・今なんて言った?」

「嫌です。そう言いました」


学院長の顔がみるみる真っ赤になる。

まあ、そうなるよな。


「ふざけている場合ではないのだよ?」

「俺は全くもってふざけていません」

「では、先ほどの発言を撤回するのかい?」

「いえ、それもしません」


学院長すらも殺気づいてくる。


怖い。本当に怖い。


「どういうわけだい?君が彼女を擁護する理由がないと思うのだが・・・」

「そうですね。ほぼないですね」

「ではどういうわけだい?」

「俺がこいつをボッコボコのフルボッコにしたから、学院が重い腰を上げてこいつを殺すことにした。なら、今回の責任は俺にあるのでは?そう思っただけです」

「屁理屈はよしたまえ」

「屁理屈ではありません。雑魚中の雑魚、クソ雑魚もいいとこである俺が動くまで学院が行動しなかったのは事実です」

「・・・・・」


うわぁ、めっちゃ怖っ!!


「俺の言うことが屁理屈なら反論があるはずなんですけどねぇ・・・」


表面は論破厨のクソガキを気取っているが内心はびくびくだ。

腕は震えているし、冷や汗がだらだらと流れている。


でも、そんな俺にも譲れないものがある。

まぁ予想されていた未来とはいえ、俺はなし崩し的にコイツの処刑に一枚かんでしまった。それも事実だ。

だから責任を取りたいそれだけだ。


我ながら、高尚もへったくれもないクソみたいな理論。


学院長の顔が青森県産リンゴになってきた。


「じゃあ、どうするつもりかね。その危険極まりないアマゾネスを君はどうするつもりなのかね!!」


「Hey、アナトリア。お前、俺に負けたよな?」

「??」


アナトリアが首肯する。


「よし、ならお前は今日から俺のパシリな!!」

「「「「「!!!!!!!」」」」」


なんでアナトリア、お前まで驚くんだよ!!


「俺の命令は?」

「絶対!!」


よしよし、いい子いい子。

頭を撫でると心底うれしそうな顔をする。犬か何かな?


「アナトリア、喧嘩ダメ。暴走ダメ。わかったか?」

「わかった!!」

「本人もこう言っていますし―――」

「そういう問題じゃないのは分かっているだろう!?」


ですよねぇ。

・・・・そういえば・・・・


「常々、疑問だったんですけどアナトリアの学費云々は誰が払っていたんですか?」

「・・・二大部族の方々だ」

「この件は?」

「・・・・まだ知らないはずだ」

「ほぅ?」


なんじゃそりゃ。人間側、学院側の独断ってか?

いや、外交問題・・・・種族間不和に発展したらどうするつもりだったんだこの人たち?



「なら、首輪を作った方が良いのでは?アナトリアみたいな将来性たっぷりの化け物を殺したとなればアマゾネスの二大部族の方々との関係が悪くなる気がするんですけど?主に王国が」

「・・・・・・だが、危険なのは変わらない」


首輪を作ることは否定しないんだな・・・・なら


「・・・・首輪の作成までどのくらいかかりますか?」

「一か月もあれば・・・・作れるだろう」

「ならそれまで、コイツを強制休学にすればいいのでは?ついでにその間の監視役として俺も強制休学にして。「風紀を著しく乱した」とで言えば納得するでしょう」

「・・・・君はそれでいいのか?」

「全然かまいませんが?」


長い長い沈黙。

お偉方は顔を見合わせる。


学院長が長い長いため息をついた後、沙汰を下す。


「君の言うとおりにしよう。ただし!!一度でも暴れた場合―—」

「場合?」

「君もろとも処刑する。いいな?」

「全然オッケーですよ」


いや全く良くねぇ!!


こうしてアナトリア関連は半分終わった。

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