幼馴染と距離を置いたら何故か詰めてきた
結城 勇樹
第1話
僕伊藤優には幼馴染がいる
それは小鳥遊琴音だ、小さい事からよく一緒に遊んだり、昼寝をしたり、お風呂に入ったりしていた
幼稚園と小学校は同じだったが中学は別れてしまい少しずつお互いが忙しくなってきて疎遠になっていった
中学を無事卒業して高校に進学すると正門の前に人が集まっていた
クラス分けの発表をしているのかと思い正門の方を見ると一人の女の子に人が集まっていた
僕はその人を見てすぐに誰かわかった
幼馴染の小鳥遊琴音だ、身体は大きくなっていたが昔の面影があった、髪も黒のロングでラメが入っているかのように光っていて、話を聞いていると入試は一位だったらしく新入生代表でスピーチをするらしい
一方僕は地味で頭もそこまで良くない何も誇れるものは何もない、僕は幼馴染との差を感じていた、僕はこれから幼馴染と距離を置こうと思った瞬間だった
そして入学式が始まり僕はただぼーと過ごしていると新入生代表の挨拶が始まった
壇上に琴音が上がり皆の前でお辞儀をして挨拶が始まった
琴音のスピーチ中に周りから
「あの子めちゃ可愛いよね、これで頭も良いって凄いよね」
「あんなあんな女の子と仲良くしたいわー」
「彼氏いるのかな?いなかったら俺立候補したいわー」
「お前なんか相手にされるかよ、他校にイケメンの彼氏いるかもな」
といろんな話し声が聞こえてきた
確かにこんなに可愛かったら彼氏もいるんだろうな
バレないように生活しないと幸い僕と琴音は違うクラスだから関わることはほとんどないだろう
そして入学式が終わり僕は自分の教室に戻って行った
この高校には僕の知り合い少ない、いたとしてもそこまで仲良くなかったら顔見知りなくらいだ
そして自己紹介が始まった、
みんな自分の名前を言って趣味とかも言っていた
そして段々進んでいき僕の番になった
「伊藤優です、よろしくお願いします、趣味はゲームです」
と僕は自分の自己紹介を終えた
周りの反応はそこまであったわけではないけど一人僕のことを見てくる人がいた
僕はその人を見てみるけどその人はすぐに違う場所を向いていた
僕は気のせいかと思い担任の話を聞いていた
そして教科書や注意事項などを聞いて今日の学校が終わった
僕はすぐに準備をして家に帰って行った
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