だから僕らは大人になれない <2 オカルト研究会と呪いの噂>

黒月水羽

キャラクター紹介

【羽澤 夷月】15歳

 中学三年生。羽澤当主の息子であり次期当主と言われているが、実際の立場は不安定。あまり仲の良くない異母姉がいる。事故死した異母兄がいることは知っていたが、まさかの異母兄が双子だった。しかも兄の一人は幽霊となって目の前に現れる。

 普通の人間だったら色々思うところだが、頭のネジがぶっ壊れているので、幽霊歩かなくてよくて便利そうだし、兄さんと話すのは楽しいな~と今日もお気楽に生きている。

 周囲を振り回して、疲れさせるタイプの主人公。


【羽澤 トキア】 享年8歳

 8歳の時に事故死したと表向きにはなっているが、実際の所はいろいろときな臭い。生きていれば26歳。20年近く幽霊やっているのでいろいろと達観しているが、それにしても達観しすぎでは?という言動が目立つ。

 叔父の一人に殺された疑惑があるのに、本人はあまり気にしてなさそう。本人いわく、呪いを解くために死んだということだが詳細は不明。そもそも呪いを解く方法、なんで知ってるの?という疑問について、本人は笑顔で黙秘を続けている。

 物語のキーパーソン。


【羽澤 響】 46歳

 悪魔と呼ばれる存在に気に入られた結果、両親、兄との関係はぎくしゃくし、三番目の兄にはとことん嫌われ、愛した相手には先立たれ、息子は不審死しと不遇な人生を送っている人。そんな人生を送っているというのに光属性。ある意味ではこの人も頭のネジが飛んでいる。

 兄のことはいつか話そうと思っていたのだが、タイミングを見計らっている間にトキアと夷月が仲良くなっていた。お父さんも混ぜて欲しい。


【羽澤 咲】 永遠の三十代

 夷月の母親。響とは許嫁関係だったが、お互いに恋愛感情はなし。好きな相手が出来たら婚約を解消しようという話をしていたので、響とは円満に婚約を解消。響の前妻は咲とは親友関係で、変な女が後妻になるくらいならと響と結婚した。夷月のこともトキアのことも可愛いが、響に対しては恋愛感情は現在もない。


【川村 慎司】 46歳

 羽澤家が運営する学園、御酒草学園に特待生として入学、卒業した人物。無事に卒業した特待生は羽澤家の一員として迎えられるため、響の右腕として仕事を任せられている。

 穏やかで控えめな性格だが、言うときは言うし、やるときはやる。響、鎮とは高校時代の同級生で、悪魔に一目置かれているため、羽澤内での地位は意外と高い。


【岡倉 鎮】 46歳

 代々羽澤家に仕える一族、岡倉家の分家出身。多くのものは羽澤家に仕えるが、鎮が選んだのは慎司だった。そのことを羽澤にも岡倉にもいろいろ言われたし、今も言われているが笑顔で流している。

 

【羽澤 航】 54歳

 前当主の息子。響から見て一番目の兄。

 響が当主に決まった後は北の大地に移住し、農園を経営し始めた。思ったよりも性にあっていたらしく、経営は軌道に乗っているらしい。現在は三児のパパ。羽澤家に居た頃は分からなかった響の気持ちが分かるようになったため、響に対して罪悪感を抱いている。


【羽澤 快斗】 53歳

 響から見て二番目の兄。

 航が移住する際についでに引っ張られていった。最初は文句ばかりいっていたが、意外と農家としての生活が楽しく、現在は野菜だけじゃなく畜産にも手を出し始めた。現在は二児のパパ。親になったことで若干言動が落ち着いたが、兄に比べるとやはりヤンチャ。

 夷月とは精神年齢やら感性が近いらしく、よく同族嫌悪で喧嘩している。


【羽澤 深里】 52歳

 現在行方不明。

 トキアを殺した疑惑が囁かれているが詳細は不明。悪魔信者として一族内では有名であり、現代の悪魔信仰の土台を作った人。悪魔を信仰する人は悪魔に帰ってきて欲しい者と、深里に帰ってきて欲しい者に別れている。

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