カクヨム短歌一首部門応募作品(5)
遠野 歩
足
ピンク髪の似合う少女になりたくて砂漠の先端足を入れる
肩紐を直す仕草に憧れて薄着のような鎧をまとう
香水と柔軟剤が入り混じりマクドナルドの二階で過ごす
靴底がすり減り過ぎて靴下に穴が空くまであなたを求め
夜のトンネルに無灯火で侵入した時のアドレナリンの量
もういいか もういっかい なんどだって言う雷注意報の明日
曲名が分からなくたって好きだからアップテンポで生き延びたいから
最後の挨拶うまくできるといいね 最後くらいは踵潰して
夜の警官、昼の店員だれもが無口で目がぎらぎらしてる
おもしろい漫画集めて漫画から抜け出せなくて天につく足
完
カクヨム短歌一首部門応募作品(5) 遠野 歩 @tohno1980
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