私の上司はサイコパス野郎

花松 優

第1話 新しい職場に居たモンスター

転職して今日で一ヶ月。

覚えなきゃいけない事が多すぎて疲労困憊

毎日、毎日同じことの繰り返し

取引先の担当者に嫌味を言われ謝る日々

変わり映えのない日が過ぎていく


これだけでもストレス度100%なのに

私の職場にはモンスターが居る。


名前は青山優也。

こいつはヤバいとにかくヤバい

恐らくサイコパス

どうやら最初は猫を被って良い人ぶっていたようだが、一ヶ月経って化けの皮が剥がれてきたようだ。


先週の休日に私は左手の中指を火傷してしまった。

大火傷ではないが少し皮がめくれて赤い実が見えてしまっている。

塗り薬をぬってバンドエイドをして念の為、中指に包帯を巻いて仕事に出社した。


包帯に気づいたモンスター青山優也が近寄って来た

「その指はどうしたのか?」と訪ねてきた

「昨日の休日に火傷しました」

「痛い?」

「普通にしてれば痛くないですが、強く握られたりしたら痛いです」

「へぇ~そうなんだ。思いきり中指握らしてよ?」とニヤニヤしながら青山優也が言ってきた

「えっ!?痛いから嫌です。」と言うと

ニヤニヤしながら青山優也は自席へ戻って行った


なんだったかの今のやり取りは?

訳が分からない、何かの冗談だったのか?

一瞬、頭が混乱した


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