4話世界最強vs六厄神の二柱、精神崩壊
、、、面倒なもんだ、、、だが,初心に帰らされた気分だな、、、とりあえず今すぐにスキルを戻したいが、、、あの公爵は国王に押し付けたいからダメだな、、、どうするべきか、、、」
現在。かなりの苦戦を強いられている。
公爵からスキルの封印を盗むのは現在不可に近い。殺すだけなら余裕だが、倒すとなると力加減が必要になる。それに相手が相手だからそんな隙はない。
「、、、」
「それにこれはどちらかというと洗脳、、、となると今対処すべきなのは六厄神、、、か、、、」
六厄神は厄災の中で最強クラスの化け物たち。
本来、六厄神は主人公達がフルメンバーでレベルマックスになってて一体倒せたレベルだ。
それを1人で三体倒したほうがすごい。
「だが、、、こんなところで諦めてたら、、、本当に好きなやつと合わせる顔がねぇ!!」
そして僕は一歩、二歩と踏み出し、六厄神に向かって走り出す。本来なら逃げるべき場面。だが、それは強者には通じない。強者としての責務を全うする!それがいま僕がするべきこと、、、
「《大罪》、、、【憤怒ノ焦土】」
周り一帯を燃やすと同時にソウの方に縮地法で移動し、あごらしき場所に掌底を入れて間髪入れず神剣で袈裟斬りを放つ。
「容赦はしない、、、何事も全力で消し飛ばす」
剣を構えると殺気を放ち
「世界SSS級冒険者ランキング第1位、、、
『冥天王』のダルカナ、、、推して参る!」
さらにスピードを上げて六厄神に傷を負わしていく。押し勝てる!そう感じた瞬間だった。
「「グガルド、、、ダグラダ」」
その言葉が紡がれると同時に廻る世界が遅くなる。
「なんだ、、、これは、、、デバフ、、、喋る速度まで遅く、、、脳内で完結させるか」
(かけられたデバフは感じるに四つ【思考鈍化】【暗闇】【思考中止】【五感鈍化】、、、うち一つを解除、、、二つ解除、、、残りは暗闇と五感。これは後々直したほうが楽と見た。)
「これぐらいはハンデだ、、、だが、ここからは本気で行かしてもらおう、、、《神名解放》幻死蒼剣、、、剣技 霊流、、、盛者必衰の理」
一瞬時が止まったかのようになるも、六厄神が動いた瞬間彼らの身体がバラバラになる。
「、、、負けるわけねぇだろ?、、、僕が最強だ、、、群れないと勝てないと思ってる奴らに、、、俺が、、、負けるわけ、、、ないだろぉぉがァァァァァア!!」
そして僕は覚醒するかのように叫んでは、オーバーキルのように魔法を放つ。
「火魔法 ギガフレア!冥天魔法 冥天雷!冥天炎!!冥天嵐!!」
そうして完全に事切れた六厄神を見て微笑み、最後に公爵の顔を見る。
「な、な、おかしい!なぜ!ここまでしたというのにいいぃ!」
そして公爵は俺に対して剣を振るうが。
「、、、僕を怒らせた、、、それがお前の敗因だ。」
そうして僕は剣を軽く折るのだった。
ーーー数分後。
僕は走って、走って、走って、走り続けて、ようやく、“発見した”。
「あぁ、、、良かった、、、生きてて、、、本当に、、、嬉しいで、、、ございます。」
「うっ、うっ、うわぁぁーん!怖かったぁー!急に誘拐されて、逃げても捕まって、、、怖かったぁぁー、怖かったよぉ!ダルカナぁ!」
「私も生きててくださり、嬉しい限りでございます。、、、、、、、、、
生きてて、、、くれ、、、て、、、グスッ、、、」
すでにアサネは事切れて、死んでいた。
川のそばにぐちゃぐちゃになって、殺されていた。
僕が生き返らせられない状態は二つある。
一つ目は原型が保たれてないこと。この世界では墓に全ての骨をそのまま入れるのでトーナの姉は復活させることができた。
二つ目は体の肉体が喰われた、もしくわ消滅している場合。すでにこの世にないものを作り出すことは今の僕には不可能、、、それにそれをこの2年以内にすることなども不可能、、、要は生き返らせることが、、、出来ないのだ。
大罪
だから僕はあいつらに骨を絶対に拾えと言ったのに、、、まぁ、間に合わなかったのもあるので、あいつらのせいではないが、、、ないが、、、
「ア、ア、ア、ア、ア、ア、ア、、、アサネ、、、さま、、、僕の、、、せいで、、、セイ、、、デ、、、ウソダ、、、ウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダ、、、」
そこで、僕の中の何かは、、、爆発するかの様に、、、溢れ出した。
「なんでこんなことになる!なにが間違いだ!本来なら生きていたはずだ!全て!全て!全て!全て!全て!うまくいくはずだったのに!なんで!おかしいだろ!こんなこと、、、こんなこと、、、嫌だよ、、、全て、、、なかったことに、、、してよーーー」
それは答える様に紡がれた。
《大罪権能 憂鬱のシックが追加されました。それと同時に傲慢 強欲 嫉妬の三つが強化されました。三名をこちらに呼びますか?》
「、、、呼べ、、、勝手に、、、」
そして現れた三名はこの現状を見てなにも言えない表情となった。
そんな中傲慢が呟く。
「、、、ダルカナ様、、、我々は進化します。よろしいでしょうか?」
「勝手にしてくれ、、、もう、、、なにもいらない、、、何もかも、、、ダメだったんだ、、、」
そして、それに続いて強欲が。
「あの、、、申し上げると、、、そろそろ貴方様に出来るものがありまして、、、」
「、、、なんだよ、、、」
強欲が告げたのは今の俺に可能性を与えるものであった。
「【時間逆行】というものなのですがーーー」
その言葉を聞いた瞬間、俺は失った心を取り戻し、強欲にがっつく。
「その話。詳しく聞かせろ。強欲。」
もういい、、、全てを失ってでも、、、全てを捨てでも、、、アサネを救うためになら、、、世界の闇にでもなんでもなってやる。そしてこの世界での俺の目的が新しくできたのだった。
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