第3話 やることと締め切り

 動画を作る際にいろいろ用意しないといけないなと判明したところで。まずやるべきはそれぞれのリストアップと、何より締め切りの設定です。

 締め切りがなくともできるものはありますが、複数タスクがある状態だと楽な作業ばかりしてしまって面倒な作業を後回しにしてしまいますからね。


 動画作業にはいくつも異なる要素が入ってきます。すべきタスクとして何があるかと自分なりにざっくり書き出したところ、以下のやることがありました。


・キャラクター

 ・名前、年齢、職業など個人の設定

 ・なぜそのギルドに所属しているのか

 ・他のキャラとの関係性

 ・一人称、二人称、三人称

 ◆立ち絵、表情差分

・物語

 ・メイン軸となる話

 ・キャラクターが深掘りできるサブ会話

 ・舞台設定

 ・コンセプトとなる世界観の設定(今回は神秘と呼ばれる超常のものについて)

◆背景

 ・一番よく使うBar周り(店前、店内、地下)

 ・その他物語で出てくるもの

◆BGM・効果音

◆エフェクト


 ◆で記したものは小説などを書く時には本来不要になるものになります。これらの内容の書き出しとキャラクター関係の整理とシナリオの執筆。私はこれに使うツールとしてスマホのメモアプリの他、Excelを活用しました。

 ……え?なんでエクセルなんだ?あれは表を作ったり計算するソフトだろう?


 設定の大半は表みたいなものだったこと、行列の入れ替えがワードよりも楽なこと、何より文字数を管理することも簡単(文字数を数える関数があるので)だったことから、私には合っているツールだったというのがあります。


 やることリスト、備忘録がわりのメモ、実際の打ち込みスペースを全て別シートに管理することでやることを整理していました。


 一方でどうしても自分で作らないといけなくて手間も時間も大変なもの。それは立ち絵です。元々画才がある方や依頼する金銭的余裕がある方は私より負担が少ないと思いますが、12人×複数顔差分を用意するのは至難の業。

 全体の立ち絵サイズ調整用の枠とミニキャラでのラフ、色合いのざっくりイメージ。そんなものを先に決めて二ヶ月ほどで勢いをつけて書き上げました。

 ……書き上げたつもりでしたが、実際に動画を作っていくとこの差分も欲しい、この服装も必要じゃない?と次から次へと湧き上がっているので、まだまだ完全に作業からは抜けられなさそうです。陰陽師の服装で街中で歩くって普通ないから早めに私服デザイン考えないとな……とか。


 背景ももう少し自作を頑張りたかったのですが、画力と時間の兼ね合いで頓挫。元々頼る気満々だったフリーのものを中心に頼ることにしました。この辺りはおすすめサイトをどこかでご紹介できればな、と思っています。


 やることは多く、キリのない作業でしたがひとまずは3月にどうしても作品を投稿したい、それまでに形を整えようと決めました。

 これはひとえに作品の開始時期が3月中旬ごろを想定していたためです。そうでなければ永遠に決まらないということもありました。

 でも、開始の締め切りを作って取り掛かりはじめたところで次の悩みが生まれるわけです。……この作業、完結まで続けられるの?と。

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