【Track.07 / Strange woman】

 叫んで机に突っ伏してから十数分後、漸く頭が冷えてきた私は電話で相談し辛いのなら直接会いに行けばいいじゃんと深く考えずにギターケースを背負って外へ出た。

 もちろん会う約束はしていないので街を歩いていたら偶然ばったりーに懸けている。

 そしてなんだかんだで察してもらい、なんだかんだで教えを乞うのを狙う。なんだかんだとは雰囲気を汲み取ってもらうと言う意味で、教えようか?と引き出させてから、あじゃあ一応という流れを期待しての事。

 これならやっぱり出来ませんでしたとわざわざ言わなくてもご教示いただけるって寸法だ。ふふっ策士でしょ?

 通り掛かった店先のガラスに映る自分をふと見る。

 ケースを背負ってる姿って結構存在感あるし、これなら遠くからでもわかりやすそう。

 ・・・にしてもあんまり似合ってない・・・かな?

 ・・・どうなんだろ・・・う~~~む・・・。

 自分のシルエットと暫らくにらめっこをしているとその向こう側に居る人物に焦点が合った。

「ぴっ!」

 驚いて身を退く。でもよく見るとそれはギターを提げた女性の等身大パネルだった。

 短いポニーテールに革ジャンと黒のジーンズを着用している姿は如何にもメタルやってますって感じだ。

 なぁんだ・・・びっくりしたぁ・・・。

 それにしてもこんな所に楽器屋?と店内を見回してみるも並んでいるのはテレビやエアコン等の家電製品だった。

 こじんまりとした外観と相まって如何にも街の電器屋さんって感じの雰囲気。

 じっと見ていると奥の方から人の気配を感じてそそくさとその場を後にした。

 ふぅ危なかったぁ・・・。

 早足に距離を取って普段の歩速に戻す。

 でもまぁギターケース背負って外歩いてるのってこれも何だかプロのギタリストみたいじゃなぁ~い?なんてっ!

 歩く度、背中と腰に当たる硬い感触が嫌でも意識させてくる。それが如何にもギターやってます私!って感じがして自然と高揚感を掻き立ててくるのだ。

 気持ちスキップ気味になっていると不意に暗雲が漂った。

 でももし偶然会えたとしても思い通りの展開にならず開口一番進捗確認に入ったら?

 不安に歩みを止めて顎に手を添える。

 結局、やっぱり出来ませんでしたと白状するしかなくなる。今ならまだ引き返せる・・・けどまた思い直しての繰り返しな気がする・・・そんなとやかくやってる時間も無いのが現状・・・だから今日で進路を決めたい・・・けど・・・。

 う~~~んと唸りながら公園の前を行ったり来たりしているとのふと寂れたベンチが目に入った。

 一旦あそこに座って考えよう。ここだと通行人の邪魔になるよね。


 ベンチの前に移動してケースを地面で汚さぬよう足の上に置いて腰掛ける。

 はぁ・・・意を決したつもりだったのにまたこうやって立ち止まって・・・何のためにこんな暑い中、外に出たんだか・・・。

 悩み伏す私とは対象的に元気一杯力強く鳴くセミ達を遠目に眺める。

 じゃあ弾いてみて、この言葉が一番怖い。その瞬間「あわわわわっ!」って慌てるんだろうなぁ私・・・そんなの出来ませんと言っているようなもので・・・その後持ち直せそうもない・・・。

 今の内に連呼して言葉の燃料を切らしておこうと半ば現実逃避するように指折り数えながら虚ろな目で唱え始める。

「あわわわわ・・・あわわわわ・・・あわわわわ・・・」

「あれーそれギター?」

 不意にそんな声がして顔を上げると見知らぬお姉さんがこちらを見下ろしていた。

 学生らしさはなく壮年と言ってもいい容貌でラフな格好に身を包んでいる。朗らかな口調に優しそうなタレ目は多くの人に好まれそうだ。

 あれでもこの人どこかで見たような気がする・・・どこだっけ・・・。

「あわあわ言ってどうしたの?違う、あわわか」

 聞かれてたー!くっ!恥ずかしい!もうこの公園には来れない!出禁場所が一つ更新されてしまったぞ!

「何ですかって顔してるねー君―?ギター持った可愛い女の子が居るから声掛けちゃった!」

 おどけるように言いながら手を銃の形にして向けてくる。

 身の危険を感じた私は我知らずケースを担ぎ走る構えを取ると後ろから肩を掴まれ阻止されてしまった。

「って待って!逃げないで!別に怪しい者じゃ無いからーー!」

「どこかですかっ!?怪しさしかないじゃないですかっ!私に何の用ですかっ!?牢屋に入りたいのなら他の人にお願いします!」

「自己犠牲の欠片も無い!ここで逃げられたらそれこそ私、不審者じゃないのーーー!」

「だからそうでしょうーーー!」

「違うよー!って!それよそれ!ギター!ギターで悩んでるんじゃないの!?」

 図星を突かれて思わず息を呑み不審者へと首を巡らせる。

「・・・どうしてそれを?」

「だってギターを持って落ち込んで見える人なんて大概そうでしょ」

 偏見が過ぎないかと思うけど悔しくも当たっているので否定できない。

「でどうなの?」

「えっと・・・まぁ・・・」

 見知らぬ人それも怪しい人に打ち明けても大丈夫なのだろうかと一瞬危惧しても溜まっていた不満が自ずと零れていく。

「・・・上手くなれなくて、挫折しそうなんです・・・」


 先のベンチに座る。先程と違うのは隣に不審者がいる事。並んでいるからといってまだ信用してはいない。

「私もねーギターやってんだー。学生の頃からやってるから年数はワンチャン、君の年齢と同じくらいだったりしてねーなんてー」

 恥ずかしさからかその人は顔を赤らめると首の後ろに手を回してもじもじと振り子のように揺れ始めた。

 何故、愛の告白をしたみたいな雰囲気なのかは謎。

「そう、なんですか・・・」

「ねぇ私、何歳に見えるー?」

 ずっと俯く私を覗きこんでそんな事を聞いてくる。

 めんどっ。思わず顔が引きつった。

 よくわからない人だし・・・無難に答えておこう・・・。

「ははは二十歳くらい・・・ですかね・・・」

 目を逸らして答える。露骨だったかな・・・正直アラサーに見えるんだけど・・・。

「そうかそうか!正直で宜しい!」

 どっちの意味なんだろう。言葉を素直に受け取ったのか、それとも目を逸らした素振りから察したのか。

 反転する答えに翻弄される。

「ま、私の年齢はどうでもいいの」

 かかった靄が吹き飛ばされて、なんなんだ、という言葉だけが残った。

「声を掛けたのはねぇ、まぁまぁ長くギターやってると今の君と同じ時期が自分にもあったなぁってなんか懐かしくなっちゃってさ。で、その時の自分だったらどうしてほしいかって考えると私なら弾ける人に相談したいって思うから逆にこっちから声掛けたって訳」

 懐旧の念に浸るようにしみじみと言う。

 そうか私の為に・・・最初からそう言ってくれていればこんなにも警戒しなかったのに・・・。

いやそれよりも、さっき私の年齢と同じくらいのギター歴かもしれないと言っていた。だとすると今年で約十六年って事だよね?この人、もしかして超が付くベテランなのでは!?

 思いもしない僥倖が舞い降りた気分。

 でもまず気になるのは、

「私ってそんなに弾け無さそうですか・・・?」

「君からばんばん醸し出すオーラから助けてという文字がはっきりと見えるほどにね!」

 推理をした名探偵のような態で伸ばした指を顎に当てるとキリっとした目つきになった。

 ギター歴と年齢の割には貫録の無い人である。

「どうすれば上手くなれるんですかね・・・」

 実際にこの人の演奏を見た訳でも無いし弾けるなんてほんとの事かもわからないけど藁にも縋る思いで聞いてみた。

「世の中に対する不満をぶつけろ。そしたらギターは答えてくれる」

 ほんとにこの人、信用してもいいのかな。

「ギター、いつから始めたの?」

 下がった警戒心がまた上がったけど無視する謂れも無いので素直に答える。

「えっと・・・始めたのは去年の中学で・・・でも・・・すぐに挫折して・・・そのギターは友人に譲ったんですけど・・・今年高校生になってからまた再開して・・・三か月間練習してきて自分では上手くなってきたかなって思っていたんですけど、最近誘われたゲリラ・・・いえ軽音部・・・いやサークル?では実力不足で・・・三十一日にある試験をクリアしないと入部できないんです・・・」

 つい聞かれた以上の事を話してしまった・・・。

「なるほどなるほど・・・要するに一度挫折はしたけど頑張って練習して弾けるようになってきた所、入部しようとした軽音部に門前払いされて、入るには月末の試験に合格しないといけない。でも合格できそうになくて悩んでいる最中だと・・・」

「・・・はい」

 私の大分掻い摘んだ説明を上手く纏めてくれたそれに俯いて返事する。

「いつから悩んでいるの?」

「えっと三週間前・・・からです・・・」

「なるほど・・・。・・・でもねそんな数週間で大して変わらないよーせめて三か月は欲しいなぁ。なかなかハードだねっ」

「・・・はい」

 わかり切った事を言われて頷く他無い。

「大丈夫大丈夫!何とかなるって!」

 励ますように笑って背中を軽く叩かれる。

「ちなみにその試験ってどんなの?」

「えっと・・・Whiplashという曲を一度も詰まらず弾く事です・・・」

「Whiplash?ジャンルは?」

「メタル・・・です・・・」

「ほーメタルか。何メタルなの?」

「何・・・?すみません・・・私、あまりその辺に詳しくなくて・・・とにかくこう速いんです」

「ふぅーん速―いメタルか。で曲名はWhiplash・・・なるほど・・・察するに暴力的な速さってわけだ」

「もう連日の練習で腕が痛くて・・・スマホ持っただけでちょっと痛みを感じたり歯を磨いている時でも少し辛いです・・・と言っても困難というわけではないですけど・・・はい・・・」

「そぉんな初めから上手くできる人なんていないよー悩んでるって事は頑張ってるって事だし、腕の痛みは上手くなっている証拠。頑張ってるじゃんかー!」

 肩を揺って褒められると照れ臭くなってまた俯いた。

 初めて努力を認められて素直に嬉しい。この人、ボディタッチが多いけど悪くない。

「にしても興味の無いメタル系バンドに入りたいって・・・ふむ・・・もしかして彼氏の影響ぉ―?」

「あわわわわっ!違います!だって相手は女性ですよ!?」

 無神経な言葉にがばっと振り向き慌てて否定する。

「ほう・・・相手がいる、そしてそれは女・・・百合か。いや良いと思うよ?私は」

「だから違いますってばー!」

「何?彼氏の方?」

「百合っいやどっちもです!」

「ちぇーつまんないのー学生なのに色恋沙汰の一つも無いのかい」

 口を尖らせるこの自称ギタリストは心底つまらなそうな顔で悪態づくので私の顔には自然と不満が滲み出る。

「ごめんって!暗い顔してたからちょっとからかって気分上げようとしただけー」

「もうっ!」

 腕を組んで拗ねるようにそっぽを向いてやる。

「ま、まぁあれだよね!?誘ってくれた人の面子を守る為とか色々あるよね!?」

 自称ギタリストは難を逃れようと慌てて取り繕う。

 その理由も無くはないので便乗する。

「まぁそんなとこです」

 弁明しておくけど先輩に対してただ同性としてかっこいいなと憧憬の念を抱いているというだけで百合なんて恋愛感情ではないのだ・・・決して・・・いやほんと!

「何やら複雑な事情がありそうだ」

「もう!だから違いますってばー!ふんっ!」

 先輩を意識すると自然と顔が紅潮してしまう。

 その熱は直には冷めそうもなく、バレる前にまたそっぽを向いてやると自称無神経不審者ギタリストはまた慌てだした。

「わかったって!ごめんごめん!ね!?謝罪ついでにいっちょ君の腕前を見てやろうじゃないか」

「いや、何でそうなるんですか」

「何でって私、ギターやってるし、自分で言うのもなんだけどそこそこ上手いんだよ?私は」

「えー」

 初めこそ僥倖だと思っていたけどこれだけ弄られてからでは相談する気も失せていた。

 だって煽られそうだしと露骨に嫌そうな目になる。

「まぁまぁその試験とやらをとりま弾いてみてよ。せっかくギター、持って来てるんだしさ」

 ささっと促され渋々ケースから取り出すと相手の目が好奇の色に変わった。

「って君!やっぱりFlyingVじゃん!?通だねぇ、相当なギター好きしか持ってない気がするよ!」

 指で四角を作り色んな角度から眺める様子はなんだか手にした直後の自分のようでこのギターからはこう見えていたのかもしれない、なんて思うと少し可笑しい。

「やっぱかっこいいよねーこれー!この独特で、人と合わせて完成するような、我が道を行くデザイン、もう最高よね!逆に質実剛健さを感じるわ!」

 ギターを褒められると何故だか自分のように嬉しい。

「わかります!もうかっこよくて何時間でも眺められちゃいます!」

「この良さをわかるとはやるなっ嬢ちゃん・・・!」

 ぴかりと目を光らせた後、期待に満ちた表情を浮かべてこちらを向いた。

「さぁさぁ!聞かせて」

 しまった・・・変に期待させちゃったぞ・・・まぁ弾けないで悩んでいると知っているわけだし今更ハードルが上がったわけでもないよね・・・。

 足で挟んで弾くのもこのギターの特権だよね~と言うその人を横目におずおずと構える。

「・・・じゃあちょっとだけ・・・」

 ~~数秒後~~

「あはははは!何で頭を左右に振ってるのさ!」

 あろうことか指を差されて笑われた。

 ほらやっぱり煽られたじゃん・・・。

 思った通りの展開で軽々流された自分を悔いるも指示に従ってのこの対応に義憤を感じて頬を膨らませる。

「ごめんごめん弾かせたのは私なのに笑っちゃって。何かこう頭を振っている姿が頑張って走っている小動物みたいで可愛くてつい・・・でもほら元気出たでしょ?」

「えぇ?」

 不意な事を言われ真意を捉えられずに顔を覗く。

「ちょっと語っちゃおうかな。君さ、弾けない事で落ち込む暇ないよ。その憤りを何とかできるのは結局練習しかない。でさっきみたいな怒りを原動力に変える。燃料投下~なんて具合にね」

「何か脳筋過ぎませんか~?」

 挑戦的な口調で言うと不敵な笑みを浮かべた。

「はは!確かにそうかも。でも時には全速力で突っ走るのもまた人生に必要な事なのさ」

「ん?」

「要するに落ち込むなら練習しろって言いたいの!その努力もきっといつかは実って思い出話しになるさ。それに結局人はマイナス面から成長するのだと思う。それがあるから成長できる。だからそういう局面も寧ろ有り難がるべきなんだ」

「そんなもんですかね・・・」

「ああ。これから先、色んな事を経験していく中で自ずとわかってくる。今は漠然とでも頭の片隅にでも入れといておくれ。それを君が思い出した時、一緒に酒でも飲みたいもんだ。もちろん私の奢りでね」

 私に任せなさーいと自分の胸をどんと叩く姿を見て酒って・・・随分先の事を言うなぁと思った。

「いやぁ柄にもなくお姉さん語っちゃったなぁ」

「私にはまだ・・・難しい話しみたいです・・・」

 理解できるのは遠い先かもしれない。

 それもお酒を嗜む程に。

「君の悩みはとっくに通ってきた道だから人生の先輩としても伝えておきたい事があるのさ」

 体を伸ばしながら誰に言うでもなく言葉を続ける。

「まぁあ。始めてすぐギター諦める人が多いけど十年やってからにしてほしいもんだって常々思うね」

「じゅ、十年ですか」

「ああいや年数は例えばーなんだけど、それくらいの覚悟で始めれば一年くらいあっという間に経ってある程度は上手くなれるのに諦めるの早くなーいって」

 グサッ!心が痛い!

「す、すみません・・・」

「あ!そう言えば君もだったっけ!?べ、別に責めるつもりはなくて飽く迄持論を語たくて・・・何かごめん・・・」

「い、いえ・・・悪いのは一瞬で飽きた過去の自分ですので・・・」

「はははー励ますつもりが逆に落ち込ませちゃったーなんちて!で話を戻して君の演奏なんだけど」

 言い切る前に突然、アァーーー!という絶叫がどこからともなく聞こえてくる。

「えっ?えっ?えっ?」

「おっと電話だ」

 驚き辺りを見渡す私とは対照的に至って冷静に小さなショルダーバックからスマホを取り出すとライブ前になんだろうと怪訝な顔で零しながら離れた場所に移動していった。

 信じられないが今のが着メロらしい。

「もしもし?・・・え?怪我!?・・・ライブ直前なんでしょ?・・・え私?・・・いやまぁ弾けるけど・・・わかったやるよ。場所はいつもの?・・・うん今からそっち行く」

 何やら予期せぬ事態が起こったようで横顔から焦りの色が見える。

 通話を終えて足早に戻ってくると手を合わせて謝罪を口にした。

「うーんごめん!親友のバンドの子がスケートボードで手を怪我しちゃったらしくてスケットしに行かないといけなくなっちゃったの。レクチャーはまた今度!色々言ったのにごめんね!」

「いえ、そんな!」

 真摯な態度に小さく手を振って返事する。

「お詫びにこれあげる。じゃね!」

 鞄から取り出した小袋を私の掌に置いて颯爽と走り去って行った。見ると穴の開いた黄色いお菓子が入っている。

「アメちゃん・・・」

 それを摘んで意味も無くその人に重ねると用事を思い出したのか踵を返して戻って来た。

「ああっとこれだけ!ワンポイントアドバイス!速く弾こうとするんじゃなくて速く弾ける、が正解だからね?それじゃあ!」

 どゆこと?わかるようなわからないような意味深な答えだけを貰ってただ余計に悶々とするだけだった。

「君とはまたどこかで会えそうな気がするよー!」

 離れた位置から最後にそう言い残して路地裏へと消えて行った。

 ギターで釣れたのは狙いの先輩では無く、変なお姉さんだった。

 ん~~~・・・でもやっぱりどこかで見たような気がするんだよなぁ・・・。

 ギターを構えたまま首を傾げて記憶を辿る。

「あ!」

 来る途中に寄った電器屋で見掛けたギターを提げた女性と容姿が一致する。

「あのパネルの!」

 得心行ったと手を打った。

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