御法度

大島渚監督の『御法度』という映画を見たことがある。
そこで衆道という言葉を知った。
衆道。
男が男を愛する世界。
新撰組という幕末の対テロ組織の中で、1人の美少年が次々に男をたぶらかし、隊内をメチャクチャにするお話だった。
その正体に気づいた土方歳三が、
「バケモノめ」と言って、目の前の早咲きの夜桜を切り倒すラストシーンを覚えている。
わたしはどちらかといえば、土方歳三である。
衆道となることはないだろう。
しかし、このお作品。
ステキなのだ。
キュンとしてしまいそうになる。
どうした、土方!
しかし、ステキなものは、ステキなのだ。
人が人を好きになる。
それは、純粋な気持ち。
それは、尊い。
多様性の時代。
ましてや、江戸時代からある文化。
恋というものに対して、性別を持ち出すのはナンセンスなのかもしれない。
だって、ステキなお話なんだもの。

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