第12章 二つの鐘の下で

1 朝の決断


八月の空は、透明な青の上に薄く白い雲を流していた。

蝉の声が重なり、世界の輪郭が少しだけ分厚く感じられる朝。

俺は川沿いに立っていた。欄干は夜の冷えをわずかに残していて、掌を乗せると、熱くなりかけた心臓がそこでひと呼吸落ち着く。


スマホの画面には二つの予定が並んでいる。

〈県大会決勝 10:00集合〉

〈夏祭りステージ 14:00本番〉


どちらも、夢の入り口みたいな顔をして同じ日に立っている。

今度だけは、もう“間に合った”で逃げられない。

言葉で決めて、行動で支払う。そう決めて、俺は連絡した。


『川沿い、いつものところ。話したい』


十分後。

早苗は白いTシャツと薄いデニムのスカートでやって来た。夏の光を背に受けて、髪は肩で跳ね、目尻はいつもの三日月。その奥の火は、今日もちゃんと燃えている。


「蒼太」


呼ばれただけで、喉が固くなる。

――逃げない。決めてきたはずだ。


「今日の本番……俺は、決勝に出る。最後まで。ここで逃げたら、俺はずっと逃げ続ける気がした」


言いながら、自分の言葉の重さが足場になっていくのを感じた。

彼女は目を伏せ、すぐに顔を上げる。笑っていた。驚くほど穏やかに。


「うん。言ってくれて、ありがとう」


「でも、終わったら走る。汗だくでも、泥だらけでも。……間に合わないかもしれない。それでも、来る」


「分かった。来て。来られなくても、歌うけど。来てくれたら、もっと歌える」


風が川面を撫でた。

俺はバッグから薄い五線紙を取り出す。譜面台の傷の上で何度も考え直した、小さな前奏のメモ。

『夕方の川沿い(tempo rubato)』と、鉛筆で書いてある。

最初の和音は低く、子音に寄り添う隙間を大きく取る。

もし俺がいなくても、黒瀬が弾けるように指番号も書いた。


「これ、今日の一曲目の前に、もし余白が取れたら使って。……呼吸の角度が掴みやすいように、二拍目の裏に小さい橋を架けた」


早苗は紙を胸元で両手で挟み、丁寧に折り目をつけないようにバッグへしまった。

「宝物みたいに扱うから」


彼女は小指を差し出した。

「約束、更新」


俺はその小指を握る。

指先は少し汗ばんで、結び目は確かに固くなった。

結び直すたび、形は少し変わる。それでいい。いまの形が、いまの速度だ。



2 もう一人への言葉


校門脇の木陰。

練習開始の一時間前に黒瀬に会った。メッセージひとつで、すぐに「行く」と返ってきた男だ。時間ぴったりに現れて、制服の襟を正しながら軽く会釈をする。


「相馬」


「今日の本番……俺は試合に出る。最後まで。だから、頼みがある」


差し出した五線紙を黒瀬が受け取る。

目だけで素早く追うと、すぐに笑った。


「いい前奏だ。言葉が立つ。……二拍目の橋、早苗が好きそうだ」


「頼む。俺の代わりに、舞台を守ってくれ」


黒瀬は紙を二つ折りにしてポケットに入れ、真っ直ぐ俺を見た。


「守るよ。そういう約束は、守るタイプなんだ」


「ありがとう」


踵を返しかけた俺を、彼は呼び止める。


「相馬。選んだんだな」


「ああ」


「なら、走れ。全力で。……それがいちばん、早苗の歌に追い風になる」


黒瀬の言葉は柔らかいが、芯があった。

俺は頷き、グラウンドの光へ走り出した。



3 ピッチの熱


円陣の中、キャプテンの掌が重なる。

監督の声が落ちてくる。


「勝つぞ。今日が境目だ」


ホイッスル。

芝が、ボールが、風が、全部同じ方向へ動き出す感覚。

相手は堅い。守備のブロックがラインを上下させ、パスコースを切り続ける。

前半二十五分。相手のミドルがバーを叩き、冷や汗が背筋を滑った。


〈14:00〉の赤い数字を頭の片隅に押し込む。

今は、この四角い世界の呼吸を整える時間だ。

川沿いで覚えた「角度」を、俺は自分の肺に適用する。

息を半拍長く吸い、視野の周縁部へ意識を広げる。

ボールが足元に来る。ワンタッチで左へ流し、すぐ縦へ走る。


サイドで受けた瞬間、相手の重心が一瞬右へ傾く。

その隙間に、インサイドで切り込んで右足を振った。

低く速い弾道。キーパーの手首を掠め、ネットが小さく震える。

歓声が爆ぜる。背中を叩かれる。

でも、心臓の奥には別の鼓動が同時に鳴っている。

――歌の時間が、始まる。



4 舞台袖の息


同じ頃。

夏祭りの仮設ステージの袖では風鈴の鳴るような小さな金属音がして、スタッフがマイクの電源を入れている。

提灯の赤が風に揺れ、昼の光は少しだけ黄金色に傾き始めていた。


「行ける?」


黒瀬の声。

早苗は頷く。

バッグの中の五線紙を取り出す。指先で、角をそっと撫でる。

――川の匂い。譜面台の傷。あの指の跡。

全部が、この紙の鉛筆の粉に宿っている気がした。


「前奏、これで行こう。……そのまま“わ”の位置に入れる」


「うん」


MCの声が上ずり、客席のざわめきがひとつ集まる。

「続いてのゲストは――」

名前が呼ばれる。

白いワンピースが光を拾い、彼女は舞台に歩み出た。

黒瀬が椅子に腰を下ろす。

一拍の沈黙。

風が提灯を鳴らした。


前奏の和音。

二拍目の裏に、そっと小さな橋。

呼吸がそこに乗る。

早苗の声が、夏の空へ解き放たれた。



5 交差点の真ん中


後半開始。

相手はシステムを変え、前線からプレッシャーを強めてきた。

キャプテンの「引きすぎるな!」の声。

俺は中盤から下がって受け、ひとつ、ふたつとリズムをずらす。

ボールを“落とす”角度は、子音の角度と似ている。

強すぎると言葉が痛む。弱すぎると輪郭が消える。

最適は、相手の呼吸が短くなる刹那だ。


同時刻、ステージではサビが来ていた。

〈あなたに届くように〉

母音が広がり、客席の子供が手拍子を始め、大人たちの肩が緩む。

風が音を運び、日陰で見ていた老夫婦が顔を見合わせて頷く。


黒瀬の左手が低域で呼吸を作り、右手の分散和音が言葉の余白を磨く。

彼の視線の先、早苗は一瞬、客席のどこかを見て、すぐに前を見た。

――来られなくても、歌う。

更新した約束が胸の中央で光っている。



6 揺れる網と、揺れない声


後半二十八分。

相手が同点に追いつく。ゴールネットが大きく揺れ、歓声とため息が交じる。

センターサークルへボールを運ぶ間、俺は靴紐を結び直した。

結び目は汗で固い。

――形を変えて、また結べ。

あの川で、俺は確かに自分に言ったはずだ。


ステージでは、最後のフレーズの前に一呼吸が置かれた。

半拍伸ばす、あの場所。

前奏で架けた小さな橋が、今、はっきりと形を持つ。

息が乗り、声が降りる。

空気が揺れ、風鈴が一度だけ鳴った気がした。


静寂。

次いで、わっと広がる拍手。

MCの声は遠く、手を振る子どもたちの笑顔が近い。

早苗はマイクを胸に下げ、深く頭を下げた。

黒瀬と目を合わせる。

彼は小さく親指を立て、すぐ譜面に目を落とした。

――アンコールの準備をしている。



7 決勝の最後の一分


時計は後半四十四分を回った。

スコアは1−1。

延長も頭をよぎる時間。

スローインから縦につけ、ワンツーで抜ける。

相手の足が伸びる。右へ流すフェイント、左に切り返し、ふっと力を抜いて前へ押し出す。


ペナルティエリアの角。

角度はない。

だけど、川沿いで覚えた「角度」の正体は、数値じゃない。

息の居場所だ。

インステップで強くではなく、インサイドで撫でるように。

ボールはカーブを描いて、ファーサイドのネットへ吸い込まれた。


歓声が割れた。

時間が一度止まり、駆け出したキャプテンに抱きしめられる。

視界が汗で歪む。

ホイッスル。

勝った。

足が勝手にステップを踏み、心臓が痛いくらい跳ねる。

でも、次の鼓動はもう、別の方向へ走っていた。


「相馬! 打ち上げは――」

背中で誰かが言う。

俺は振り返らない。

ベンチの荷物を掴み、スパイクを握り、スタンド下の自転車置き場に飛び込んだ。



8 アンコールの呼吸


夏祭りの会場では、MCの「アンコール!」の声が客席へ渡っていた。

手拍子がひとつに揃う。

早苗は袖で息を整え、黒瀬と目で合図を交わす。


「……もう一曲、歌ってもいいですか」


マイク越しの声は、昼の光より透き通っていた。

「大切な友だちと、一緒に作った前奏から始まります」


黒瀬が頷き、前奏の一音目に指を落とす。

風が少し、向きを変える。

提灯がゆっくり揺れ、客席のざわめきが薄くなっていく。

呼吸の角度が揃う。

さあ、歌う――そのとき。


袖の影が動いた。

泥のついたジャージの裾、汗で濡れた前髪、肩で息をする少年。

黒瀬がほんの一瞬だけ視線を横に滑らせ、微笑んだ。

譜面から手を離し、椅子を半歩ずらしてスペースを空ける。


「……座れ」


黒瀬の声は、驚くほど優しかった。

俺は頷き、譜面台の上の五線紙に手を伸ばす。

鉛筆の粉が、指に移る。

鍵盤に指を置く。

夏の光が、象牙の白にうすく乗った。


前奏。

自分で書いた橋の上に、いま、自分の息が乗る。

二拍目の裏、小さな光の踏切を超える。

目の前で、早苗の喉がやわらかく震えた。

最初の子音。

夏の空が、もう一度開く。



9 歌と汗と、三人の輪郭


アンコールは短い曲だった。

けれど、曲より長いものがその場に置かれた。

声の余韻、風の角度、拍手の粒、そして三人の輪郭。


最後の和音。

残響は仮設ステージの柱に吸い込まれて、ゆっくり返ってくる。

拍手。

顔を上げた早苗の目尻がまた濡れている。

黒瀬は静かに立ち上がり、客席に一礼した。

俺は息を整え、鍵盤からそっと手を下ろす。


袖へ下がると、早苗が俺に一歩近づいた。

「来てくれて、ありがとう」

「遅くなって、ごめん」

「……勝った?」

「うん」


彼女は笑い、拳を小さく作って俺の胸に軽く当てた。

「おめでとう」


その横で黒瀬が譜面をたたみ、こちらに差し出す。

「前奏、最高だった。……返すよ、これは君のだ」


「いや、それは三人のだ」


黒瀬は一拍遅れて頷いた。

「そうだな」


視線が交わる。

そこに嫉妬の影はなく、痛みはあったかもしれないけれど、清潔だった。

俺は言葉を探し、はっきり言った。


「黒瀬、ありがとう。お前が守ってくれたから、俺は走れた」


「走ったのはお前だよ。……じゃあ、俺は機材運んでくる。二人とも、少し話してこい」


彼は背を向け、スタッフと何か手短に話して運搬を始めた。

ステージの向こうからは、屋台の油の匂いと、金魚すくいの笑い声。



10 告白の続き


夏祭りの端、川に近い静かな場所まで歩いた。

夕方の光が低くなり、川面に金の鱗みたいな反射が連なっている。

欄干に手を置くと、もう朝の冷たさは残っていない。

今日の熱が、金属に薄く染み込んでいた。


「蒼太」


「うん」


「好き。何回言っても、同じ。……でも、今日の“好き”は、ちょっと違う」


彼女は言葉を選ぶみたいに、指で欄干の錆をなぞった。


「わたしね、誰かに“来てほしい”ってずっと思ってきた。でも、それ以上に、誰かが“自分の場所で全力で走る”姿を、隣で好きでいたいって思った。今日、やっと分かった」


胸のどこかが、きゅっと鳴った。

「あの日の川で、俺が言った“逃げない”を、今日やっと少しできたと思う。……ごめん。いっぱい遅れて」


「ううん。間に合ってる。遅れた分は、歌で追いつくから。蒼太は、走って追いついて」


「追いつく。言葉でも、追いつく」


俺はポケットから、くしゃくしゃになった紙切れを取り出した。

汗で端が丸く、字が薄い。

〈高校生になったら、ちゃんと気持ちを言う〉

何度も読み、何度も裏切った一行。


「これ、捨てる。……いや、捨てるんじゃない。今日、やっと叶える」


川風が一度だけ強く吹き、紙片が震えた。

俺は彼女を正面から見た。


「好きだ。早苗。俺は臆病だけど、臆病なまま、約束を守る。サッカーも、歌も、君も。……欲張りでも、逃げない」


早苗は笑った。

「知ってる。臆病な人の“守る”が、いちばん強いって」


二人で小指を出して、絡める。

今日の結び目は、いつもより深い場所で固くなる。

形が変わったのが分かる。

たぶん、この形は、しばらくほどけない。



11 大切な話を、丁寧に


ステージ裏へ戻ると、黒瀬がひと段落つけて待っていた。

三人で目を合わせる。

言うべきことは、山ほどある。

でもまず、いちばん大切なことから。


早苗が一歩前へ出る。

「黒瀬くん。……ありがとう。わたし、黒瀬くんのピアノ、やっぱり大好き。支えられて、いっぱい前に進めた。でも――」


一拍の沈黙。

黒瀬はうなずく。

「分かってる。言わせてしまって、ごめん。……早苗さんが相馬を見る目、知ってるから」


彼は笑った。

それは強がりじゃなく、成熟した笑いだった。


「これからも弾くよ。俺はピアノが好きで、君の歌も好きだ。演奏は嘘をつかない。……ただ、役割は変わるかもしれないけど」


「うん。ありがとう。本当に」


黒瀬は譜面台の脚を軽く蹴って、「これ、直しておけよ」と冗談みたいに言った。

その脚には、小さな古い傷。待ちきれない誰かの爪痕。

もう、その“待ちきれない”が、俺一人のものじゃないことが嬉しかった。



12 夜の風と、これからの地図


夏祭りが終わる頃、風は少し冷たくなった。

屋台の灯りが一つずつ消え、ステージの照明も落ちる。

片付けの音が遠くで続いている。


「送るよ」と言うと、早苗は首を振った。

「今日は一人で歩いて帰る。歌の余韻、ちゃんと聞きたいから」


「そっか」


「でも、明日の朝、川沿いで発声する。来る?」


「行く」


「じゃあ、また明日」


それだけ言って、早苗は手を振った。

背中が提灯の残り光を拾って、川の方へ消えていく。

その背中は、もう何度も見た“未来に向かう背中”だった。

違うのは、俺が同じ速度で立っていることだ。


黒瀬が隣に並び、肩で息をしたまま空を見た。

「全国、行けるな」


「行く」


「早苗も、きっと行く」


「うん」


三人の地図が、同じ紙の上で重なっている。

線は三方向へ伸びて、時々交わって、また伸びていく。

譜面の上で、違う旋律が同じ調性の中で響くみたいに。


俺は深く息を吸った。

二拍目の裏に、小さな橋――。

どんな未来でも、呼吸の居場所は自分で作れる。

それを、今日、やっと身体が覚えた。


川面に、夜の風がさざめいた。

指先に残る鉛筆の粉を、そっとこすり合わせる。

音がしない音が、確かに鳴っていた。


――結び目は、もうほどけない。

ほどけるとしても、また結べる。

そう思える夜だった。



1 川沿いの声


夏祭りの翌朝。

蝉の声がまだ弱々しく、空はうっすらと曇っていた。

川沿いの欄干に寄りかかって発声する早苗の声は、昨日の余韻を残したまま澄んでいた。


「い・え・あ・お・う」

子音が風に乗って、水面を揺らす。


俺は少し離れて聞いていた。

昨日の告白、あの結び直した指の感触がまだ残っている。

けれどそれ以上に、彼女の声が昨日よりも遠くへ届いていることが胸に迫った。


「蒼太」

振り向いた早苗が笑う。

「来てくれると思ってた」


「約束したからな」


それだけで、彼女はまた声を前に押し出した。

夢に向かう背中は、もう疑いようがなく輝いていた。



2 部室の沈黙


登校すると、サッカー部の部室の空気はまだ重かった。

俺が決勝後に打ち上げに顔を出さず、祭りのステージへ走ったことを皆が知っていたからだ。


「相馬」

キャプテンが低い声で呼ぶ。

「勝ちは勝ちだ。だが……全国を目指すなら、俺たちに背中を預けろ」


「……分かってる」


本当は「背中を預けてほしい」と言うべきなのに、その言葉が出なかった。

結び目を強く締めすぎて、まだ余裕が持てない。

ただ、ボールを追う感覚と、鍵盤に触れる感覚が両方とも俺を支えているのは確かだった。



3 黒瀬の選択


放課後の音楽室。

黒瀬はいつも通り椅子に座り、譜面を整えていた。

けれど、声をかける前に彼が口を開いた。


「俺、ひとつ決めた」

「何を?」


「来年、音大を受ける。ピアノで。……早苗を支えるのも続けたいけど、それは俺の進路をちゃんと決めてからだ」


真剣な瞳だった。

ライバルであり、仲間でもある彼が、自分の速度で未来を選んだ。


「黒瀬……」

「お前も、ちゃんと決めろ。サッカーか音楽か、じゃなくて、どう歩くかだ」


その言葉は、譜面台の古い傷みたいに深く刻まれた。



4 夕暮れの告白の続き


川沿いに沈む夕日。

早苗は今日も声を出していた。

オレンジ色に染まる水面に、言葉がひとつひとつ落ちては広がる。


「蒼太」

「ん」

「また言うね。……好きだよ」


七度目の矢。

俺はもう避けなかった。

「俺も好きだ。……昨日より、もっと」


彼女は笑いながら泣いた。

「その言葉が、歌より響いた」


欄干に残る古い錆を指でなぞりながら、俺は思った。

――結び目はもう、解けても構わない。

そのたびに結び直せばいい。

臆病でも、遅れても、言葉で追いつける。



5 未来の輪郭


夏休みの終わり。

全国大会に向けた練習、次のステージに向けたリハーサル、そしてそれぞれの進路。

三人の速度は違うけれど、確かに交わっていた。


黒瀬はピアノで道を拓き、早苗は歌で夢を掴み、俺はボールと鍵盤の両方を追っている。

未来は一本の線じゃない。

絡まり、交差し、時々ほどけ、また結ばれる。


川沿いに吹く風が、その地図を広げていく。

俺は深く息を吸った。

二拍目の裏、小さな橋を渡る呼吸を、胸いっぱいに覚えて。



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