死神が死期が迫る男の元へ現れます
しかし、男は怪物だったのです
目は複数、口も複数、耳は二つ、巨大に太った怪物で、実際いたら怖いと思います
きっとオペラ座の怪人のように両親から疎まれて、閉じ込められて生きてきたんだろうなと思いましたが、両親に愛されて、友達もいて、しかも結婚して、息子までいるというのです
奇異的な目で見られてもきっとこの男は進学をして、就職をして時に奇異的に見られながらも普通の人生を生きてきたのだなと思いました
多様性社会が謳われた世界だから、怪物が閉じ込められずに普通に社会で生きていくのもありですよね
男の来世への願いが人間になることではなく、自分を愛してくれた人々と怪物もまま、もう一度会いたいというのも私はとても感動しました
既存の怪物に対する社会のあり方から180度異なる物語、面白いのでご一読ください