第18話 小泉家4

なぜ日記をこんなに厳重に隠しているのだろうか…でてきた日記は30冊。表に365日の日記とプリントされてるので30前から書かれているらしい。私が生まれてから…   読もうとして日記を手に取るとチャイムがなった。


玄関に出てみて足が震える。


自分がいた。


「こうやって会うのは本来は禁止されているのだけれど私たちは協力しなければ二人とも殺される」

よく見ると彼女は耳を損傷しているようだった。似てはいるが私より美しく物腰も穏やかだった。

「あ、あなたは?」

「私も小泉ミナよ。まぁ混乱するわよね。私もにわかには信じられなかったから。」

ふと両親の死がこの人が原因なきがした。

「私じゃないわよ」

そう言ってイタズラっ子みたいにもう一人のミナが笑った。

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