第12章 三つ目の封印
森を抜け、険しい崖を越えた先に、三つ目の封印が眠る神殿が姿を現した。
古代の石造りの門には、刻まれた文字が微かに光り、闇の力を押し留めているかのようだった。
「ここが……三つ目の封印」
アメリアの声は緊張に震えていた。
「さあ、どうやって守るかだな」
デューンが聖剣を握り直し、仲間たちを見渡す。
しかし、封印の前に立った瞬間、空気が歪み、幻惑の力が一行を包み込む。
「――これは……!」
ミルフィーが杖を握る手に力を込める。
目の前に現れたのは、互いに見知らぬ姿に変えられた仲間たちの幻影。
「……私たちの絆を試すつもり?」
シリューは冷静に呟く。
アポロンは言った
「虚無の王め……また策略か」
闇の声が響いた。
「信じる心が揺らげば、封印の力は我らのものとなる。
恐れ、疑い、裏切り……その全てを飲み込め!」
デューンたちは幻影に惑わされそうになるが、ラハムが前に出る。
ラハム:「アクアパージ!!!!」
「諦めないで! 仲間を信じる心が、封印を護る力になるのよ!」
彼女の杖から凄まじい水が放たれ、幻影の一部を打ち消した。
エア:「スプラッシュエクストリーム!!」
地響きと共にエアの持っている水の剣から生み出された水の竜巻が幻影をかき消した!
エアも同様に水を操り、周囲の闇を浄化する。
「僕たちがいる限り、恐怖に屈するわけにはいかない!」
アポロンは一歩前に出て冷ややかに言う。
「……くだらん試練だ。私の力で幻覚を一掃する!乱れマサムネ!!!」
マサムネから放たれた黄金の斬光が森に炸裂し、残る幻影も次々と消え去った。
封印の前に真実の光景が戻る。
水瓶は静かに、しかし力強く輝き、三つ目の封印は揺るがず守られていた。
アメリアは息を整え、仲間たちを見渡す。
「……成功です。三つ目の封印は無事」
デューンは聖剣を軽く掲げ、仲間たちに向かって力強く言った。
「よし、次も必ず守る! 虚無の王に、この世界を渡すわけにはいかない!」
ラハムは微笑み、エアもうなずく。
ラハム:「次の試練も、私たちが支える」
エア:「任せろ、僕も戦う」
だが、森の奥には黒い渦がまだ漂い、虚無の王の影が一行を見つめていた。
「次こそ……全ての封印を我がものにする」
その声が、デューンたちの背後に暗い予兆を残す――。
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