第3話 関係とかわからない
彩夏と友達(?)になったものの実感がわかない
「おい!健何突っ立ってるんだよ。購買行ってこい!」
「は、はぃぃい」
という感じでクラスでの関係は普通だ
なに1つ変わらない日常だ
パシられることが普通って俺もおかしくなったもんだ
購買についたらすぐに菓子パンを買う。今日は彩香は機嫌が悪い感じがする。だからポテチを買って機嫌を良くして貰おうという魂胆だ
ポテチ売ってるんの?と思うがそこは気にしないでくれ
「購買についたが、、菓子パンねぇ」
「え?菓子パンないじゃん」
すると後ろから彩夏の声がした
「えぇぁ、ご、ごめんなさい!」
「は?何言っての?昨日みたいな感じでいおよ」
昨日みたいな感じかぁじゃあこうか?
「わかった。彩夏」
そうすると彩夏はニコッと微笑み、歩き出した
「パシらしたのは嘘。一緒に学校回りたかったのよ、悪い?」
渾身デレが発動され急所にあたった
「ぐ、はぁあ」
「なにやっての?きも」
でも顔は笑っていた
言ってる自分も恥ずかしくなった
顔が真っ赤になっていたと思う
「やっぱお前、オタクでキモイわ。」
「そ、そうなんですよぉ」
「きっも」
なんかもう距離感わからなくなってきた
教室に戻るといつもの彩香に戻っていた
いつもの陽キャ集団の中へ行った
「健ずっと私のこと付き纏ってきたんだけど」
「え、なにストーカーきも」
「彩香に話しかけられて嬉しいかったんだよ」
そういうと彩香は顔を赤くさせ、手で顔を覆った
「なになに、どうした?」
「それな熱でもあるんじゃない?」
「そそそ、そんなわけないじゃん」
「一応保健室に行く?」
「大丈夫」
「お、元気になった」
「元から元気です!」
と顔を膨らませていた
その姿を見ていたら陽キャ集団の中の中心人物、橘奏<たちばなかなで>が
「ねえ、噂をしたらw」
「こっちみてるのキモすぎ」
「流石の健ね、想像の上を行く男」
なんでこういつも言われるんだと萎えつつ、次の授業の準備をした
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