第28話 新婚初夜を迎えるんだ

 魔女の館は三階建てで、一階は買い取り窓口や食堂やお風呂とかがある。

 二階は〈シヴァ〉である従妹の2家族が住んでおり、三階に叔母の〈ヴァサカ〉夫婦と〈シヴァ〉の部屋がある間取りだ。


 俺はこれから〈シヴァ〉の部屋で寝泊まりすることになる。


 「〈クロヤ〉、お腹が空いたでしょう。 お肉のパイをもらってきたわ。 食べる?」


 「お腹がペコペコなんだ。 ありがとう」


 「ふふっ、持ってきて良かったわ」


 〈シヴァ〉の部屋の大きさは10畳くらいの大きさで、それほど大きくはなく、壁と天井は薄い茶色の板張りになっている。

 部屋が大きくないためか、魔女の風習なのか、ベッドは無くて布団をひいて眠るスタイルのようだ。


 床にはくすんだ黄色の絨毯が敷き詰められているため、日本の家とはかなり違った印象を受ける。

 小さな木製の机とイスもあるし、花とかの刺繍がされた沢山のクッションと窓にかかった白いレースのカーテンのせいで若い女性の部屋って感じだ。


 肉のパイと薬草茶を飲んで、腹がふくれると少し落ち着いてきた。


 〈シヴァ〉はさっきの花嫁衣裳だったものから、赤いブラウスと黒のスカートに着替えているのだが、スカートから見えるムッチリとした素足をどうしても意識してしまう。

 今から新婚初夜を迎えるんだ。


 「えぇっと、今日はお風呂をかしてあるから入れるよ」


 「お風呂か、良いな。 入りたいよ」


 「〈クロヤ〉が入れる順番は一番最後なんだけど、今日は早く入っても良いらしいわ」


 「そっか、俺は一番最後なんだな」


 「んー、〈クロヤ〉は一番若い男なんだから、それはしょうがないよ」


 〈シヴァ〉に案内をしてもらいお風呂にいったのだけど、部屋で待っててくれと言われてしまった。


 「私が先に入るから〈クロヤ〉はその後だよ」


 魔女は女系だからか、女性上位なんだ。

 夫になりたいと考える人が少なくなる原因でもある気がするな。


 「一緒に入っちゃいけないのか?」


 「はぁ、変なことを言わないでよ。 そんなハレンチなまねはしません」


 〈シヴァ〉は真っ赤になって少し怒っているようだ。

 恥ずかしいのと魔女の流儀に反している事が原因なのかも知れない。


 〈シヴァ〉の少し長い入浴の後に、俺は久しぶりにお風呂へ入ることが出来た。

 この世界に来て初めてだから、もう半年以上も入っていなかった計算になる。

 かなりぬるい温度だけど、ジワジワと体も心もお湯にほぐれていくようだ。


 ここ何日かの辛い思いも、ウォータースライダーにように結婚したんだから、お湯に溶けて勢い良く流れてしまえ。


 「ふぅ、さっぱりしたよ」


 「良かったね。 今日は疲れたから、もう寝ましょう」


 「へっ、もう寝るの?」


 新婚初夜をどうしてくれるんだよ。


 「いつもこのくらいの時間で眠るんだよ。 そこのランプの灯を消してね」


 〈シヴァ〉は薄い白色のネグリジェみたいのを着ている。

 セクシーさを追求したものでは無いから、〈シヴァ〉の色気が増えたかと言えばかなり微妙だけど、胸の部分を良く見ればポツンが二つあるじゃないか。

 やっぱりこの世界にはブラジャーは無いんだな。


 先に布団に入っていた〈シヴァ〉におおいかぶさってやろう。

 今日は新婚初夜なんだから、当たり前だよな。


 「きゃっ、なにすんのよ」


 「決まっているだろう。 エッチなことだよ」


 「えぇー、そんなのダメだよ。 もっとお互いが好きになってから、しようね」


 「俺はもう十分好きになっている」


 「ちょっと待って。 私は…… 」


 俺はこれ以上〈シヴァ〉の、どうでも良い話を聞いていたくなかったので、唇を唇でふさいでやったんだ。


 「ムグッゥ…… 」


 〈シヴァ〉は両手を使って俺を押しのけようとしたり、頭を振って俺の唇を外そうとしたり、始めのうちはかなり抵抗していたのだが、俺が頭を両手でガッチリと固めて離さないもんだから段々と力が弱くなっていった。


 「うぅ、あぁ」


 強く結んでいた唇を強引に割り、舌を侵入させた時には、ほとんど抵抗しなくなっていたと思う。

 俺はそれを良い事に、唇はもちろん、顔や首や耳にもキスの嵐を降らせてあげた。


 「あん、耳はいやなの」

 「はん、首はくすぐったいの」


 キスを続けていくうちに抵抗が完全に終わったため、俺は一気に〈シヴァ〉の白のネグリジェを脱がしてやる。ダブっとした作りなので簡単に脱がす事が出来た。


 「きゃっ、見ないで」


 「見ないよ。 触るだけだ」


 「えっ、もっとダメ…… 」


 〈シヴァ〉は両手で必死に胸を隠しているが、力では俺の方が大きくまさっているので、手を引きはがされて無防備になったおっぱいへ俺の舌が襲いかかる。

 ペロペロ、チュッチュッ、チューチュー、コネコネ、クルクル。


 「やぁだ。 なめないで。 恥ずかしいよ」


 俺は〈シヴァ〉の訴えを無視して、もっと丁寧かつ繊細にそしてしつこく舐めたからか、〈シヴァ〉は胸を隠すのは諦めたようだ。

 

 今度は真っ赤に上気した顔を隠しているぞ。


 「うぅ、もう止めてよ」


 邪魔が無くなった〈シヴァ〉のおっぱいは、ホィップクリームのようにファファと柔らかく真っ白で、ツルンとした肌の内側から甘い良い匂いがしてくる。


 「はぁん、いやらしく触らないで」


 顔を隠している手を強引にどけて、キスをしながらおっぱいを揉み続けると、〈シヴァ〉はようやく観念したんだろう、体の力が抜けて一切の抵抗を止めてくれた。


 だから俺は青いパンツをパッと脱がした後、下半身にかぶりついたんだけど、〈シヴァ〉また両手で俺の頭を押さえつけて抵抗を始めるんだ。

 股の間も固く閉じようとしている。

 いい加減にしてほしいものだよ。


 「きゃー、そこはやだぁ」


 頭を押さられただけでは俺は負けたりしない。股の間にも顔を押し込んでやる。


 うーん、〈シヴァ〉は股を閉じようとしているくせに、なぜ俺の頭を自分の股の間に押しつけるんだろう。

 これが嫌よ嫌よも好きなうち、と言う現象なのか。まあ良い。

 ペロペロ、チュッチュッ、チューチュー、コネコネ、クルクル。


 「そんな汚いよ。 恥ずかしくて死んじゃう」


 ペロペロ、チュッチュッ、チューチュー、コネコネ、クルクル。

 両手も動員しておっぱいもだ。

 モミモミ、コネコネ、クルクル、スリスリ、グルングルン。


 「全部見られちゃったよ。 恥ずかしいとこ、なめられちゃた。 もう、いやだぁ」


 それでも俺は続けるしかない。こんな中途半端な状態で止めてたまるか。

 ペロペロ、チュッチュッ、チューチュー、コネコネ、クルクル。

 モミモミ、コネコネ、クルクル、スリスリ、グルングルン。


 「ひぃん、こんな恥ずかしいことされたら、ひぃん、もうお嫁さんになれないよ」


 〈シヴァ〉は最後の抵抗を諦めたようで、体をダランとさせている。

 股の力も抜けて、両足は大開状態となっている。


 「あっ、あん、はぁん、あぁぁ」


 お嫁さんになれないとわけの分からない事を口走っているが、今直ぐに本当の意味でのお嫁さんにしてあげるね。


 「痛い」


 「少しだけ我慢してくれ。 愛しい俺のお嫁さん」


 「痛いよ、ぐすん」


 「もう直ぐだ。 俺のお嫁さんは世界一気持ち良いよ」


 〈シヴァ〉はとうとう泣き出してしまった。

 また誰かに部屋へ突入されたら、俺も恥ずかしいのでキスをしながら〈シヴァ〉を抱くことにした。


 その後直ぐに中出しをしてしまったのは、痛いって言っているのだから、全く我慢せずに出す事だけを考えた結果だ。

 中出しは嫁なんだから何も問題がないし、すごく達成感があるため満たされるな。

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