第12話 問題児

ファーナルド「ここだ」

1週間後の今日、ファーナルドが

案内したのはギルド職員休憩室の一つだ。

フイル「なんで?ここにいるんだ?

ギルドの職員とかなのか?」

ベル「いいえ、知り合いから預かってるから

ここに住んでるだけよ」

デン「彼はどんな感じでヤバいんですか?」

ファーナルド「こいつがここに来るまで、

ギルドの問題児はフイルと言われてたが、

この小僧が来てからは満場一致でこっちの

方が問題児だと言われ始めた。」

ラウス「へ〜そんな」

フイル「おい待て今まで問題児って

言われてたのか?俺」

ファーナルド「当たり前だろ」

デン「だろうね」

ラウス「予想できる」

フイル「……」

談笑もほどほどに5人は部屋のドアを開け、

中に入る。

?「あ?なんやねん今日は

じじぃとばばぁだけちゃうんか」

部屋のソファに座っていたのは黒髪で

顔に文字の書いた面をつけた

おかっぱという奇抜な髪型の男の子だ。

おそらくラウスたちより4、5歳下だろう。

ファーナルド「コウテイ、こいつらに

力を貸してくれねぇか?」

コウテイと呼ばれた男の子は立ち上がり、

ファーナルドの目の前まで歩む。

コウテイ「僕はパーティ組まないって

言ったよな?」

フイル「!」

コウテイ「いい加減諦めろよじじぃ」

身長の低いコウテイはファーナルドを

見上げる形で睨みつける。

コウテイ「お前らも諦めてかえんな。

僕は力を貸さない。絶対」

フイル「てめぇ…!」

フイルがブチギレるその瞬間

フイル「ぶっk」

ラウス「お願いします。コウテイさん。」

フイル「!」

フイルの言葉を遮ってラウスが頭を下げる。

ラウス「今、俺たちはどうしても君の力が

必要なんです。どうか、少しの間でも

一緒に戦ってくださいませんか?」

コウテイ「…」

デン「お願いします!」

デンも頭を下げ、フイルに急かすように

ジェスチャーする。

フイル「俺からも…よろしく頼む…」

あのフイルが頭を下げた。ファーナルドと

ベルは信じられないような顔をしている。

それをみたコウテイは深くため息を

つきながら言う。

コウテイ「…わかったよ。」

ラウス「…!!ほんと!?」

ラウスが目をキラキラしながら頭を上げる。

コウテイ「だけど!!

ちょっとだけやからな!ほんとに少しの間

だけやから!!」

デン「ありがとおおおおお!!」

デンがコウテイに抱きつく。

コウテイ「ちょ!やめろ!!ほんとに!!」

鬼のデンの抱きつきは想像の五倍の強さだ。

コウテイ「うぶ…」

コウテイは泡を吐いてる

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る