第5話 屋久杉の森とコダマ
まずい三人とはぐれた。
私は鶴屋朱美、鶴屋財閥の跡取りにして神和大学自由劇場の看板女優
その私がなんの因果かこの為体(ていたらく)…
なんなのこの森
あきらかに生態系が違う…
なんで沖縄の屋久島に茂っているような木々が広がっているの…
まるであの映画みたい…
コロコロコロ
なにか心地よい響き
コロコロコロ
木霊なの・・・
目の前に白い小人がウロウロしている。
最初は一匹?一人?
白い妖精さんが周りにいっぱい
不思議と恐怖はない。
逆に多幸感に溢れている。
コダマ
コダマよね原始の森に白い妖精なんだからそれ以外ない。
おいでおいで
そっちに行くの?
森を抜けたら沼、池、いえ淵という単語が似つかわしい。
その淵に小島があり黒い不気味な葉が落ちた大木があった。
その樹の影から・・・
「森崎千鶴」が現れた!
「おはよう朱美」
「ごきげんよう、心配したのよ久保田も近くに来てるわ
帰りましょう」
「きて朱美」
「なんなの?私もそっちはいける口だけど今日はそんな気分じゃないの」
あっ
いきなり舌入れないでくれる。
なにあんたずぶ濡れじゃない。
いけない
あっ
いっ
ううっ
えぇ
おおっ!
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