近況ノートまとめ【花天月地】

第51話 人物名エピソード

人物名が入ってるエピソードは大抵思い入れある特別なエピソードです✨

今の所うちの【花天月地】で人物名のエピソードになってる人は

【周瑜】（※赤壁の戦いにて）

【龐統】

そして今回の【郭嘉】だけです。

　今後誰がそういうエピソード名になるのだろうかとか考えると自分でもワクワクしますが

自分の話は全部思い入れがあって全部大好きではありますが、

この話も特別大好きですね！

そして書いた描写も非常に気に入っています。

曹操と夏侯惇の星の描写から、

彼らが「生きて欲しい」と願う郭嘉の生、

そこから展開しての、炎の描写、

生を願われた郭嘉の　血と死の気配、

そこからもう一回郭嘉が星の空を地の底から思い出す描写は、

ここで曹操達と見上げた星で心が同じ場所にいる感じを出したかったので、

充分そういうのが描けたと思います。私は大満足です🤗✨

ところで……まあ何もかもが大好きな要素いっぱい詰め込んで楽しかったこのエピソードなんですが……。

一つ別の意味で印象深いシーンがありまして……。

賈詡が郭嘉を助け起こすというか、助け起こす前ですね。

胸に抱くシーン。

私は確かに、BLの要素も書く作家です。なので、男性同士の恋愛描写とかもごく普通に読めたり、書けたりします。……が。

言っておかなければならないのが、書けますが、

別にそうとしか見れないわけではなく。

むしろ男性同士の恋愛描写とか書いたから、私の趣向がそうなんだなと思われるのはちょっと違うというか、いや男女の恋愛も無茶苦茶私は書くし、男二人が組んだからと言って必ず恋愛がそこに芽生えるとか思われたり期待されるのはむしろやめていただきたいというかなので、

いわゆる同性愛が好きだとか、男性同士の恋愛が好きだとかではなく、私自身は自由恋愛主義なんですわ　人間同士だ心底分かり合えたらどんな二人にも恋愛の可能性はあるわい主義というだけで、同性愛も、異性愛も、その他の愛も、まあなんでもあるよ、っていう考え方なんですね。

もっと言うと。

「絶対恋愛関係になる心配のない関係」

っていうのも、私は無茶苦茶好きなのです。

分かりますかね。「恋愛関係になる心配」って表現。

「恋愛のこと全く考えずにいられる関係」ってのもな……実の所最高なんだぞ～～～～～～～～～～～～～！！！✨✨って私は思うのです

恋愛。

確かに素晴らしい。

だけど恋愛関係なんか微塵もないけど、側に居られて居心地がいい。

そういうのも最高に幸せな関係だと思うのです私は。

確かに誰とでも恋愛の可能性はあるけど、

ある意味それはどこにでも爆弾が転がっているようなものでもあって。

恋愛は心を乱しますし、心を疲弊もさせます。

そんな恋愛になるならないを全く考えないでいいやー✨って思える相手。

そういうのもすごくいい信頼関係なのですよ。

心地いいよねって。

さて、私個人の趣向はそんななのですが。

そういうわけで私は男性同士の恋愛描写も場合によっては書きますし、【花天月地】でも実際ちょくちょく書いてます。それは戦場、という女っ気を一切排除した極限で、動物でいうと魚でメスだけの集団にしてるとある時性転換が行われて一匹がオスになり、生殖行動が出来るようになるようなそういう本能的なものもありますし、単に信頼し合って「私にはこの人だけだ」と思えるようなとこまで心が行けば、好きだとか愛だとかが普段はせぇへん越境もするわいという、戦記の特殊な環境下という理由もあります

だからといって全員にそういう要素があるわけではないのは、私の場合上記で描きましたが、

「こいつとは絶対恋愛しねえわ」という関係も非常に素敵な関係だと思っている私にとって、実の所うちの賈詡と郭嘉がこれなんですよね

よくジャブ打ち合って楽しんでますが、完全にどちらも異性愛主義で、お互いをどうこうしようとかは一切考えたことのないしこれからもない関係なのですが、

この作中で、賈詡が郭嘉を抱きしめるシーンは、書きながら「いいなぁ～✨」って思っていたのですが、うちの話のこの二人の理想形は絶対お前とは恋愛しないわってスタイルなのにこの時の「いいなぁ～✨」が一体何を指した「いいなぁ～✨」なのかが、謎めくのですよね。

一番自分で自分の心を分析した所を素直に口に出すならば、

「絶対お互いを恋愛対象に見たりしないことは互いに分かってる男同士だけど、もしかしてどっちかが女で異性同士だったらこの二人多分無茶苦茶運命の相手っていうか惚れたのかもしれんなーと思うけど、この世では男同士だから絶対結びつかないんだけど、多分この時の賈詡の抱きは『絶対死ぬんじゃねえぞ』っていう強い思いが込められていて、多分その想いの強さ愛情級の思いがあったんじゃねえかな。だけど絶対恋情とかじゃないんだよ。恋愛の可能性この時も間違いなくゼロなの。でも気分的には心底相手に惚れてるというか、多分賈詡がどんなにこいつが好きかというか、人間として惚れてる感じが出ていて、それが、「絶対に恋愛じゃない」という確信に強く守られて、恋愛なんてチャラチャラした感情一切排除して、ただこいつが大切と言うか死んでほしくねえ、俺が死なせねえみたいな、つまりあれだ「恋愛に邪魔されない、恋愛という下らん雑味が一切ないけど紛れもない相手が大切なあまり、死ぬな！　っていう大切でたまらん気持ちが生み出した、究極にプラトニックで強い愛情表現出た瞬間」なのかもしれん」

みたいな、

ここであの二人に恋愛の芽があったら、俗っぽさが入って来るんですよね。

それが恋愛のある意味雑味。

あそこに私は一切恋愛雑味０％で描いたつもりなので、

なんだろうか

「こんなに大切に抱きしめてもこいつら全く恋愛関係にないんだけどだったらこいつらの関係は一体何なんだ✨全く名前が分からん関係だがこんなん実の所一番好き」

みたいなのが炸裂したシーンだったんだと思いますね

恋愛の可能性が花咲くのも素敵なんですが、

恋愛の可能性全て飲み込んで、全く全てを無に帰した世界観も同じくらい私は好きなのですよ

あそこで別に恋情がないけど抱きに行ってるのがいいし、

多分あの時のハグは無茶苦茶感情籠ってたと思います

海外ドラマとかでも一番好きなハグって実は恋愛感情皆無のハグである🥰

恋愛感情発のハグが嫌いだって言ってるんじゃないんですよ

素敵ですそれも

だけど、どこもかしこも恋愛地雷が埋まってるってのはしんどい世界観だなと私は結構思うので、

ここには一切恋愛はねえ！！！！みたいな　恋愛皆無の聖域が発現した時、やたらうお～～～～～！！！　いいね～～～！！！　このチャラチャラしてない雰囲気の聖域いいね～～！！！✨って感動するんだよな

うちの龐統先生が亡くなる時、陸遜がその体を抱きしめるシーンがありますが、

あれなんかもそうですね。うちの陸遜は龐統先生にとても惹かれてるんですが、これは別に恋愛がしたいとか恋愛感情ではなく、人として、彼の孤高や、不思議な因縁を必死に生きてる、人としての魅力に惹かれているのです

恋愛は素晴らしいですが、

全てを何かと恋愛に結び付けられるのって実はものすごくしんどい世界観なんですよね。だから時折私は恋愛感情皆無の世界観に刹那的に憧れることがあり、時折そういうのが出てきます。

男が二人組んでるからって必ず恋愛させようとかそういう魂胆とかは一切持ってないので、そこは悪しからず。

男だけじゃないですよ。女も考え方は同じです。

同性愛全く私は否定しないけど、

推奨してるわけじゃない。

同じように異性愛を否定してないけど、

推奨してるわけじゃない。

恋愛は多種多彩が一番！

私も色んな色気のあるシーンを書いて来たと思いますが、

今回のシーンは不思議なことにその中でもかなり色気のあるシーンだなと自分で思った次第です。ですが色気があると表現すると、すぐに恋愛かなどと思われかねないんですが、違うんですよ　色気＝恋愛じゃないんですよ

男同士が１００％互いを想い合ってする抱き合いだけど、そこに恋愛要素は０％の世界観って逆に無茶苦茶色気がある気がするんだ……。

うちの賈詡四捨五入したら５０年生きてる分類になる男だけど絶対このシーンより誰かを必死で１００％の気持ちで抱きしめたことねーなと思うわけですよ。

また郭嘉も元気な平時なら黙って男の腕に収まるような奴じゃうちのはないんで、

またそれも……

( ﾟдﾟ)ﾊｯ!💡

そうか！！！！　今話してて気づいたけど、これどっちの男も「見せたことのない顔を見せる二人」に対するいいな～～～✨か！？

確かに！！

確かに普段そのキャラが全く見せない表情とかは色気がある！！

なんか色気があんなと感じたのはそれか！？✨✨

いや本当に素直に人の心を恋愛に絡めたいと思う時もあれば、

素直に人の心を恋愛にだけは絡めたくないと思う時も私はあるんですわ……。

何きっかけでこのボタンの切り替えをしているかは自分でもメカニズムがあんまり分からんのですけど、

ただ絶対あるのだよ

書いてる本人だけは１００％分かりますからね

ああ私今のこの二人のハグには同性同士だけど恋愛要素４０％入れたなとか

今手が触れ合った描写書いたけど恋愛要素これは０％だ　自信持って言えるとか

昨日のこの二人のハグには恋愛要素０％だったが今日のこの二人のハグには恋愛要素出現したなとか

作者にだけは誤魔化しようがなく込められた恋愛要素のパーセンテージ分かりますからね。

こういう時心底作者で良かった楽しいと思いますハイ

自分だけには１００％何もかも分かってる世界を持っているって最高だ……✨