第45話 続 軍師同盟
軍師同盟の話をしましたが
好きな女性キャラで、司馬懿の側室 柏霊筠の侍女に、「小沅」という女性がいます。
いわゆる、創作だと思います。彼女は。
でも、当然身分の高い女性にはお付きが付いていたはずなので、彼女のような人は実際にいたのだと思います。
私はこの女性もすごく気に入っているのですが、
司馬懿が一時罷免されていた時、司馬懿は実家に戻り、柏霊筠は都に残って離れ離れで三年ほど暮らしていました。
その時に柏霊筠は子供を産んでいるのですが、司馬懿が戻って来るか分からなかったので、子供を身籠ったことも、生んだことも、話しておらず、都に帰還した時に告げて、父子でも再会を果たすという展開で描かれているのですが、
この「小沅」という女性は非常に気が強く、実は隠密的な仕事もこなす、油断ならない女性で、柏霊筠以外にはあまり気のいい表情や笑顔を見せず、気に入らないことがあると人を睨みつけたりするかなり攻撃的な女性なのですけれど、
司馬懿と、柏霊筠、そして彼女の息子が初めて司馬懿と再会する時、その姿を少し離れた時一瞬この「小沅」が泣いてる表情を挿入して来るんですよ。
彼女のその泣いてる姿というか、泣く演技が凄くて、表情を変えず、涙だけボロッと流す演技なのですが、いつもそこで号泣させられます
とてもいいキャラだなと思って好きなのですが、
歴史歴史とあまりに史実に拘っていて、史実にないものは邪法だ、みたいに捉えている人は、「小沅」みたいなキャラを認められず、不必要だ、そんなものは単なる創作だ、無価値だ、などと拒絶して、
あんな姿を見ても人間の感情で泣けないんだなーと思うと、私はそういう考えにならなくてとても良かったなあって思いますね
泣くキャラじゃなかったのに不意に泣きおったからこっちまで号泣するのだあのシーン
柏霊筠に忠誠心があるから、嬉しかったんでしょうね。自分の仕える女性が、都に残って、子供を産んだのにそれを「知らせなくていいわ」って一人で背負い込んでいるのを見てたから、やっと司馬懿に彼女の子を会わせられたことで、柏霊筠の苦労や寂しさが報われたのが、侍女として嬉しかったんだろうなと。
史実とは全く関係ありませんが、
こういうやりとりが「なかった」なんて誰にも言えないと思うのです
むしろこんな会話がされていたのかなあとか、見えない領域のことを考える事こそ、創作をする意味がある。
柏霊筠と司馬懿が初めて会う場所が美しすぎてどこやねんあの湖畔の宿みたいなとこ!!っていつもなります 陸遜のおうちあんな感じにしたい
海外ドラマの部屋とか城の一室とか豪邸の一室とか見ると自分ならどこに座ってやろうかなとかいつも考えます🤗
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます