蒙昧なイメージの論告

私は母は生まれた。父からではなく母である。路地では犬がサンダルを咥えている。自転車漕ぎは溝で寝ていた。母とは鈴乃美枝であり、鈴乃絵里でも鈴乃正でも鈴乃賢治でもない。そして私はそれらでもない。

「アテンション・プリーズ!」

巨大な飛行機は今から離陸しようとする。搭乗者は私と自転車漕ぎだけ。注意と散漫はよく母に怒られた。竿屋という奴は全く勝手な奴である。いつしか私も犬になった。

「かくして、私は、変貌から下落へ、下落から変貌へと」

落下していく私、それと竿屋。自転車漕ぎは嘔吐によって助けられた。ロケットの夏、発進基地はついに閉鎖。けしかけるブローに最悪な旅行トリップ。宇宙へは行けそうもない。

「亡霊だ!」

母は失神、父はサンダルで叩きつける。芋虫は蝶になれない。それは腐ったリンゴと同じ。黒い星々の斑点が臭いと共にカビになる。酒と灰はトポロジーの関係にあり。それから黄道の乙女は…。

「ブラヴォー!ブラヴォー!」

振動が耳越しに伝わる。遂に判決を下されパンジャンドラム。私は鈴乃正であった。シラノよシラノ、君は猫と帰りたまえ。地面に墜落した。再びヴェルヌと得るか。

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