第31話
何回か乗り換えて、千葉駅に着いた。夜の千葉駅は予備校生などが多い。千葉市には進学校が多いからだろう。それと進学校で落ちこぼれた通信高校に通う人もいるから、かなりの人数が千葉市の予備校に通っている。
「人多いね。千葉の田舎から予備校に通う人が多いから、外房線と内房線は混むね」
「後はまぁ高校生も遊びに来てたりして、この時間帯が終電だったりするから、余計に多いな」
「それにしても千葉駅の周辺に住んでいて、満員電車に巻き込まれなくてすむから、よかったよ」
千葉駅は始発と終着駅だから、千葉駅からどっか行くことがない限り混まない。千葉駅はわざわざ電車に乗らなくても、色んなものがあるから、千葉市で完結できるから、助かる。
「そうだな、満員電車は女子からしたら怖いもんな。何をして来るやつが乗ってくるか分からないし」
満員電車でよこましなことをするやつは都内とかだと良くいるから、田舎に帰る電車にも良くいることだろう。千葉県だからといってそいうことがないとは限らない。やれると思ったら一定数はやってしまうものだからな。
「うん、都内だと結構そいうの怖かったから、満員電車は避けるか、座れる時間帯に帰っていたなぁー」
るなもは確か小学生までは都内にいたんだよな。こんな美少女が近くにいたら、ロリコンは何をして来るか分からないから、それが正解だろう。
俺達はるなもの家に着いたので、そこで分かれようとすると、ふとるなもが少し怒った顔で俺を見る。
「この間と今日お弁当作って来たのに来なかったでしょ」
「あ、忘れていた。悪い」
「明日も作ってくるから、ちゃんと来てね」
「ああ、分かったよ」
梨紗には見つからないように、教室をでるか。あいつに見つかったら、間違いなく誘ってくるし。見つかるだけで面倒だから、見つからないようにする。
「それじゃまた明日ね」
「ああ、また明日」
俺達はるなもの家の前で分かれた。それにしてもるなもは俺の援交疑惑については触れてこなかったな。そんなことはしないと信じているのか、興味がないのか分からないが、まぁそれはありがたい。るなもはちゃんと気遣ってくれる。
俺は自分の家に向かうと、多くの視線を浴びながら、家に帰った。視線が好意的な目で見てるんだろうが、気持ち悪く感じる。所詮見た目しか見てないからだろう。見た目が変わるだけで、周りの目が変わるのは分かる。でもいきなり180度変わるのは嫌悪感を抱く。
「まぁこれに関しては慣れるしかないか」
俺は早歩きで家に帰ると、手を洗って、どかっとベットに横になった。どっと疲れた気がする。多くの嫉妬以外の視線を浴びたからだろう。好意って受けても、女性不信だと嫌悪感を抱くんだな。美少女の気持ちが分かった気がする。
俺はお風呂に入り、パジャマに着替えて、ベットに横になる。明日いじめてきた生徒とか他の生徒がどんな反応するか楽しみだ。そう思い俺はベットで寝た。
朝日の陽光で起きると、俺はパンを食べて、歯磨きをして、美容院で習った通りに、髪の毛を整えた。そこそこのイケメンが出来上がったわ。
そっから小説を何冊かリュックに入れて、それを背負って家をでた。
周囲からは好奇の視線を受ける。あんなやつ同じ高校にいたか的な感じだ。そこまで劇的に俺は変わったってことだろう。女子からはこそこそなにかを言われている。目立つことは好きじゃないが目立っているのを感じる。明日からはメガネをかけて、ちょっと地味っぽくするか。
「みんなおはようー」
梨紗が教室に入ってきた。すると俺は梨紗と目があった。梨紗は目を点にしていた。そして少し経つと、俺の方に駆け寄ってきた。
「透めちゃくちゃイケメンになっているじゃん。幼馴染みとしておいておくのは持ったいないくらい。折角だし付き合わない?」
「お断りする。髪を切ったのだって、別に梨紗に好かれるためじゃないし、俺はもう次を見据えている」
「でもまだ好意的に見てるでしょ?付き合うのも悪くないと思うんだけど」
イケメンになっただけで、ここまで積極的になるとは。所詮見た目しか見てないってことだな。振られていて良かったかもしれん。
「今はもう完全にそいうった感情はない。だから梨紗は本当の恋でも探してこいよ」
俺はそ言うと、自分の席に座り、腕を枕にして寝始めた。こうすれば話しかけてくることはないからだ。寝てる人間にわざわざ話しかけては来ないだろ?
そうしてると本当に寝てしまい、気づいたら、一限が終わっていた。2限は現代文なので、適当にはなしでも聞きながら過ごすかと思った。授業聞かなくても、大学入試レベルの問題なら、マーチレベルなら余裕で解けるからな。早稲田以上の大学に受かれば問題はない。よって俺は適当に授業聞き流す。進学校で自由だから授業聞いてなくても、得点を取れれば問題ない。
授業が始まると、俺はノートを開き、授業を受ける振りをしながら、小説のアイデアを出していた。るなもやりそうの女子を想像し出していたら、どんどんアイデアが思い浮かんだ。まぁ理想だから、実際に女子と付き合いたいとかは思わんが。女性不信だし。そんなことをしていると、あっという間に授業が終わり、4限まで適当に聞き流していたら、お昼休みになった。
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