王子様くらい自分で迎えに行く

雪野花恋

第1話 初恋には特別な呪いがある

突然ですが、みなさんはもう初恋をしましたか?



幼稚園の頃、高校生の頃。年上、年下、あるいは同い年。といったように様々な初恋があると思います。


でも初恋は誰もが人生に1度しか訪れませんね。(そりゃそうだ)


ちなみに私は保育園でひとりぼっちのとき、優しくしてくれた男の子に初恋をしました。


まあそんなことはどうでもいいのですが、あのときから随分と経った今でもふと彼のことを思い出すことがあります。


今更彼と付き合いたいとかそういった未練があるわけではないですが。


みなさんのなかには『わかる!』と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。(いや、いてくれ!!)


でも、好きになった人や元恋人を全員は覚えてないという人もいると思います。


ではなぜ未練がないのに初恋はこんなに覚えているのでしょうか。


それは先ほども言った通り人生で1度しかない恋だからです。


初めて『好き』を知った恋だからです。


今自分が好きな人もそんな風に初恋を特別に思ってるのかななんて思った人もいるでしょう。


そんなことありません!なんてことは言いません。


でも、その恋が、その『好き』があったから今の好きな人がいるのです。


そしてあなた自身もあの初恋のおかげで今のあなたがいて、あの人を好きになったのです。



そう思ったら、初恋の特別な呪いも別に悪いものではないと思いませんか?(ちなみに、『呪い』という言葉は『のろい』という読み方と『まじない』という読み方があるんですよ。)


だから私は初恋の特別な呪いも、大切にしたいと思うのです。

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