第6話 8月20日 絵に夢中

朝から机に向かって、鉛筆を走らせた。

今日は大好きなロボットじゃなく、漫画のキャラクターを真似してみる。

線が思い通りにいかなくて、何度も消しては描き直す。

漫画の模写だけど、漫画のの中の人物になったつもりで描いてた。


気づけばもうお昼。

窓から差し込む光がジリジリと背中を焦がす。

汗をぬぐいもせずに描いていたら、背後から声がした。


「お前、化石みたいな顔して描いとったぞ」

兄ちゃんが笑いながら麦茶を持ってきた。

気づけばお腹も鳴っていた。


午後もまたスケッチブックを開いた。

上手いかどうかは分からない。

でも、自分ではクラスの中でいちばん上手いのは俺だ。って勝手にに思いつつ、ひたすら描き続ける。

でも、描いている時間だけは、世界が静かになる。

まったく、飽きが来ない、

「いつかは画家になれればなぁ」ってぼんやり思ってた。あの頃。


今日の気づき

「好きなことに夢中になれば、時間なんてすぐ消える」素敵な時間はあっという間だ。


Cherish today! Enjoy your adventures and don't look back on the past. Focus on the road ahead and keep moving forward!

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