出だしの6行を読んで、「これはこういう話ですよ」という説明かと思いました。作品を読む際の注意点のような感じかと思ったのです。
でも違うんです。1行目から、この作品は始まっているのです。
内容は、ある絵本が、寄せられた感想・改善点をもとに改作されていく、というもの。
「え、おもしろいの?」と思いますか? ええ、おもしろいんです。
だってこの絵本、まともじゃないんです。作り手のほうもふざけてるんじゃないかと思うほど、まともじゃないんです。
だってコックさんが——いえ、いけません。ぜひ読んでみてください。きっと、作中の絵本に興味が湧くはずです。
本当に、こんなに読んでみたい絵本はほかにありません。
素敵な絵本はたくさんありますが、だからこそこんな1冊があったら気になってしょうがないでしょう!
ああ、この絵本が読める世界を生きてみたい!
とりあえず もとの内容を……いや、2番目……いや3番目も……とにかく、こんなに興味が湧く絵本、ほかにありません!