7.イケメン認識力を目覚めさせた男
前回書いた、現実世界での「最後に本当の身分を明かしてざまぁ無双する」話。
とうとう、「わたしが本当の令嬢なのよ、べつにこの融資引き上げてもよくってよ?」を微妙に小出しにしてみたんです。
やめてください!ってすがられて終わりでした。
本当に引き上げきるほどまでの状況ではないのでしょうがないのですが、引き上げられずがっかり。でもちょっとはすっきりしました。プチざまぁ。
早く引き上げられないかな。
さて。
さすがに中国ショートドラマ全般の話のネタが尽きてまいりました。
ですが、驚異のエッセイ部門84位。
これは……書くしかない。そう、イケメンパワーを使って!!!
すみませんふざけました。
実情を言うと、四話ぐらいまでが最初から書きたかったことだったので勢いはあったと思いますが、ここ二話ぐらいは頑張って引き伸ばしている感があります。
まぁでも、中国ショートドラマイケメンへの情熱は冷めたわけではないので、例えばある人物に焦点を絞るとか、ある作品(群)に絞るとかで、今の沼っている気持ちを書いていければと思います。
今までの回でまとめて書いている俳優の方も、書いていきます。だって、文字数の関係で言いたいことだいぶん端折っているもの!
わたしのイカれっぷりが発揮されるだけだとは思いますが、結構重い話を書く人の割には、こんなふうに阿呆になってるところもあるのね、とわかるのも一興かと思い、続けます。
ただ、中国ショートドラマで覚えたストーリー展開のヒントはあって、そういうのは日々是雑記に書きます。今書いている現代ファンタジーは、確実にとあるショートドラマにインスピレーションを受けてます。これは、その話を発表したら日々是雑記に書くつもりです。年末くらいまでにはできるかなぁ。
まずは、刘兰博ですよ。
このエッセイが伸びたのは、彼の強いイケメン力だと正直思っています。まじでCGかと思う。
中国ショートドラマは、あるあるテンプレートのストーリー展開の上に、けっこうな暴力を伴う虐待表現もそこそこある。暴力表現は、さすが呂后や西太后を生み出した国だ……、とガクブルさせられる展開で。そういうのも相まって、そうだな、見始めて三か月ぐらいのころ、だんだん中国ショートドラマというものに食傷してきましたた。
そのころにロックを解除し始めたドラマがありました。 そのドラマが、DramaBox『あなたを愛する理由はない』。
たしか、自動再生で始まってある程度見ちゃったから、終末だけは見ておくか。のノリ。このドラマの終末を見終わったら、もう中国ショートドラマアプリからは離れようかなと思ってました。
ぼんやりドラマを見ていると、出てきた男主1はイケメン。日本で言うとちょっと昭和を思い起こすバター顔なのかしら?令和主流の塩顔ではない。昭和の尻尾を知っている身としては、なんか「お?」と思うわけです。
でもストーリーが強引で。おいおい、それありかよ。イケメンなら許されんのかよ、と内心つっこんでいたのですが。
有無をいわさず嫁にする!と言ったときの目にね。
ズキューン
と、来たわけです。えっ?なに?めっっっっっちゃイケメンじゃない?これって?と。
おもわず、静止画にして勉強している子供に「こ、これ、びっくりするイケメンじゃない??」と話しかけてしまったことを鮮明に覚えてます。
イケメン認識力のなさには、他人からのお墨付きがあったわたし(自覚はなかった)。そのわたしの認識力を突然目覚めさせてくれた、すさまじいイケメンです。
このエッセイを発表して以来、ググってすごいイケメン……と名指しで報告いただいたのは、刘兰博だけです。
でも納得のご尊顔です!
まだ彼のご尊顔を拝していない人は、人生損してますよ、男女問わず。まじで。あの暴力的な力をもつイケメンは他にはいません。だって、彼を見て初めて、わたしのイケメン認識力が覚醒したわけですからね。
若き日のトヨエツ(『青い鳥』!!globeの主題歌とセットで鮮烈)のイケメンぶりはちゃんと認識していたけど、なんというか、ちょっとズレてたと思う。イケメンだけど、あの作品の中の世界観の中での認識で、単体では認識していないというか。わかりますでしょうか。
なので、誰をイケメンと思うか?と聞かれたときに、個人名としてでてこなかった。それは、この刘兰博を見るまでは、誰に対してもそうでした。ビジュアルとしててはなくて、文脈としてのイケメンの認識。うまく説明できないけど。
それがですよ。文脈の中だけでなく、イケメンはイケメンと認識できるようになったのです。
刘兰博という雷が、わたしの眠ってた認識回路をたたき起こしたとしか思えない。
刘兰博は強いお顔系ですから、それを生かした冷徹・冷酷系の役が多い。ところが、DramaBox『契約結婚のはずですが』は、冷酷な社長だけど、女主とだましあいしている演技がかわいい。キュート。こんな一面もあるんだ!と、また惹かれるきっかけをつくってくれた一作です。あらたな魅力を引き出してくれた監督さん、脚本家さん、ありがとう!
でもね、いわゆる『推し』には、いまいち入ってない。ほぼ入っているんだけど……なんだろう、完璧すぎて、こちらが気後れするのかも。ちょっと傷があったほうが愛おしい感があるのかも?と思ってます。すくなくとも、今のわたしは恐れ多くて……と思ってて、推しとまではいっていないです。
いやぁ、でもホント美形ですよねぇぇ。飾ってめでたいタイプです。
日本で言うと、町田啓太が割と近い感じなんだけど、唯一無二感というかびっくりするほど感というか、あのすごい圧は刘兰博が全然上です。(個人の主観です)
あれ、一人に絞っても割と書けたぞ?これでも推し枠ではないので、推しになったら前後編になる予感。じゃなかったら五千字とか行くかも。軽い読み物系のはずなのに。
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