6.やっぱり見た目も、大事……

 9/20の朝、このエッセイが突然3ケタでランクインしたので、「今週しんどかったから、これ更新スキップしていいや……」と思っていたのを自分に喝いれて、頑張って更新しました。


――――


 詳しく書くといろいろアレなので(コンプライアンスとか)めっちゃぼかして書きます。


 中国ショートドラマで王道の「身分を隠した令嬢が、義理の姉妹とか元婚約者に虐げられるけど、最後に本当の身分を明かしてざまぁ無双する」ってあるあるストーリー。

 業務的立場でですが、わたし今、この身分隠しの令嬢の立場におりまして。


 ちょうど今は、元婚約者とか、身分をうばった令嬢とかにいじめられて、「今日わたしを跪かせたら、その責任はあんたには負えないよっ」と叫んでいる状況です。ぐぬぬ。さぁて、いつ身分を明かしてやろうかなぁ。


 「わからせ」たときに、あるあるな「わたしをいじめたとき、この結末になることは少しも恐れなかったのか」っていうあの台詞を言ってやりたいわぁ。いや、業務なんで絶対無理だけどね。言うとしたら心の中だけど、言ったら絶対すっきりするやつ!


 と妄想して、理不尽な言い分に奥歯をかみしめて耐え、うちの部署の上層部に着々と根回している日々でございます。ドラマじゃないんで、御曹司は颯爽と助けにきてくれないからね!

 (そしてこの話を書きたいばっかりに、続きを書いていみた)


 さて。

 中国ショートドラマにはまるまでは、ドラマってどうして容姿端麗な人しか演じてくれないのかな。演技力って別に容貌の美醜じゃないよね?

 と、美男美女しかいない芸能界に疑問を持っていました。


 美醜じゃなくて、演技力で人選しないのかなぁって。


 しかし。


 やっぱり。美しいって説得力ある。


 中国ショートドラマを見てしみじみ思いました。

 そんな強引なことあるわけないじゃん!とか。そういうのも、彼らがやるとなんかもう、許しちゃう。もちろん、架空のドラマだからかもしれない。


 ただ。


「ただしイケメンに限る」


 ってあるよなぁ。と、最近思っています。


 だって出会って突然、家宝のリング渡されて「明日迎えに行くから俺の嫁になれ」とか、初対面の人に言われても「あんた頭おかしいでしょ」だけど、なんか高身長超絶イケメンにいわれたら「……はい」って言いそうな気がする。やばい。相当頭いかれているかもしれないですね。


 まさにイケメンの例でだした刘兰博が、DramaBoxの『あなたを愛する理由はない』でこれやってます。突然出会った相手を、強引に結婚に持ち込む。


 ドラマだから観てられるってのもある(でも女主がいつ男主を愛するようになったは、イマイチわからなかったが)。だってイケメンな上に金持ち財閥の御曹司なら、ホントに愛してくれるなら、なおかつ自分がフリーなら、うんって言うよ、あのイケメンだもん。


 まぁここまで行くと冗談ですが、哲学の基本にある「真善美」って、最後に来るのが「美」ってもうそうだよなあと。思いました。

 これを大学の哲学の授業の最初のほうで聞いた時は、なんで美しいものが真だったり善だったりするのさ!見た目関係ないだろ!とめちゃめちゃ反発したものですが……。


 いや、関係あるかもしれない。本当に。


 ここでいう美は、正確に言えば調和しているもの。整っているもの。バランスいいもの。という意味なので、正確にはイケメンじゃないんですが。

 とはいえイケメンをイケメンたらしめているのは、「パーツの調和、バランスの良さ」で、結局は「美」なんですよね。つまり、イケメン=美?

 今更ギリシャ哲学を理解した気になったけど、あっているんだろか?(そんなわけない)


 なんというか、美しさって正義だし、暴力だなぁと。

 ルッキズムには反対ですが、でも美しさじゃないと表現できないものってあるな、と痛感する次第です。


 この美しさの暴力を知ったらもう無視はできない。なので、これからの世の中、その辺りを考えながら創作しないといけなくなるんでしょうね。

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