ボーナストラック
6.5.ボーナストラック:お着換え、ちゃんと私が用意してあげるね
(6と7の間のお話)
(脱衣所にて、体を拭き終えたお風呂上がりのあなたは迷っていた)
(貝塚さんに急かされたせいで、替えの下着の用意がなかったためだ)
(脱衣所のドアをノックする音)
//ドア越しに
「ねえ、着替え、大丈夫かな?」
//あなたがそこにいることを確信したトーンで
「急かしちゃってゴメンね? それでさ……」
(突然開き始めるドア)
(慌てて止めるあなた)
//不満半分、苛立ち半分な吐息
「…………」
(開いたドアの隙間から貝塚さんの瞳が覗く)
//平坦な声色で
「……いいじゃん、開けても」
(ドアの押し合い音がぐっ、ぐっ、と響く)
「もう、ひどいなー」
(ドアの縁に指をかける貝塚さん)
//平坦な声に迫力を乗せて
「あんまり強く押すと……私の指が挟まれちゃうな~、きっと凄く痛いだろうな……嫌だなぁ、爪も割れちゃいそうだな~」
(ドアを表面を弾くように叩く貝塚さんの指先)
(ドア越しの攻防がピタリと止まる)
//少し柔らかくなって
「ありがと。とりあえず聞いてよ。せっかくお風呂入ったんだから、下着は替えたいでしょ?」
(首肯するあなた)
「だよねー」
//可愛らしく、けれど有無を言わさない調子で
「下着、しまってる場所。教えて♪」
(沈黙するあなた)
「用意してあげたかったけど、勝手に家探しするのはアレだからね。教えて?」
(遠慮するあなた)
//少しねちっこく
「ふぅん? じゃあ、ドア開けてもいいんだよね? だって、そのまま取りに出たら、どのみち私に見られるもんねぇ~」
(少しずつドアの隙間から侵入してくる貝塚さんの手)
(観念して、在り処を答えるあなた)
//満足感と安心感が混ざった雰囲気で
「ふふ……お着換え、ちゃんと私が用意してあげるね」
【ASMR/耳かき・マッサージ・爪切り・添い寝】貝塚さんは甲斐甲斐しい~助けたお姉さんはまるで通い妻~ 世楽 八九郎 @selark896
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