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  • ラストの空の描写がすきです。
    どうか綺麗な空が今後、続いていきますようにと願わずにはいられません。

    作者からの返信

    あまくに みかさん、コメントと素敵なレビューをありがとうございます!

    生きてきてある程度のことが分かってくると、自分が守られる側から守る側にならなきゃいけない瞬間というのが必ず来るんですよね。
    大人っていうのは自由に見えて、ただ無法なだけだったり、義務と権利をセットで考えられない人も多いと営業や接客業をやっていて感じます。
    特に、昔みたいに大人が子どもを怒ることが少なくなってきた結果、知らないことを免罪符に横暴に振る舞う人もいます。
    「知らなかった」から人を傷つけていいはずありませんものね。

    そういった理不尽を引き受ける年代が、必ず必要です。そして、大人になることはその準備をすることでもあると思っています。
    綺麗な空が続かないのは分かっています。しかし、子どもたちにまでそういった理不尽を押し付けるべきではないとも思います。
    だからこそ、大人は子どもたちに綺麗な空を見せてあげる必要があるなと思いました。たとえそれが一時の息抜きであっても、曇り空の先には晴れた青空が広がっている。青空を知らないまま大人にならずに済んだことに感謝しつつ、この二人には歩いていってほしいです。

  • 社会に出ると色々なことがありますよね……(´・ω・`)
    こんな風に鬱屈とした思いを言い合える友だち、いいですね。
    そしてお局様たちのせいで貴重な若き労働力が流出してしまうという……。
    ラストの青と赤の表現が素敵でした。
    鷹仁さん、ありがとうございました。

    作者からの返信

    未来屋環さん、コメントありがとうございます!

    >そしてお局様たちのせいで貴重な若き労働力が流出してしまうという……。

    今思うと、この部分あんまり関係がないんじゃないかなと思います。お局様ってイメージだと悪ですが、シンプルに組織全体の質を上げるために実績がある人がなってると思うので。まあ、この二人にしたら知ったこっちゃないのですけど。
    仕事はちゃんとしなければいけないと心で分かっていても、大人としての自覚が出来るまでは中々息苦しさもありますよね。このくらいの年齢は。僕は今もですけど。

    ともあれ、楽しんでいただけたのであれば何よりです!

  • 青春の盛りを終え、社会と言う非情な空間に放り込まれてもまれる日々は心に澱をためます。

    仕事をするうえで必要のない人間関係を考慮しつつ、必死に働くことは鬱憤が溜まることでしょう。しかしながら、それも生活をするうえでは必要不可欠でこれを乗り越えるためには勇気と若さが必要となるはずです。

    向こう見ずで、鉄砲玉のような精神性だけが妥協に溢れた生活を変えるのだと読んでいて思いました。

    人が生きる場所にはそれぞれの戦いがあって、その戦いを乗り越えている人々にはそれぞれの想いがあって、そうしてその想いが現状を打開する唯一の起爆剤になるのでしょう。

    青く、青く、青い、そんな素敵な物語をありがとうございました。

    作者からの返信

    鍋谷葵さん、コメントと星ありがとうございます!

    ちょっと社会にもまれて薄々分かってきた立場でこの話を読み返すと、仕事含めて信頼で成り立つことって大体は選択肢を捨てることだったんだなと思います。
    言い方はあれですが、自由を捨てて決められたことを完遂して初めて信頼が生まれてくるという。これを妥協と取るか折り合いをつけると取るかは人それぞれだと思いますが、ここに書かれている二人はそれをまだ理解していないんですね。
    それでも、持っている選択肢の中で必死に自分が取れる最善を掴もうと藻掻いている。
    若いってそういうことなんじゃないかなと思いました。
    少なくとも、年齢を重ねて自分の大切なものの為に多くのものを我慢して何かを切り捨ててきた大人でも、こうやって今の自分が取れる最善を掴み取ってきた結果が今なのだと、別に切り捨ててきたのは妥協じゃないんだということを思い出していけるように心の中に何かしらの青い部分を持っていた方がいいのかもしれないなと思いました。

  • 「進め、って言われてるのにさ。立ち止まってしまうこと……あるじゃん?」
    普段、言いなりで過ごしてると、自由な時に、意味もなく逆らいたくなるんですかね👀
    ステキなお作品でした😊♪

    作者からの返信

    宮本賢治さん、コメントありがとうございます!

    > 進め、って言われてるのにさ。立ち止まってしまうこと……あるじゃん?

    まあ、この部分は「体調悪い」って素直に言えばいいところをわざとカッコつけて言ってくる性格を書いたのですが。笑

    > 普段、言いなりで過ごしてると、自由な時に、意味もなく逆らいたくなる

    どうですかね〜。まあ、鬱憤とか愚痴とか貯まるので、その吐き出し先が反逆なのかもしれないです。普段から友達に吐き出せてたり、自分なりの発散方法があればいいんですけど、貯めちゃう人結構いますからね。
    別に、ある程度はガス抜きしながら生きていけばいいよということで書きました。

  • はっちゃけるなら、これくらいがちょうどいい。

    憂さ晴らしと云うと、とにかく反社会的な行動を取る人がいますけれど、誰もいない道路でクラクション連打、これくらいならまあ許容範囲ですよw
    警察がすぅっと横を通り抜ける瞬間、気持ちが晴れ渡る感じがなんかいい。

    職場に埋没して、周囲に気を使って、空気に呑まれて、自分を殺して生きていく。
    それが普通。
    ……いつからそんなふうになってしまったんだろう。

    平和に見えるこの社会がこんなにも息苦しい、心を削り合う煉獄のような毎日。
    人間が生きていくために必要なものって、もっとシンプルでわかりやすいものだったと思うんですよね。
    その事に、もっと多くの人が気づいたなら、明日はもう少し良くなる気がします。少なくとも、この二人はそれに気づいたと信じたいです✨️

    作者からの返信

    天川さん、コメントと星、ありがとうございます!

    大人になると、それぞれが拘りだったり大切なものだったり、それぞれの特性だったりをぶつけ合いながら生きていて、共存しなければいけなくて。そんな中でどうしてもすり減りやすいタイプの人がいるのも事実です。
    本当はのらりくらりと躱しながら上手く生きていかなきゃならないんですけど、集団や個人が難しく生きるように強制してくることも多い。そして大概、強制してくる人は集団の中でうまく立ち回れるタイプの人が多いです。笑

    どうしたって不器用にしか生きれない人もいるんですよね。それで、それなりに器用に生きれる人は不器用な人を見ると腹が立つんでしょう。真面目にやれって。こっちは真面目だってのに。
    他人がシンプルに生きていくことが気に食わない人がいる世界で、もう少し図太く生きれるようになって欲しいですね。この二人には。

  • この度は企画「【書き下ろし】お題『青:異常』」に参加していただきありがとうございます。

    あの、めちゃくちゃ好きです。もっとかっこよくて気の利いた言葉たちで感想を紡げたらよかったんですけど、できそうにないほどに刺さりました。
    はじめは静かな物語なのかな、と思いながら読んでいたのですが、徐々に勢いが増していって、あの爽やかなクライマックス。最高でした。

    『この青はもしかしたら地元に繋がっている空かもしれないし、赤になりかけの青信号かもしれないけれども。』

    ここ!!!ここ大好きです。切り取られた青の、そこに繋がる部分に思いを馳せて描写するというのが斬新な発想で喰らいました。

    改めて、素敵な作品をありがとうございました。読めて良かったです。

    作者からの返信

    隣乃となりさん、コメントと星ありがとうございます!

    何か意外と今回僕にしては周りからの評価高いのですが、改めて読み返すと雰囲気だけで書いたんじゃないかと思ってしまいました。笑
    多分、僕の文章は揮発してしまったのでしょう。そしてそれは、読んでくれた皆さんにちゃんと文章を渡せたということです。そう思うことにします。

    >この青はもしかしたら地元に繋がっている空かもしれないし、赤になりかけの青信号かもしれないけれども。

    深く、茫漠な青に向き合った時に、意味もなく意味を求めてしまう。
    それは、選択肢があるという幸せでもあるし、まだ先のある不安に押しつぶされそうになりながら藻掻いている途中でもあるということだと解釈しました。
    それは、異常ではなくおそらく自然なことです。

    相当良い文章を書けて良かったです。

  • はじめまして
    読ませていただきました

    すーっと自然に入る文章に脱帽です
    読みやすくて、医療事務というワードに
    親近感を感じてしまいました

    お局様の話、どこでもあるあるですよね
    何度も頷いてしまいます

    運転している時のエピソードも想像できます

    素敵な作品をありがとうございました(^^)

    作者からの返信

    もちっぱちさん、コメントと星ありがとうございます!

    簡単な表現とシンプルな展開だけで話を作るように心がけてますので、ちゃんと伝わって嬉しいです!
    青空の下、何でもない道を友達と一緒に走るのは最高に楽しいことなんだと思います。
    仕事の愚痴を言い合ったり、好きな趣味の話をしたり。一緒にいながらも依存せず、お互い好きなことをしていられる。
    死ぬ前にもう一回くらい、友達と旅に出たいですね。

  • 語彙力仕事しろって感じなんですけど、ほんと、よかったです。好き

    こっちまですっきりとした気分になれたというか、ふっきれた!って感じで。
    こういう空気感で話せる・騒げる・馬鹿できる友達にはやっぱ憧れます

    素敵なお話をありがとうございました!

    作者からの返信

    ぽたとさん、コメントと星ありがとうございます!

    社会人になってからは中々こういった遊び方出来てないので、また昔の友達と旅行行けたらなと思いますね。
    友達、大事です。


  • 編集済

    すごい! すごいじゃないですか!! 鷹仁さん! 最後の締めの文章も良かったです!
    お局様でもパワハラ上司でも、厳しい先輩とは違うわけで、性格の問題とか、悪辣は誠実を挫くとか、まあ、いろいろありますが、そういう分析はともかくとして、このエッセイの文体といい、車に乗って一緒に走っているかのような文章といい、柔らかさと軽やかさと、胸に響く表現と、どれも素晴らしいです! そして優しさに溢れている!
    僭越ながら、このエッセイを小説にされてはいかがでしょうか。文芸賞の公募で受賞を狙われてみては!
    いやいや、本当に脱帽ものでした
    ブラボー!!!

    ※返信
    すみませんでした!てっきりエッセイジャンルだと勘違いしていました。実話をもとにした作品だったのですね。そのままとのことですので、レビューは変えませんが、実話エッセイと思わせるほどの完成度の高さだと思います。いや、やはり訂正はさせてください!すみませんでした

    作者からの返信

    淀川さん、コメントと素敵なレビューありがとうございます!

    この話、百パー実話という訳ではないのですが、実話にしたかったことだとか、ちょっとズレた実話だとか、胸の奥底にある悩みを集めた作品です。そして、それを供養するために書いた話でもあります。
    ※レビューはあのままでお願いします。笑
    よくネットで「作者は実際に体験したことしか書けない」と議論されてますが、強く願ったことも巨大な創作エネルギーになるので、これが答えなのかなとも思います。

    エッセイ、小説、色々調べてみましたが定義もあんま分かんないし、あるもの書いたって感じで公募どうするかな~という感じです。もしかしたらある時ふと気が向くかもしれません。笑
    最近、自分でも分かるくらい進化してるような手ごたえがあります。
    鷹仁賞に来た作品を読み漁ったからでしょうか。そして、企画主として、集まった作品悉くを撫で斬れるようなものを残したかったからでしょうか。
    感化されて、それに応えるというのは孤独じゃなくて大変いいですね。

  • はじめまして、おはようございます。
    企画に参加していただき、ありがとうございます。
    感想を寄せさせてください。

    御作には、北海道の広大な景色と主人公たちの鬱屈が鮮やかに重なり、青信号に進めない心情の比喩が効いていますね。

    社会や職場への不満がクラクションと共鳴し、笑いに変わる瞬間が爽快で切実。旅が「逃避」でありながら「帰る決意」に転じる流れが胸に残りました。

    ものすごく綺麗に纏まっていて、創作者として感動しました✨
    読ませていただき、ありがとうございます!
    引き続き、企画を楽しんでくださいね‪(*´﹀`*)‬

    作者からの返信

    宝積 佐知(mk*)さん、コメントありがとうございます!

    青信号と心情の重ね合わせや、旅の流れまで丁寧に読み取っていただけて嬉しいです。
    クラクションと職場の不満の共鳴は、まさに狙った部分だったので気づいてもらえて感激しました。
    企画を通じて、こうして深く作品を受け止めてもらえることが創作の励みになります。
    僕も他の作品を覗きに行かせていただきます。
    良い企画をありがとうございました!

  • 男同士のこういうのって、いいよね。
    一生経験できないのがちょっぴり残念だなぁ。

    作者からの返信

    いやほんとに昔の友達に電話して旅行行こうぜって言いたいんですけどね。
    夜中に思いついて、友達とレンタカーで青森から函館に渡った思い出が蘇ります。