役目を終えた人工衛星や宇宙ステーションは、落下して深海へと沈む。
帆村サクラは、そのようなスペースデブリを回収する仕事をしている。
ある日、月代トオルという青年が、父の遺したAI「アークライト」の回収を依頼しに来た。
海底火山の噴火により、危機に瀕するサクラ。その時アークライトが思わぬ反応をする。
深海のシーンは臨場感があり、読む者を強く惹き付ける。
また、希望にあふれるストーリーには、「失敗」を経験した人を勇気づける力がある。
短編でありながら、読みごたえは抜群。
後悔や苦しみの中にある人にも、ぜひ読んでいただきたい。