灼熱の砂漠を舞台に繰り広げられる王子と従者の逃避行。第1話から緊張感のある宮廷劇で掴まれ、その後の旅路では生死をかけた緊迫感と、二人の軽妙な掛け合いが絶妙に交錯します。珪盈の誇り高さと弱さ、ハーリドの寡黙な忠誠と温もり。そのコントラストがどの場面でも生きていて、会話一つ、仕草一つに心を奪われました。ときにユーモラスで、ときに切なく、確かに積み重なっていく絆の描写がとても魅力的です。