第30話 絵島vs千鶴 昭和温泉宿の夜 レズバトルキャットファイト


# 温泉宿の夜


「絵島さん……もう辞めてくれませんか」


「千鶴……あなたこそ……諦めるべきよ」


深夜の温泉旅館の廊下は静寂に包まれていたが、その一角だけは異様な熱気と緊迫感が漂っていた。壁に掛けられた古びた掛け軸が微かに揺れ、床板が軋む音が響く。浴衣の裾が乱れ、白い足袋が擦れる音が廊下に反響する。


「あの人を……愛しているのは私なの!」


絵島の声には悲痛な叫びが混じっていた。彼女の長い黒髪は汗で額に貼り付き、普段は上品に整えられている顔立ちも今は歪んでいた。


「いいえ……私が先に出会ったのよ!」


千鶴は浴衣の襟をつかみながら言い返した。その指は白くなるほど強く握られ、彼女の怒りが伝わってくる。二人の間にあった距離は一瞬にして詰まり、次の瞬間には互いの胸ぐらを掴み合っていた。


「うっ!」


絵島が千鶴の浴衣の襟を引き寄せると、彼女の首元から湯上がりの匂いが漂った。その香りに一瞬動きを止めた隙に、千鶴が絵島の頬を平手で叩いた。


「パチン!」


乾いた音が廊下に響き渡る。絵島の目が細くなり、彼女もまた千鶴の頬に同じように手を振り上げた。


「バシッ!」


痛みに耐える千鶴の表情を見た絵島の目に、さらに怒りの炎が灯った。


「どうして……どうしてあの人なの?」


絵島の声が震えた。彼女の拳が千鶴の肩に振り下ろされる。千鶴も負けずに肘を絵島の脇腹に打ち込んだ。


二人は互いに押したり引いたりしながら廊下を移動していく。絵島が千鶴の髪を掴もうとすると、千鶴は絵島の腕を払い除け、代わりに彼女の髪を強く引いた。


「痛っ!」


絵島の顔が苦痛に歪んだが、すぐに反撃に出た。今度は千鶴の浴衣の袖を掴み、強引に引っ張る。布地が裂ける音が聞こえた。


「許さない……絶対に!」


千鶴の言葉と共に、彼女の爪が絵島の頬を掠めた。赤い線が頬に浮かび上がる。


二人はそのまま廊下に倒れ込み、絨毯の上で揉み合いが始まった。浴衣が徐々に乱れていき、素肌が露わになっていく。絵島が千鶴の髪を掴んで押し倒すと、千鶴は膝で絵島の腰を蹴った。


「ぐっ……!」


バランスを崩した絵島が横倒しになると、今度は千鶴が絵島の上に乗る形となった。彼女の指が絵島の浴衣の帯を掴み、力任せに引きちぎる。白い帯が床に舞い落ちた。


「私のものよ……全部」


千鶴の声は冷たく、憎しみに満ちていた。彼女は絵島の浴衣の合わせを両手で掴み、力いっぱい左右に引き裂こうとした。


「やめて!」絵島が叫ぶ。


しかし千鶴の力は止まらない。布地が悲鳴を上げるように裂けていく。絵島の白い肌が露わになり始めたとき、絵島は最後の力を振り絞って体を捻り、千鶴の脇腹に拳を打ち込んだ。


「うぅっ……!」


千鶴の体が僅かに揺らいだ隙に、絵島は身を翻して上を取り返した。今度は絵島が千鶴の上に跨り、彼女の両肩を畳に押し付けた。


「この女……!」


絵島の拳が千鶴の顎に当たりかけた瞬間—


「バターン!」


大きな音がした。二人のすぐそばにあった障子が開き、従業員らしい男性の姿が現れた。突然の出来事に二人の動きが止まる。


「あの……お部屋の準備が……」


言いかけて従業員は二人の様子を見て言葉を失った。破れた浴衣、乱れた髪、赤くなった頬、そして何よりも二人の間に漂う殺気に似た空気。彼は何も言わずに深々と頭を下げ、「失礼しました」と小さな声で言って障子を閉めた。


一瞬の沈黙の後、絵島と千鶴は再び互いを見つめ合った。従業員の介入は二人の間の闘志を消すどころか、逆に燃え上がらせたようだった。


「まだ終わってないわね」


絵島が立ち上がりながら言うと、千鶴もゆっくりと身体を起こした。


「当然よ……決着がつくまで」


廊下には破れた帯や浴衣の破片が散らばり、二人の足跡は明らかに別の方向へと続いていった。それぞれ自分の部屋に戻ったのだ。


しかし翌朝、食堂で再会した二人は一言も口を利かず、互いの存在を無視し続けていた。それでも時折視線が交錯するたび、そこに宿る敵意は消えていなかった。


温泉宿の騒動はこれで終わったように見えたが、真の決着はまだ遠かった—



# 白熱の決闘


「うっ……!」


千鶴の長い黒髪を掴んだ絵島の指が力強く引かれる。痛みに顔を歪ませた千鶴は、即座に絵島の髪にも手を伸ばした。両者が髪を掴み合ったまま、互いを引き寄せる。


「離せっ!」


千鶴の叫びと共に、二人は廊下に倒れ込んだ。転がりながらも髪を離さない二人の顔が至近距離に近づく。次の瞬間—


「ガブッ!」


「痛ぁっ!」


千鶴の唇が絵島の腕に噛みついた。絵島は反射的に千鶴の頬に爪を立て、鋭い痛みを与える。


転がりながらも両者は互いの優位を奪い合う。絵島が千鶴の上になったと思えば、すぐさま千鶴が身を翻して逆転する。


「ふん……っ」


絵島は千鶴の浴衣の襟を掴み、強引に引き寄せた。その瞬間—

「きゃっ!」


千鶴の足が滑り、二人はさらに激しく転がった。絵島は千鶴の背後に回り込み、両腕で首を絞めにかかる。


「窒息は……ダメでしょう!」


千鶴は咄嗟に絵島の腕を振り払い、今度は絵島の手首に噛みついた。


「ううっ!」


絵島は歯を食いしばり、痛みに耐えながらも千鶴の髪をさらに強く引く。廊下の照明が二人の影を長く引き延ばし、激しい動きに合わせて揺れ動く。


「いい加減に……っ!」


千鶴は全身の力を込めて絵島を押し倒した。今度は千鶴が上になり、絵島の胸元に手を伸ばす。乱れた浴衣の合わせ目から覗く肌に爪を立て—


「あっ!」


絵島が悲鳴を上げた。だが同時に彼女の膝が千鶴の腹部に入り、相手も息を詰まらせる。


転がり続ける二人の周りには、乱れた衣服の切れ端や簪が散らばっていく。互いの髪は絡み合い、解けることなく互いをつなぎ留めていた。


「絶対に……!」


「譲らない……!」


言葉を交わすことなく、二人の争いは続いた。廊下の端まで転がったところで、千鶴の手が壁に当たり—


「ここが勝負よ!」


彼女は壁を支えにして立ち上がりかけたが—


「甘いわ!」


絵島もまた残された力を振り絞り、千鶴の足首を掴んで引き倒した。


再び二人は床に転がり、髪を掴み合い、互いの身体に牙を向ける—


# 肉体の戦い


廊下での転がり合いが続く中、絵島の指先が偶然にも千鶴の胸元を掠めた。


「ひゃっ!」


思わず声を上げた千鶴の隙を突いて、絵島は完全に上を取り返す。破れた浴衣の隙間から覗く白い肌に目を留めると、彼女は躊躇なく千鶴の胸を掴んだ。


「ううっ!」


苦悶の表情を浮かべる千鶴だが、それも一瞬。彼女も絵島の胸に手を伸ばし、指に力を込める。


「痛……いっ!」


絵島の表情が歪んだが、彼女の手は千鶴から離れることはない。


「こんなことで……っ!」


千鶴は歯を食いしばり、さらに強く握り返す。二人の胸は互いの手によって形を変え、痛みが走るたびに身体が跳ねる。


「あの人を……愛するのは……私だけ……!」


千鶴の呟きと共に、彼女の指が絵島の胸の敏感な部分を捉えた。


「あっ!」


予想外の刺激に絵島の力が緩む。その隙に千鶴は素早く体を入れ替え、今度は自分が上になる。絵島の髪を再び掴みながら、彼女は絵島の浴衣の隙間を広げようと爪を立てる。


「この……っ!」


絵島も必死に抵抗し、千鶴の帯を掴んで強引に引き剥がそうとする。半分脱がされた浴衣から露わになる肌に、二人は互いの攻撃を集中させる。


「嫌……っ!」


千鶴の悲鳴が上がった。絵島の指先が彼女の最も敏感な箇所に触れたからだ。慌てて足を閉じようとするが、既に遅い。


「ふふ……感じているのね」


絵島の嘲笑に、千鶴の目が怒りで燃え上がる。彼女もまた、絵島の秘所を狙って指を滑らせる。


「んっ!」


二人は互いの弱点に触れ合いながら、髪を引っ張り合い、唇を噛み合い—廊下の端まで転がり続けた。彼女たちの周りには、はだけた浴衣の切れ端や乱れた髪の毛が散らばっていた。


「終わりにするわよ……」


絵島の声が震える。それは快感ではなく怒りによるものだった。彼女は千鶴の最も繊細な場所を両手で捉える。


「やめなさいっ!」


千鶴もまた、同じように絵島の急所を攻める。二人の喘ぎ声と痛みの叫びが入り混じる中—


「もう……許さない……」


絵島の言葉と共に、彼女は千鶴のそこを容赦なく—


「うっ……ああっ!」


千鶴の身体が弓なりに反り返る。しかし彼女も諦めてはいない。絵島のそこを摘み、握りしめる。


「ぐっ……!」


絵島の顔から血の気が引いた。痛みと屈辱に耐えきれなくなったのか—いや違う。これは単なる痛みではない。


「これが……貴女の敗因よ」


千鶴の目が勝利を確信していた。しかし絵島もまた譲らない。二人は互いの弱点を押さえつけたまま—


「ここで……終わらせてあげる……」


# 疾風怒濤の決着


「もう……終わりにするわよ」


千鶴の声は低く唸るように響いた。二人は既に廊下の端から端まで何度も転がり合い、服はほとんど原型を留めていなかった。


「望むところよ……」


絵島の答えとともに、二人は互いの髪を力強く掴み合い、再び床に転がる。


「あうっ!」


千鶴の悲鳴が上がった。絵島が彼女の耳たぶを噛み千切らんばかりに牙を立てる。


「痛い……放せ……!」


千鶴は即座に反撃し、絵島の肩口に思い切り歯を立てた。


「くっ……!」


二人は互いに顔を押し付け合い、肩や耳に噛みつきながら転がり続けた。廊下の照明が点滅し始めても気に留める余裕はない。


「こんな女なんかに……っ!」


絵島の言葉が途切れた。千鶴が彼女の太腿に強く噛みついたからだ。


「うぐっ……!」


痛みに耐えかねた絵島だが、すぐに反撃に出る。彼女の指が千鶴の脇腹を掴み、強く押し込む。


「あっ……!」

二人は髪を引っ張り合ったまま、廊下の角を曲がった。

# 暗闇の決着


「もう……逃げられないわよ」


千鶴の声には勝利の色が混じっていた。廊下での激しい転がり合いの末、二人は宿の一室に転がり込んでいた。襖が勢いで開き、月明かりが差し込む薄暗い室内には、すでに乱れた布団が敷かれている。


「ふん……」


絵島の唇の端から血が滲んでいた。しかし彼女の目は依然として強い光を放っている。


「まだ勝ったつもり?」

絵島の挑発的な言葉と共に、彼女は千鶴の髪を引いて強引に立たせた。二人は鏡台の前で互いを向き合う形になる。鏡に映る自分たちの姿—乱れた髪、破れた浴衣、赤くなった顔と体。あまりに醜く、それでいて奇妙な美しさがあった。


「あの人は……私のもの」


千鶴の言葉が終わる前に、絵島の拳が飛んできた。千鶴は顔面に衝撃を受けながらも、即座に絵島の肩を押し、鏡台に押し付けた。


# 宿命の対決 - 露天風呂での死闘


「はぁ……はぁ……」


鏡台が傾くほどの激しい衝突の後、二人は荒い息を吐きながら互いを睨み合った。そのとき—


「お客様? お部屋の状態が……」


廊下から宿の仲居の声が聞こえてきた。絵島と千鶴は咄嗟に互いの腕を取り合い、扉に向かって走り出す。


「ちょっと待って!」

「出てきてください!」


仲居の声を背に聞きながら、二人は裏階段を駆け下りた。裸足のまま石畳を走り抜け、ついに露天風呂の更衣室に辿り着く。幸いにも深夜ということもあり、他に客はいない。


「ここまで来れば……」

「邪魔は入らないわね」


千鶴の言葉に絵島が小さく笑った。しかしその笑みはすぐに消え、二人は再び互いに掴みかかる。しかし今度は廊下ではなく—


「キャッ!」


千鶴が絵島の腕を掴んだまま引きずり出したのは露天風呂の方だった。波紋を立てて湯船に飛び込む二人。


「冷たいっ!」

「でも……これなら平等よ」



湯の中で二人は互いの腕を掴み合い、水面から顔だけ出して睨み合う。


「さぁ……決着をつけましょう」

「望むところ……!」


絵島がまず動いた。湯の中で千鶴の腰を掴み、思い切り水中に引きずり込む。千鶴も負けじと絵島の髪を掴み返し、同じように水の中に—


「ごぼっ!」


二人は水中で互いの唇を塞ぎ合うように密着した。呼吸ができず苦しそうに水面に上がろうとするが、相手も同じことを考えている。


「ぷはっ! もっと苦しめ!」

「あんたの方がよ!」

再び湯に潜り、水中での格闘が始まる。髪を引っ張り合い、肩を叩き合い……


「ぶはぁっ!」

水面から顔を出した千鶴が咳き込む間もなく、絵島の手が彼女の胸を捉えた。


「きゃっ!」

「さっきのお返しよ!」

千鶴も即座に絵島の胸に手を伸ばし……

「あっ……!」


二人は湯の中で抱き合いながらもお互いの弱点を攻め続ける。体温が上がって湯の温度が上がるような錯覚すら感じる。


「降参しなさい」

「絶対に……!」

絵島が千鶴の首筋に噛みつくと同時に、千鶴も絵島の鎖骨辺りに歯を立てる。


「いたっ! この……!」

「あんたなんか……!」

二人は湯船から這い上がり、岩陰で本格的な肉弾戦を開始する。濡れた肌が月明かりに照らされ、互いの動きを映し出していく。


「もう許さない……!」

「私もよ……!」

絵島の拳が千鶴の頬を打つ。

「うぐっ!」

千鶴も反撃し、絵島の脇腹に肘打ち。

「んんっ!」


互いの攻撃で体が揺れるたびに湯船が波打ち、夜空に湯気が立ち昇る。


「あの人のことを忘れて!」

絵島の叫びと共に彼女の指が千鶴の急所を捉えた。

「いやぁっ!」

千鶴は身体を痙攣させながらも必死に耐え抜く。

「あの人を……愛しているのは……私だけ!」

絵島の言葉に反応するように千鶴も絵島の最も敏感な部分を—

「ひゃっ!」

今度は絵島が身を捩る番だった。


「どうして……こうなるの?」

千鶴の問いに答えはない。ただ互いの身体に刻まれていく傷痕だけが彼女たちの感情を語っていた。


「もう……終わりにしましょう」

絵島の声は震えていた。

「そうね……」

千鶴も同意する。

しかし次の瞬間—

「いや! 終わりになんかしない!」


二人は再び組み合い、岩肌に押しつけ合いながら互いの唇を貪るような接吻を交わした。それは愛情ではなく、憎しみと執念が作り出した奇妙な結びつきだった。


「さぁ……本当の戦いはこれからよ」

「望むところよ……絵島さん」


月光の下で二人の死闘はさらに激しさを増していく—


# 温泉宿での恋模様 - 続章


「ああ……!」


千鶴の悲鳴が露天風呂に響き渡った。絵島の手が彼女の急所を捉え、容赦なく力を加えている。


「終わりにしよう……?」


絵島の問いかけと共に、彼女は千鶴の最も敏感な部分をさらに強く圧迫した。


「や……やめて……!」


千鶴の声が震える。彼女は必死に抵抗しようとするが、絵島の腕力には敵わない。


「あの人が好きなのは……私よ」

絵島の言葉が千鶴の心を刺す。

「嘘……よ…」


千鶴は泣きそうな声で反論するが、それ以上に彼女の身体が正直な反応を見せ始めていた。


「感じるの? 私の愛に?」

「違……う…!」


千鶴は必死に頭を振るが、その瞳は潤み始めている。


「素直になれば楽なのに……」

絵島は優しく囁きながらも、手の動きは止めない。

「んっ……あっ……!」


千鶴の吐息が熱くなっていく。彼女は羞恥と快感の狭間で揺れていた。


「あの人も喜ぶと思うわ……私たちの絆を知ったら」

「そんな……こと……」


千鶴の抵抗が弱まってきたことに気づいた絵島は、さらに大胆に攻め立てる。


「ほら……もっと感じていいのよ」

「いや……だ…っ!」


千鶴の声には明らかな拒絶があったが、その身体は正反対の反応を示していた。


「認めなさい……私が欲しいって」

「うう……」


千鶴の膝がガクガクと震え始める。

「お願い……もう……」


その言葉を聞いた絵島は、満足げな笑みを浮かべた。

「よく言えたわね」


彼女は千鶴の耳元に口を近づけ、


「次は私を気持ちよくさせてくれる?」

「え……?」


千鶴が驚いた表情を見せる中、絵島は彼女の手を取り—


「さぁ……続きをしましょ」

「ちょっ……待っ……!」


二人の死闘は新たな局面を迎えようとしていた—


# 恋の修羅場 - 最終章


「さぁ……続きをしましょ」

絵島の誘惑に千鶴は困惑していた。目の前の女性に操られているようで屈辱的だったが、身体の奥底からは抑えきれない欲求が湧き上がってくる。


「やめて……」


千鶴の抵抗も虚しく、絵島は彼女の手を取って自らの胸に導いた。


「触れなさい……あの人に触れられるより……もっと感じさせてあげる」


千鶴は混乱しながらも指を動かしてしまう。

「んっ……!」


絵島の小さな悲鳴に千鶴の鼓動が早くなる。


「そう……もっと強く……」

「こ……こう?」


千鶴の指先が絵島の乳首を捉えると、彼女は艶めかしく身をくねらせた。


「ああ……そこ……いいわ」

「絵島……さん……」


千鶴の呼びかけに答える代わりに、絵島は千鶴の首筋に舌を這わせた。


「んんっ!」

千鶴が身を震わせる。

「可愛い反応ね……」


絵島の言葉に千鶴の顔が真っ赤になる。


「もう……やめてください……」

「嘘つき……本当は嬉しいくせに」


絵島の手が千鶴のスカートの中に入り込む。

「ひゃっ!」


千鶴の下半身が硬直した。

「ここが……一番敏感なのよね?」


絵島の指が千鶴の最も敏感な場所を探り当てる。

「や……だ…!」


千鶴の叫びと共に絵島は微笑んだ。

「さぁ……最後の仕上げよ」


彼女の指がさらに深く潜り込んでいく。

「あっ……!」


千鶴の身体が弓のようにしなる。

「感じてる……わね」


絵島は嬉しそうに呟きながら指を動かし続ける。

「んっ……ああっ……!」


千鶴の口から漏れる喘ぎ声が夜空に溶けていく。

「もう……だめ……です……」


千鶴の意識が朦朧としてきたその時—


「あの人とのことは……忘れて」

絵島の囁きが千鶴の耳に届いた。

「あなたを……愛してるの」


その言葉と共に絵島は千鶴を強く抱きしめた。


「わたし……も…」


千鶴の答えはかすかだったが、絵島には十分だった。二人は深いキスを交わしながら、夜が明けるまで互いを求め続けた。月光の下で交わされる情熱は、もはや嫉妬ではなく愛へと変貌を遂げていたのだった。


動画はこちらhttps://x.com/nabuhero

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