営業リベンジ

サイスタの街内部 市場内


「1週間たった、売り子も営業戦略も得た、商人ギルドで営業許可書をもう一度発行してもらった営業するぞ!」


「はぃ 頑張りますぅ」

「むーむー」(初の仕事、頑張るぜ。)


皆は気合を入れて屋台を開く。


1週間掛けて練った案は様々ある、ヒレカツ用にレモン汁トッピング追加、被鮫の料理スキル7レベルの宣伝などその他皆に役割もある。


被鮫は怖がられて客足を遠ざけさせないため顔を下に向けて料理だけに専念する。


スーワは被鮫の料理スキルレベルを宣伝しながら会計や料理スキルの邪魔をしない程度の料理の手助けをする。 獣人差別用に帽子とスカーで獣人の変装を変装で隠す。


チャーミングサキュバスもといサキはエプロンを付け、無言で笑顔を振りまきながら愛想よくして売り子をする。 ちなみに名前は不便だからと被鮫になずけられた。



ガチャガチャ ジュージュ


「オッケー焼き鳥完成匂いで客来い。」


「フォレストファイアドラゴンの串焼きいかがですかぁ? なんと料理スキルレベル7の人が作ってますぅ いかがですかぁ?」




そうやって営業を続けていると客がやってきた。


「うーんいい匂い串焼きか1本くれ。」


注文が来るとサキは紙を持って客の目の前に立つ。


「ん? なんですか」(うわこのこめっちゃ可愛いエプロンが似合ってる)


バシッ サキが紙を見せつける。


「えーと何々、フォレストファイアドラゴンの串焼き大銅貨4枚、揚げオーク肉の串は大銅貨6枚に、レモン汁トッピングで銅貨5枚か高いな。フォレストファイアドラゴンの串焼きほかのところで大銅貨2枚とかだぞ。」


値段が高いといわれるとサキは紙の一部を指さす。


「料理スキルレベル7の人が作ってますだって!? これほんとか?」


「おうほんとだぜ俺のスキルを見ろ。」





------------------------

 

東瀬被鮫 LV1   HP270

          MP8 SP120

種族 人族 年齢16才

戦闘職業「魔剣士」  生産職業「料理人」

筋力109 防御77

素早さ87 魔高4 魔防58

 

アクティブスキル         パッシブスキル

『スラッシュLV1』       『「短剣術LV3」』

『「パリィLV2」』       『「料理LV7」』

                『「調合LV7」』

                『調合人』

                『調理人』

 

 


 

                 「☀️」「☀︎」

------------------------


被鮫は下を向いたままステータスを見せる。


「ほっほんとださっきは串焼き1本って言ったけど3本くれ。こんなもの滅多にどころか人生で食べれるかわからないぞ。」


「了解、3本ね出来立てのがあるからサキ渡してやれ。」


そう言われてサキは出来立ての串を3本を渡して、客は3本分のお金を渡して串焼きを購入する。


そして手渡しする際サキはとびっきりの笑顔を客に向ける。




           ニコォ!!!


(うわぁぁぁぁ!!!!かわいいいぃぃぃ!!!!!)


客はあまりの可愛さに心拍数が跳ね上がり、せっかく買った串焼きを落としたが、瞬間でサキがキャッチして客に返す。


「あっありがとうね まっまた来るよ。」


そう言って逃げるように駆け足で離れていった、そうして見えなくなったころに


「うま!」


と声が響いてきた。






「しゃあ、うまくいったな客が来て購入した。」

「やりましたねぇ 1週間案を練ったかいがありますぅ」


「むーむー」(客ひとりでそんな喜ぶのか...)




そして作戦のおかげで次々来る客達、とサキのおかげか来る変態達、と変態達を詰め所に連れてく衛兵達。

様々なことが起きたが被鮫達はそれらをいなした。







空がオレンジ色に輝き太陽が去る時間、

これを合図に大半の飲食系統の屋台が閉まっていく。

夜中になると危ないし、食べ物の需要が減るからだ。

そうして被鮫達はあとかたずけをしていた。



「いやーたくさん売れたな。」

「ですねぇ この調子で行けば完売も夢じゃありません」


「だな、それでだ元々金を稼ぐ理由は覚えているか?」

「みんなを生存させるための鉄装備とぉ アクセサリーですよねぇ」

「そうだからあとかたずけが終わったら、鉄の牙以外の店を見つけに行こう。」


「わかりましたぁ」


そうして被鮫達はあとかたずけを終え街に入る際借りた宿屋の部屋に荷物を置き、夜の街に出かけていく。













スタスタスタ。



「暗ぇ~電柱とかないからまじでくらい。」

「むーむー」(被鮫明かりかなんか持ってないのか? 準備悪いなー)

サキが被鮫を貶すが発声器官が未発達だから被鮫には聞こえておらず、スーワに翻訳を頼む。


「スーワ今サキなんて言った?」


「えーとぉ 明かりはないかって聞いてますぅ」(最後のところ言ったらぁ 被鮫さん怒るでしょうか?)

「明かりないんだよな。すまん」


「むーむー」(しゃーない、少し裏技使うか。)


「裏技ぁ?」様な


サキは自分の突起の様な手を掲げピンク色の粒子をばらまく。


「サキ!? 何してるんだよ!?」

「むーむー」(被鮫うるさい、粒子ばらまいて空間把握してるんだよ。)


「なんて?」

「粒子ばらまいて空間把握してる見たいですぅ」


「そっそうか、でもこんな街中でそんなことしてもいいのか?」

「夜中ですしぃ 気づいても粒子を吸い込めば魅了状態になるのでどうとでもなりますぅ」

「むーむー」(そうだぞ被鮫だから落ち着け。)


数分間サキは粒子をばらまきアクセサリーが売ってそうな店を探す。


「むーむー」(看板に粒子をあててへこみで文字を認識して...宿屋...レストラン...防具屋あった!)


「防具屋を見つけた見たいですぅ」

「ナイスだサキ!」

「むーむー」(ふっ、まあ俺だからなこっちだついてこい。)


「着いてきてぇ と言ってますぅ」

「了解」



のそ...のそ...のそ


「...何してんのサキ」



自信満々でサキは移動したが魅了と幻惑スキルがレベル8の代償として移動速度が脅威の1! カタツムリより遅かった!



「むーむー」(えっ俺初めて歩いたんだけどこんな遅いの!?)


「まぁ 今まで抱きかかえられたりぃ 荷車に乗ったりで動いたことないですもんねぇ」

「そういやダンジョンコアが一部のステータスが1か少ないとか言ってたな。しゃーない運んでやるよ。」


そう言って被鮫は子供が人形を持つように抱きかか。


「むーむー」(何が悲しくて被鮫の胸に抱かれないといけないんだ。別に男はいけるけど)


「えーとぉ サキさんが胸に抱かれるのが嫌みたいなのでぇ 頭にでも乗せるのはづですかぁ?」

「了解、ほら頭に乗れ」


抱えてたサキをバランス良く頭にのせる。


「髪の毛つかんでもいいから落ちるなよ。」

「むーむー」(別に被鮫の頭じゃなくてもよくね? スーワちゃんに抱えられてイチャイチャしたかった。)


(何かサキが言ってるけど多分俺に感謝してるんだろうな。)

「どういたしまして」


「?」

(すれ違いが起きてますぅ)


そうしてすれ違いが起きたが被鮫達はサキが案内し、夜の街を練り歩いて、防具屋についた。




カランカラン

「ここにアクセサリー売ってますか?」


「なんだい客か? 悪いが店じまいだ明日きてくれ」

店にはあとかたずけをしている被鮫より頭1つ分身長が高い店主がいた。

「ちっ、まじかー」


そう被鮫が舌打ちをすると


「あっ? 夜中に来るそっちが非常識だろ?」

「被鮫さんおちついてくださいねぇ」


被鮫が起こりそうな場面になり先にスーワは釘をさす。


「わかってるよこっちだって非常識だったし、そんなことじゃ怒らない」

そう言って被鮫は180度振り返り店を出る。


「2色の狐のガキに、肩車したピンクのガキを侍らせてよぉ、このロリコンが」


被鮫は合計360度振り返り店主に顔を向ける。


「てめぇなんつった!!」


「あーもぅ」

「むーむー」(任せろスーワ)


けんかする2人、止めようとする2人


サキは被鮫の頭の上で突起の様な手に粒子を集めてふー、と店主に吹きかける。





ぽやんぽやんぽやん


「ん あれ?? そのピンクのガキいやお嬢さん そんなに... わぷっ」





被鮫視点サキは突起の様な手を伸ばして店主の口に入れ、店主は最初それにうろたえたが次第気持ち悪い顔をして、手を絡めるようになめ始めた。


「気持ち悪、何してんだ?」


「恐らく幻惑スキルで何かしてるんじゃないですかぁ? 私たちにはかけてないのでぇ スライムが手を伸ばして口に手を入れてる本来の景色しか見えているんだとおもいますぅ」


「じゃああのおっさん視点、別のものが見えてるってことか」


そう言いあってるとサキは手を口から離す。


「おっ、終わった」


「むーむー」(ふぅ、だいぶいい感じに性をとれたな、スーワこいつに店をまだ少し開いてアクセサリーをくれ。その代わりまた同じのをかましてやるから。って言ってくれ)


翻訳を頼まれたスーワは可愛く演技をしながら言う。

「わかりましたぁ おじさんサキちゃんがお店を少し開いてくださいって言ってるぅ あとアクセサリーも頂戴ってぇ」


「なっ、なんだって! 店を開くのはいいがアクセサリーをって1つ金貨10枚とかだぞそれにいきなりあんなことしやがって俺には愛する女房g」


長々しく話しアクセサリーをくれない店主に嫌気がさし、サキは手をまた口に入れる。


「んっ//   ♡ ぐちゅ れろぉ 」

店主は一瞬驚くがまたきもい顔しながら手を舌でなぶる。


「うわっきんも俺の上で気色の悪いことすんなよサキとこのハゲおやじ」


「ぷはぁ.....まあ うん♡アク セサリーね、何が欲しい?」

サキが手を引き抜くと店主は気の抜けた表情で絶え絶えの声で要求を飲む。


「まじ!? くれんの? サキナイス交渉」

「じゃあ1人1つもらいましょぅ」


「むーむー」(はっ、すごいだろ俺! あと俺あの指輪ほしい)


「はぃ 再生の指輪ですねぇ」

スーワは棚から赤い宝石が生みこまれた指輪を取りサキの突起の様な手にはめる。


「うーんこの手鏡なんだ?」

「えーとそれは石化封じの手鏡って書いてありますぅ」


「ほーんデバフ無効ね。まあ手鏡自体ちょつとほしいしこれでいいか」


被鮫は手鏡を手に取り自分の顔とその上にいるサキを見つめる。


「うーん私はどれにしようかなぁ? あっこれいいかもぉ」


そう言ってスーワはミサンガを手に取った。


「良いミサンガだな。効果は何?」

「ダブルジャンプのミサンガですぅ 空中でもう1度飛ぶことができますぅ」

スーワはミサンガを付けると目の前で飛びそして空中でジャンプする。


「おおおすげー 俺も試したい、宿屋に帰ったら貸して。」

「はぃ」


「おじさんこれもらうけどいいよねぇ」


「あっ♡うんでもあれを...」

店主は照れながら先に近づくとサキが店主の口に手を伸ばす。


「はむぅ れちょ♡ んんん♡」



数分後、店主は股間を抑えながら満足そうな顔をし、被鮫達を見送る。



「いやーなにしたか知らんがナイスだサキ、タダでアクセサリーもらえたな後は鉄装備だけ。」


「さすがサキュバス魅了スキル8は伊達じゃありませんねぇ」

「むーむー」(だろもっと褒めろ、いやー褒められるし性を絞れたし今日は満足いく一日だったな)


「そう言えばあのおじさんに何してたんですかぁ」

「そうそう俺も気になってたんだよね。何してたの?」


「むーむー」(ベロチュー)


「...はぇ?」


「ん? どうしたんだスーワ、サキなんて言ってた?」

「えーとですぇ」

「なーにもったいぶんなって」


「ベロチューですぅ」










「は?」







─────────────────────────────────


チャーミングサキュバス


見た目は 丸い形状のスライムで見た目的には目や鼻はなく顔のないメタルスライムなような感じ


性格は男勝りで口が悪い いつか お前大声出せよそれともあれか?おまえのこかんのぶつと同じようにブイブイ言わせることができないのか? とか言わせたい


立派なサキュバスの一種で男や女の性を食べる 口が退化してるから液状のものしか食べれない 被鮫にチキンスープでも作ってもらおう








PSおじさんがあえぐシーンで不快に感じた人がいたらごめんなさい。


感想待ってまます!!



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