被鮫の丸一日クッキング!!

ダンジョン内 スーワがよくいる薬草畑


被鮫は料理しておりスーワは被鮫が炒めた薬草を食べてオレンジジュースを飲んだ。



モグモグモグモグ

ごっくん 

ゴクゴクゴクゴク


「ぷはぁぁぁ〜 美味しいですぅ」

「炒めただけだぞ。」

「料理スキルがLV6もあれば何しても美味しいですよぉ味も良くなるし失敗もしにくいですぅ」


「まあ確かに水で薄めたオレンジジュースも何故か濃かったしな。」

「これ薄めてあるんですかぁ?」


「あーうん 材料が少なくて他のやつも飲むから...」


その時足元から声がする。


カチカチ

「ママージュース美味しい。」

「パパのオレンジジュース好きー」

「...♡」ゴクゴクゴクゴク カチカチ

 

スワームたちがオレンジジュースを美味しそうにのむ。


「...特に子供達がな。」

「食べ盛りでぇ」


「子供の成長は早いな、まだ1週間も経ってないのにこんなに喋るしよく食べる、魔物って成長早いんだな。」


「はぃ」




スタスタスタ ズルズル


その時ゴブリンジェネラルが袋を引きずって持ってきた。



「あら ゴブリンジェネラルくんどうしたんですかぁ?」

「スーわセンパいこれどうゾオスそわけ」


ゴブリンジェネラルは袋に入った「肉」をスーワに渡した。


「あっ…これは…わぁ ありがとうございますでは早速子供たちといただきますぅ 被鮫さん料理してくれませんかぁ?あと子供たちが喜ぶのでぇ味見は子供たちにやらせてあげてくださぃ」


スーワは察して被鮫に忠告して料理を頼む。


「了解」


「ヒサメせんパいおれのブンもつくってクダサい」


「了解」






トコトコトコ


被鮫は調理場に向かい料理する。














「肉で何作ろうかなてか何の肉だこれ…まあいいか取り敢えず子供たちが好きそうなもので肉料理と言えばハンバーグだろじゃ早速作るか。」








「まずは謎肉を叩いて叩いて刻んでひき肉にして塩を振りかける、繋ぎに卵と牛乳をしみこませた黒パン…まあフレンチトースト用のやつ使うか、

卵をと牛乳しみこせ黒パンを混ぜて種を作って、楕円形に丸めて真ん中をへこませ手から手に軽く投げて空気を抜く。」


パンパンパン


「これでハンバーグのタネは完成そしてソースは…ソースどうしよ。」




被鮫は氷が入って箱を開け中の材料を見る。

中にはフレンチトースト用の材料の牛乳、卵、バターがある。


「うーんどうしよ合うかどうか知らんがベシャメルソースでも作るか?いや小麦粉がない、 いつもフレンチトーストでそれ以外の時はその分を生みだしてもらってるから材料がないんだよなぁ。」



トコトコトコ


その時笑顔のヴァンパイアが荷物を持ってやってきた。


「おい被鮫戦利品を入手してその中に食材があるんだがいるか?」

「おっまじタイミング完璧じゃん …戦利品?」


「ああさっき侵入者が来て1人殺したんだ、そいつともう1人の戦利品だほら。」


「大丈夫だった?」

被鮫が皆のことを心配する。


「ああ私とゴブリンジェネラルで対応して皆無事だぞ。」


「良かったじゃ袋くれ。」


ヴァンパイアは持ってた袋を被鮫にみせ中身を渡す。


「えーと干し肉にドライフルーツ、小麦粉、塩、なんかのスパイス、そして黒パンにこれは瓶? なんて書いてあるのこれ?」


被鮫は取り出した小さな瓶のエチケットラベルを見て読めないからヴァンパイアに読ませる。


「えーとだな ワインみたいだ。」


「おっまじ小麦粉もあるしこれでソースが作れる ありがとな。」



「別にいいただその代わり何を作るのかとHP回復バフの料理を作ってくれないか?」


「ああこれでハンバーグ用のソース、グレイビーソースを作る!あと料理は材料くれればやる。」


「そうかバフ料理とハンバーグ楽しみにしてるぞ。」

「バフ料理はともかくハンバーグをやるって言ってないが?」

「はぁ?」


ヴァンパイアが被鮫をにらむ。


「いや冗談だって量が少ないし他のやつも食うから少ないけど少しはやるよ。」

「感謝する」 パタパタ

ヴァンパイアの脇腹にある羽が荒ぶる。



「じゃソース作る前に肉汁いるからタネを焼くか。」


「火がいるな、火よわが手に集い火の粉を散らせ 『リル・ファイア』」パチン! ボッ

ヴァンパイアは詠唱を唱え、指を鳴らして指先からライターほどの火を出し薪に火をともす。


「おおおかっけー あとありがとな じゃ作るか!」
















「まずはフライパン代わりの鍋に油をひいて火にかけ、熱くなったらタネを入れて焼く。」


ジュー ジュー

「心地いい音だ」

「肉焼く音はいいよなてかサラミみたいなにおいがするな豚か牛肉か…でだ、片面に焼き色がついたら裏返して蓋をして薪を抜いて火を弱めて蒸し焼きにする、


...焼き終わったら1つとって中まで焼けているか確認し…完璧、完成ハンバーグ!」



「おお旨そうだ ちなみにソースは?」


「今作る 肉汁を回収して、バターを溶かす。」

「それフレンチトースト用のじゃないか?」


「黙れシェフに口出しするな、そして小麦粉を加えとろみをつけるそしてそこに回収した肉汁を入れに詰める、最後にさっきのワインと塩を入れてほい完成、グレイビーソースだ! これをハンバーグにかけて。」


チョロロロ



「完成じゃこれ運ぶの手伝ってくれない?」

「ああいいぞ」


被鮫とヴァンパイアは料理をスーワたちのもとに運ぶ。


トコトコ スタスタ







「おーいスーワ達とゴブリンジェネラル料理作ってきたぞ・」


カチカチ

「やったー あっラスボスさんもいる~」「パパのごはん~あとラスボスさん。」「…ご飯…ラスボスさん。」

カチカチ



「ヴァンパイアだ。」


「ほいハンバーグのグレイビーソース掛けだ。」

「わぁおいしそうですぅ」

「ウマそうだナ」



「だろじゃほら食べな。」


被鮫を除くみんなが食べ始める。


パクッ

「う~ん柔らかくてぇ肉汁たっぷりですぅ~」



「ウマい うマイ ナマでたべたよりウマイ」

カチカチ

『おいしいぃ パクッ パパの料理うまーい。』


皆が感想を述べおいしそうに食べる。


「被鮫私の分は?」

「余らなかったから俺のを半分やるよ ほら。」

スッ 被鮫はフォークで半分にしたハンバーグを渡す。



パクッ モグモグ

「うんうまいなソースがよくなじんで中までしっかり焼けてる、レアのほうが好きだがウェルダンもいいな。」


「ありがと じゃ俺もさっそくいただきます。」あーn






『!!!』

その時ゴブリンジェネラル、スーワ、ヴァンパイアが被鮫に「人肉」だときずかせないようにごまかすように動いた。



「被鮫ハンバーグの礼だ私の特製ブラッドソースはいるか?」

ヴァンパイアが指を切って血を垂らす。

「は?何急にいらんけど」

(時間を稼いだぞ頼む。)


スーワがうなずく。

コク(コショコショ) カチカチ「わかったママ!」


「パパ~お代わりほしい~」「私も~」「…もっと食べたい。」

カチカチ


「え~これしかないんだよな…まあ1口ずつならいいよ。」


スワームたちが口を開けて待機する。


あーん バクッ バクッ バクッ


『おいし~』

スワームたちは大きな1口で

全てのハンバーグを平らげた。


「うおぃ 全部いったじゃねーか1口でかすぎだろ。」


「キャハハハ おいしかったありがと。」「フフフフ ありがとパパ。」「.....ありがと。」


「はぁ まあいいかまあせめてグレイビーソースだけでも食うか。」 あーn


(まずいもう止めれない、かくなるうえは実力行使で…)

(マズいまずイ)

(やばいですぅ)





スタスタ

「おい被鮫貴様に用があるこい。」

突如ダンジョンコアが現れ、被鮫は食べる手を止め話を聞く。


(『助け船キター!』)


「魔物に渡すバフ飯のことなんだが材料渡すから効果時間が長いクリティカル確率上昇の料理を模索して作ってくれ。」


「了解、料理研究するわ。」


「...ミンな サラ あらうからクレ」

「はぃ どうぞぉ」 「ほらよ」


「ヒサメせんパいのモラウね」

スッ


「あっまだ食べてたのに。」


「ソースだけ食うと卑しいぞ貴様。」

「子供が真似したらよくないのでぇ」


「えぇマジかよ」



ゴブリンジェネラルが皿を持っていく。


「あっそうだ被鮫私のHP回復バフ料理忘れるなよ。」


「はぁ 了解じゃあメシ作ってくるわ!」















─────────────────────────────────────

ブール


盗賊の若い男 

名前の由来はモブのブ


モールと組んで斥候をしている

少しビビりな性格

ヴァンパイアに頭を串刺しにされ被鮫の手によりハンバーグになった



感想まってます!!



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