第7話  女子高生の調査︰新聞やネットの記事

 ◆2013年6月13日掲載『下校後 小学生4人不明』

 鈴が丘市の小学生4名が、下校後に帰宅しておらず警察と地域住民による捜索が行われていたことが分かった。捜索は午後20時から22時に行われるも、4人の手掛かりもなくその日の捜索は打ち切られた。

 4人は16:40ごろに鈴が丘市内の火葬場の敷地内に入っていく地域住民の目撃情報を最後に、足取りが掴めずにいる。



 ◆2013年6月27日の不審者情報『火葬場に不審な車、黒のワンボックスカー』

 鈴が丘市内にある火葬場に不審な車両が駐車されていました。車両は黒のワンボックスカーで、ナンバープレートの下部が谷折りに曲がっていました。

 児童の集団下校に参加していた教員が不審に思い声をかけたところ、車のドライバーは男で、奇妙な外国語と思われる言葉を話し南の方向に走り去ったということです。

 ドライバーは男、茶髪で黒のスーツを着ており、左頬に青色のかさぶたのようなものが確認されています。

 地域住民の方は十分注意をして下さい。



 ◆2013年7月5日掲載『患者不審死100件超! 看護師による連続毒殺事件』

 看護師Aが2011年から2013年に渡り、入院患者の点滴や注射に致死性の薬物を混入させ殺害していた事件で、病院が遺族に謝罪するとともに、警察や自治体に経緯などを説明していたことが分かった。

 警察によると、殺害後に病院から隣接する火葬場に遺体が移されていたという。火葬場との関連が疑わしい。

 実行犯の看護師Aは事件判明後、既に病院を退職しており、警察との任意同行後に行方が分からなくなっている。殺害された被害者は判明しているだけで222人。



 ◆2013年7月1日掲載『鈴が丘行方不明者、昨年比11人増。若いサラリーマンから児童まで』

 鈴が丘市役所と警察の発表によりますと、鈴が丘市における行方不明者数が7月末時点で昨年より11人増え、189人に上る見込みです。統計によると、全体の60%が成人で、35%が18歳未満の日本人、5%が未就学児という事です。



 ◆2013年7月25日『県内の永住外国人者数、急増。雇用拡大へ』

 県内の最低賃金が昨年10月に改定され、1,327円になっています。県内における外国人労働者数は昨年より1.02%増えています。

 病院の看護助手をはじめ医療従事者、冠婚葬祭業界などが人気で、労働人口と雇用が拡大され長時間労働の抑制に期待がかかっています。

 鈴が丘市の野火順暁のびじゅんぎょう市長は、「あらゆる人種の方にとって、働きやすい社会を作りたい」と会見で発表しました。

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