第19楽章 幸せですか?
男の人の優しさに触れると何故かあなたの
笑顔を思い出すの
もう三年も前の事なのに
私の方から別れ話を言い出したのにこの頃
急にあなたの手紙を読み返しています
唇触れて そして笑った
あの海辺の午後だけが
哀し過ぎるほど鮮やかに蘇ってくるの
幸せですか あなたは今
それだけが 気がかりです……
他人同士の触れ合いのなかに
ふと孤独な自分を
見つけて想い出 辿ってみます
男らしさの意味もわからず
あなたに物足りなさを
感じて愛を捨ててしまったのです
幸せ過ぎた短い季節が
幸せと思えなくなって
わがままでしょうか 好きな人が
できたわけではないのに
幸せですか あなたは今
それだけが 気がかりです……
唇触れて そして笑った
あの海辺の午後だけが
哀し過ぎるほど鮮やかに蘇ってくるの
幸せですか あなたは今
それだけが 気がかりです……
幸せですか あなたは今
それだけが 気がかりです……
【創作メモ】
失恋ソングの中では、多少毛色が変わっている詩です。
別れを切り出したのは、自分のほう。振られたのではなく、振った側の詩。なのに、少し未練が残っています。別れて三年経って、少し大人になる、あるいは、別の恋に出会う。経験を積む。すると、純粋だった頃(初期の恋愛?)の恋心が素敵な想い出として蘇ってくるのです……。
恋というものは、年齢や経験、はたまた、周りの環境によって、自分自身は同じ(つもり?)でも、恋の形は千差万別。あの頃のような恋がしたい!なんて、夢のまた夢……。ふっ!と、ため息をついて、素敵な想い出をくれた人の幸せを祈る。というドラマの世界ですよ!
実体験がないというか、自分の周りではあり得ない設定というか……。そんなわけで、選外となった詩です。
ライブで唄うには、照れ臭い歌詞ですからね……。
まあ、こんな詩も書いていた……、ってことで……。
そこんとこ、ヨロシク!
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