第2話 出生率をさげろ!
ある男は、自分が独身だと思って婚約者といっしょに市役所に行った。婚姻届を提出するためである。しかし、既婚者の扱い。まったく聞いたこともないような名前の人と夫婦になっていた。もちろん、面識はない。婚約者は、だまされたと思ってしまう。いったい、どういうことなのか説明してくれる?
こんなものは不当だと言っても、とりあってもらえない。すでに婚姻届は受理されております。カスハラは容認できませんね。警察を呼びましょうか?
中高年だけでなく、あらゆる年齢層にまでひろがっていった。
ヒダリマキによってのっとられた市役所・地方自治体。行政はすべてヒコクミンたちの手におちた。かれらの機嫌をそこねたら、役所での手続きを受けられないように拒否されてしまう。
全国各地の市役所・区役所・町役場が、おなじようなことになっていった。
中央政府は黙認していた。警察は手出しできなかった。取り締まることができないのだ。どうしていいかわからないので、そのままにしておいたのだ。
なんとか、このようなことをやめさせねばならない。くつがえしたい。
そのためには何年かかる?
若い人たちの出産計画が台無しになる。なるべくなら、未婚の母になることは避けたい。
いやいや、差別はけしからん。嫡出子と非嫡出子は、平等・対等なのだ。
現地出身者の出生率の低下が加速する。
少子化は少母化をうみだす。
しばらくこんなことがつづいたら、あとはもう、もとにはもどらない。
さあ、マンセイ的な労働力不足だぞ。ガイジンをジャンジャンよぶぞ。差別はけしからんぞ。
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