異界に出され、有名な武将が付いてきた(前編)

篠崎 ムツ

第1話 手術失敗、異世界へ

私は冬羽(とうは)、関東の通信大学の3年生。これから、体が弱い私は通信の大学にレポートを届けに行った後、倒れて病室にいた。

「あー、最近、倒れる頻度が多すぎる。思い切って手術を受けたい。だけど、勇気でないなぁ。中学生の頃まで、普通だったのにー。普通の生活に戻りたい。」

と嘆いていた。そこで、両親が慌てて、病室来た。

「冬羽、大丈夫?体調はどう?倒れた時にケガはなかった?」と母親が慌てて言った。

「うん。大丈夫。たまたまレポートで疲れが溜まってただけだと思う。」

私は心配かけぬよう母親に言った。そこで父親が「大丈夫で良かった。でも、伸ばしていた手術をそろそろ本当に考えないといけないかもな。」

と私の左手を取って言った。

「うん。私もそう思った。怖いけど、受けるしかないかな?」


私も苦笑いしながら、言った。

「無理は言わないけど、本当に考えなきゃね。」母親も少し暗い顔で言ってきた。

その後、少し世間話を両親と話をしていたら、医師が看護師と一緒に入ってきて、体調の確認と手術の紙を持って来てた。

「体調はどうですか?そろそろ本当に覚悟を決めた方がいいかもしれません。どうですか?」

とベッドのテーブルに紙を置いた。

「そうですね。もう受けなきゃと思っていました。お願いします。」

私は諦めに似た感情で小さな声で言った。

「分かりました。ご両親もそれでいいですか?」

と言われ、父親が

「お願い致します。」

父親も私の心身はもう限界だと悟った上で言った。

そこから、トントン拍子で手術の話が決まり、手術当日にあっという間になった。

「じゃあ、行ってくるね。」

私は言った。そうしたら、母親が泣きながら、「冬羽。頑張って。成功したら、うんと美味しい物食べようね!」と言って、父親も半べそでいる状態だった。そして、手術室に私は運ばれた。

手術室で麻酔薬を打たれ、私は意識が無くなった。

何か眩しい、そう思って、目を見開いたら、辺り一面、花や草原の光景が広がっていた。

私は悟った。手術は失敗したのだと。

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