死神の渡り紙
くろみつ
第1話
「あらい、ノート出せ!書くぞ!」
「山田、、、ほんとにやるのか?これ書くと死ぬんだぜ?」
「やるしかないだろ!せっかく死神のノートだ!これを書かねえとダメだ!カネはもらってんだろうが!」
「でもよ、やめようぜ、これは人殺しだろうが、」
「でもお前、もらったカネはどうする!組織では”殺せる”って言って、ふたりでのりのりだったじゃねえか!ここでビビったら組織に消されちまうぞ!」
「でもよ、、、」
「わかった、おれが苗字を書く。おまえは名前を書け!これで半分半分だ!どうだ!これで人殺しの半分で暴行罪だ!これなら平気だ!どうだ!」
「わかった!半分ずつだな!じゃあ、おまえ苗字を書け!」
「ああわかった、まかせろ、、、、よし書いたおまえの番だ!」
「よし、まかせろ、、、、、よし名前書いたぞ!これでふたりで殺したんだからな!」
「ちげえだろ!!!ふたりで殺したんじゃねえふたりで半分ずつ殺しただろ!」
ふたりの目のまえの男は倒れこんだ、もはや息はしていない。
「ほら死んだぞ!ほら死んだ!おまえが名前を書いたから責任はおまえだ!おれは苗字しか書いてねえ!」
「ふざけんなよ!ふたりとも同罪だ!ふたりで殺したんだ!!!」
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