第7話
身体が熱い事は気づいていた。
熱が出ているのも分かっていた。
それくらい、どーでも良いと想えるくらい、蓮華を1人ぼっちにさせちまった事に対しての後悔が、俺の中で膨れている。
ガッツン!
「お前さんは、俺が『長期戦になるから、それも覚悟しろ』と言った時、『上等だ』と答えたよな?」
リビングに入ってきた医者は、俺の胸倉を掴み、拳で俺の左頬を殴った後、そう言った。
「1年や2年で終わる事じゃねぇんだ。一生、後遺症と向き合う奴だって居る。だから、それなりの施設があるんだ。そんな事も分からねぇ奴だとは思ってなかった」
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